アセットバージョン

Exchange の各アセットはバージョン設定されています。非表示にするバージョンを非推奨にすることで、表示されるバージョンを管理できます。必要に応じて、バージョンを削除できます。アセットのすべてのバージョンのタイプは常に同じです。

API にはアセットの詳細画面の上部に表示されるコンシューマー向けの API バージョンもあります。API プロバイダーがこのバージョンを定義します。

Exchange のアセットバージョンは、メジャー、マイナー、およびパッチリリースの セマンティックバージョン設定​に従います。たとえば、アセットのバージョンが 2.4.6 でメジャーバージョンが 2.x.x である場合、そのマイナーバージョンは 2.4.x で、パッチバージョンは 2.4.6 になります。

アセットのマイナーバージョンを選択するには、アセットポータルの一番上にあるアセット名の横のメニューを使用します。アセットのパッチバージョンを選択するには、右側のバージョンリストを使用します。

2019 年 1 月 12 日​以降にパブリッシュされたすべての OAS アセットの RAML バージョンは自動的に生成されています。その日付以降にパブリッシュされたすべての RAML アセットの OAS 2.0 バージョンは自動的に生成されています。

アセット制限

アセットのバージョン形式はセマンティックバージョン設定に従う必要があります。アセット項目は文字数が次のとおり制限されています。

項目 最大文字数 最小文字数

名前

256

1

説明

256

0

versionGroup

256

1

groupId​、​assetId​、​version​ の組み合わせ

215

なし

Exchange では、パブリッシュできるアセットバージョンの数を制限してリソース枯渇攻撃を防ぎます。

この制限は、トライアルアカウントを使用しているルート組織では 500 アセット、他のルート組織では 100,000 アセットです。

アセットの連動関係の制限は 100 個です。たとえば、Anypoint API Designer では、RAML は 100 個の RAML フラグメント連動関係に制限されます。Anypoint API Manager では、API グループは 100 個の REST API 連動関係に制限されます。

このアセット数には、削除されたアセットや Exchange によって生成されたアセット ​(API から自動的に生成された Mule 3 および Mule 4 Connector など)​ は含まれません。

ルート組織のアセット制限の 80% 達すると、Exchange に警告が表示されます。

ルート組織のアセット制限に達すると、Exchange にエラーが表示されます。また、ホームページの ​[Publish new asset (新規アセットをパブリッシュ)]​ ボタンやアセット詳細ページの ​[Add new version (新規バージョンを追加)]​ ボタンを使用すると、制限に達したためにこれ以上アセットを追加できないことを示すエラーが表示されます。

次のような curl コマンドを使用してルート組織の制限を確認します。

    curl -X GET \
      https://anypoint.mulesoft.com/exchange/api/v1/organizations/ROOT_ORGANIZATION_ID/limits \
      -H 'Authorization: bearer ANYPOINT_TOKEN'

ROOT_ORGANIZATION_ID​ を各自のルート組織 ID、​ANYPOINT_TOKEN​ をルート組織の権限がある認証トークンに置き換えます。

次のような curl コマンドを使用してアセットのリストを取得します。

    curl -X POST \
      https://anypoint.mulesoft.com/graph/api/v1/graphql \
      -H 'content-type: application/json' \
      -H 'Authorization: bearer ANYPOINT_TOKEN' \
      -d '{"query":"{assets(query: { rootOrganizationId:\"ROOT_ORGANIZATION_ID\", limit: 20, offset: 10 }) {groupId assetId version}}"}'

ROOT_ORGANIZATION_ID​ を各自のルート組織 ID、​ANYPOINT_TOKEN​ をルート組織の権限がある認証トークンに置き換えます。必要に応じて、​limit​ および ​offset​の値を変更します。

アセットの検索についての詳細は、​「Graph API を使用した検索」​を参照してください。