Anypoint Studio を使用した EDIFACT EDI Connector 2.10 の設定 - Mule 4

Anypoint Studio (Studio) エディターは、Mule アプリケーション、プロパティ、および設定ファイルの設計と更新に役立ちます。

Studio でコネクタを追加および設定する手順は、次のとおりです。

このトピックを参照した後、コネクタ項目についての詳細情報が必要な場合は、​「EDIFACT EDI リファレンス」​を参照してください。

Mule プロジェクトを作成する

Studio で、コネクタを追加および設定する新しい Mule プロジェクトを作成します。

  1. Studio で、​[File (ファイル)] > [New (新規)] > [Mule Project (Mule プロジェクト)]​ を選択します。

  2. Mule プロジェクトの名前を入力して、​[Finish (完了)]​ をクリックします。

コネクタを Mule プロジェクトに追加する

EDIFACT EDI Connector を Mule プロジェクトに追加して、XML コードにコネクタの名前空間およびスキーマの場所を自動的に入力し、プロジェクトの ​pom.xml​ ファイルに必須の連動関係を追加します。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで、​[(X) Search in Exchange ((X) Exchange 内を検索)]​ をクリックします。

  2. [Add Dependencies to Project (連動関係をプロジェクトに追加)]​ ウィンドウで、検索項目に「​EDIFACT EDI​」と入力します。

  3. [Available modules (使用可能なモジュール)]​ で、[EDIFACT EDI] をクリックします。

  4. [Add (追加)]​ をクリックします。

  5. [Finish (完了)]​ をクリックします。

Studio でコネクタを Mule プロジェクトに追加しても、Studio ワークスペースの他のプロジェクトはそのコネクタを使用できません。

ソースの設定

ソースは、指定された条件が満たされたときにフローを開始します。 EDIFACT EDI Connector でこのソースを使用するように設定できます。

  • HTTP Listener (HTTP リスナー)
    設定されたホストとポートで要求を受信するたびにフローを開始します。

たとえば、HTTP Listener ソースを設定する手順は、次のとおりです。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで、​[HTTP] > [Listener]​ を選択します。

  2. [Listener]​ を Studio キャンバスにドラッグします。

  3. [Listener (リスナー)]​ 設定画面で、必要に応じて ​[Display Name (表示名)]​ 項目の値を変更します。

  4. [Path (パス)]​ 項目の値を指定します。

  5. [Connector configuration (コネクタ設定)]​ 項目の横にあるプラス記号 (​+​) をクリックして、アプリケーション内の HTTP Listener ソースのすべてのインスタンスで使用できるグローバル要素を設定します。

  6. [General (一般)]​ タブで、コネクタの接続情報を指定します。

  7. [TLS]​ タブで、必要に応じてコネクタの TLS 情報を指定します。

  8. [Advanced (詳細)]​ タブで、必要に応じて再接続戦略を含む再接続情報を指定します。

  9. [Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックして、Mule が指定されたサーバーに接続できることを確認します。

  10. [OK]​ をクリックします。

フローにコネクタの操作を追加する

フローにコネクタの操作を追加するときは、そのコネクタで実行するアクションを指定しています。 EDIFACT EDI Connector の操作を追加する手順は、次のとおりです。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで、​[EDIFACT EDI]​ を選択し、目的の操作を選択します。

  2. その操作を Studio キャンバスの入力元の右にドラッグします。

コネクタのグローバル要素を設定する

コネクタを設定する場合、アプリケーション内のそのコネクタのすべてのインスタンスで使用できるグローバル要素を設定します。グローバル要素を設定するには、コネクタが対象の EDIFACT EDI システムにアクセスするために必要な認証ログイン情報を指定する必要があります。

EDIFACT EDI Connector のグローバル要素を設定する手順は、次のとおりです。

  1. Studio キャンバスで操作を選択します。

  2. 操作の設定画面で、​[Connector configuration (コネクタ設定)]​ 項目の横にあるプラス記号 (​+​) をクリックし、グローバル要素設定項目にアクセスします。

  3. [General (一般)]​ タブの ​[Connection (接続)]​ で、設定する認証方式を選択します。

    ANT スタイルのプロパティプレースホルダーを含む設定ファイルを参照するか (推奨)、グローバル設定プロパティに認証ログイン情報を入力できます。

  4. [Advanced (詳細)]​ タブで、必要に応じて再接続戦略を含む再接続情報を指定します。

  5. [Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックして、Mule が指定されたサーバーに接続できることを確認します。

  6. [OK]​ をクリックします。

その他のコネクタ項目の設定

EDIFACT EDI のグローバル要素を設定したら、コネクタの他の省略可能な項目または必須項目を設定します。必須項目は、使用するコネクタ操作によって異なります。

次のステップ

詳細な設定手順については、​「スキーマの設定」​を参照してください。