DDL ステートメントの実行の例 - Mule 4

データベース用 Anypoint Connector (Database Connector) の ​Execute DDL​ 操作では、データベースに対して DDL クエリを実行できます。データ定義言語 (DDL) ステートメントは、データへの直接アクセスやデータの変更を行わない特別な種別の SQL ステートメントです。代わりに、データ構造やストアドプロシージャーなどの作成、変更、破棄を行います。DDL ステートメントを使用して、テーブルや他のデータ構造内のデータを作成または変更することもできます。

Studio で Execute DDL 操作を設定する

次の例は、​id​、​name​、​description​、​price​、​discount​ という名前の列が含まれる ​electronic​ という名前の新しいテーブルを作成する ​Execute DDL​ 操作の設定方法を示しています。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで「​database​」を検索し、​[Execute DDL]​ 操作を選択します。

  2. [Execute DDL]​ 操作を Studio キャンバスにドラッグします。
    この操作は、テーブルを作成し、エラーがなければ ​0​ を返します。

  3. 操作の設定画面の ​[General (一般)]​ タブで、​[Connector configuration (コネクタ設定)]​ 項目の横にあるプラス記号 (​+​) をクリックし、グローバル要素設定項目にアクセスします。

  4. データベース接続情報を指定し、​[OK]​ をクリックします。

  5. 実行する SQL クエリを ​[SQL Query Text (SQL クエリテキスト)]​ 項目に設定します。例:

CREATE TABLE electronic(
    id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
    name VARCHAR(100),
    description VARCHAR(255),
    price SMALLINT,
    discount TINYINT

次のスクリーンショットは、Studio の設定を示しています。

Studio での Execute DDL 操作の設定
Figure 1. Execute DDL の設定

XML エディターでは、​<db:execute-ddl>​ 設定は次のように記述されます。

<db:execute-ddl config-ref="dbConfig">
    <db:sql>
        CREATE TABLE electronic(
            id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
            name VARCHAR(100),
            description VARCHAR(255),
            price SMALLINT,
            discount TINYINT
        )
    </db:sql>
</db:execute-ddl>