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Monitoring API Managerファイル用 Anypoint Connector (File Connector) をトラブルシューティングするには、Mule アプリケーションの問題のトラブルシューティングに関する情報を理解しておきます。
場合によって、アプリケーションが失敗している理由がわからず、アプリケーションのファイルシステムとのやりとりで何が行われているかについて理解を深める必要があることがあります。
このエラーを解決する手順は、次のとおりです。
設定ファイルを使用して、サーバー側のログレベルを引き上げます。
Cyberduck や Filezilla などのファイルクライアントを使用して、問題の再現を試みます。これらのクライアントを使用した場合でも問題が発生する場合は、問題が Mule アプリケーションには関連していない可能性が高くなります。
File Connector と JSCH ドライバーの冗長ログを有効にして、Mule アプリケーション側に関するより分かりやすく詳細なログを取得します。
Anypoint Studio にアクセスし、[Package Explorer] ビューに移動します。
アプリケーションのプロジェクト名を開きます。
src/main/resources
パスフォルダーを開きます。
フォルダー内の log4j2.xml
ファイルを開きます。
次の行がすでに log4j2.xml
ファイル内にある場合は、そのコメントを解除して有効にします。それ以外の場合、次の行を追加します。
<AsyncLogger name=“org.mule.extension.file” level=“TRACE”/>
xml
次の引数を追加して設定を実行します。
`-M-Djavax.net.debug=ssl,handshake`
アプリケーションを可能な限り単純にして問題がアプリケーションとファイルシステム間のやりとりに関係しているかどうかを判断できるように、不要な DataWeave データ変換は最小限に抑えるか削除してみてください (ハードコードされたデータを使用することもできます)。
Mule アプリケーションの SDK コンポーネントに関する冗長ログの有効化の詳細は、「SDK コンポーネントのトラブルシューティング」ドキュメントを参照してください。
ファイルフォルダーに大きなファイルが含まれていて、[Streaming strategy (ストリーミング戦略)] 項目を [List (リスト)] 操作の [Repeatable file store iterable (Default) (反復可能なファイルストアイテラブル (デフォルト))] オプションに設定していると、Mule アプリケーションで java.lang.OutOfMemoryError
メッセージがスローされることがあります。
この問題を回避するには、[Streaming strategy (ストリーミング戦略)] 項目を [Repeatable file store iterable (Default) (反復可能なファイルストアイテラブル (デフォルト))] から [No repeatable iterable (反復可能なイテラブルなし)] オプションに設定します。
反復可能なファイルストアについての詳細は、「Repeatable File Store (反復可能なファイルストア)」を参照してください。
反復可能ストリームの無効化についての詳細は、「反復可能ストリームの無効化」を参照してください。
ここでは、一般的なスローメッセージとその解決方法を示します。
FILE:CONNECTIVITY
ファイルサーバーへの接続が有効ではなくなりました。アプリケーションの設定で定義されている場合、再接続ポリシーを適用してください。
FILE:ILLEGAL_PATH
createParentDirectories プロパティが false
に設定されており、対象パスとその親のどちらも存在しません。
FILE:FILE_ALREADY_EXISTS
コピー先のファイルがすでに存在し、overwrite プロパティが false
に設定されています。
FILE:RETRY_EXHAUSTED
操作の最大再試行回数に達しました。
FILE:ACCESS_DENIED
File Connector の操作がファイルまたはパスへのアクセスを試み、ユーザーに権限のないアクションを実行しました。
FILE:FILE_LOCK
ファイルをロックしようとしましたが失敗しました。
FILE:ILLEGAL_CONTENT
Write 操作で書き込み対象として無効なコンテンツを受信しました。