Einstein AI Connector 1.2

Einstein AI 用 Anypoint Connector (Einstein AI Connector) は、Salesforce Einstein Trust Layer を介して LLM への接続を提供します。

Einstein AI Connector には、MuleSoft アプリケーションでの AI インテグレーションを簡略化および強化する広範かつ高度な機能が備えられています。

このコネクタを使用して、次の作業を行います。

  • ローコード環境で AI エージェントをビルドする

  • 既存の投資 (API、インテグレーション、テンプレート) を AI エージェントのツールとして活用する

  • Salesforce Einstein Trust Layer を介してすべての大規模言語モデル (LLM) のインタラクションを管理する

  • RAG ベースのアーキテクチャを強化するベクトルエンベディングを生成する

互換性と修正された問題については、「Einstein AI Connector リリースノート」を参照してください。

始める前に

このコネクタを使用するには、以下に精通している必要があります。

  • Anypoint Connector

  • Mule Runtime Engine (Mule)

  • Mule フローの要素とグローバル要素

  • Anypoint Code Builder または Anypoint Studio を使用して Mule アプリケーションを作成する方法

アプリケーションを作成する前に、以下が必要です。

  • Java 8 または 17

  • Apache Maven

  • Salesforce 組織に接続するための接続アプリケーションログイン情報

  • Anypoint Platform

  • Anypoint Code Builder または Anypoint Studio の最新バージョン

コネクタを設定するには、Salesforce で接続アプリケーションを作成する必要があります。詳細は、 「Models API Developer Guide (モデル API 開発者ガイド)」​を参照してください。

コネクタの一般的なユースケース

次に、Einstein AI Connector の一般的なユースケースを示します。

  • ケースサマリー、ケース分類、大規模データセットサマリーなどを提供することで、カスタマーサービスを強化します。

  • セールスメールの作成、特定の取引先のケースの要約、商談成立確度の評価などに関して営業チームをサポートします。

  • 商品説明の生成、ニュースレターの作成、ソーシャルメディアキャンペーンの計画などに関してマーケティングチームをサポートします。

  • センチメント分析や自然言語理解アプリケーションをサポートするためにテキストデータのエンベディングを生成します。

次のステップ

前提条件を満たしたら、​Anypoint Studio​ または ​Anypoint Code Builder​ でアプリケーションを作成してコネクタを設定できます。