Java Module のトラブルシューティング - Mule 4

Java Module のトラブルシューティングを行うには、冗長ログの有効化と、スローされる一般的なメッセージの解釈に関する情報を理解しておきます。

冗長ログの有効化

アプリケーションと Java Module のやりとりが失敗する理由の理解を深めるには、モジュールの冗長ログを一時的に有効にします。

Mule アプリケーションのパフォーマンスに影響するため、トラブルシューティングが完了したら、必ず拡張された冗長性を無効にしてください。

設定ファイルで冗長ログを有効にする手順は、次のとおりです。

  1. Anypoint Studio で ​[Package Explorer]​ ビューに移動します。

  2. アプリケーションのプロジェクト名を開きます。

  3. src/main/resources​ パスフォルダーを開きます。

  4. フォルダー内の ​log4j2.xml​ ファイルを開きます。

  5. <Loggers>​ タグ内に ​<AsyncLogger>​ タグを追加します。

    			<Loggers>
    				...
    				<AsyncLogger name="org.mule.extensions.java" level="DEBUG"/>
    				...
    			</Loggers>
    xml
  6. アプリケーションの変更を保存します。

  7. Anypoint Studio の ​Package Explorer​ でプロジェクト名をクリックし、​[Run (実行)]​ > ​[Run As (別のユーザーとして実行)]​ > ​[Mule Application (Mule アプリケーション)]​ をクリックします。 .

一般的なスローを理解する

ここでは、一般的なスローメッセージとその解決方法を示します。

  • JAVA:ARGUMENTS_MISMATCH

いずれかの引数の種別が無効か、いずれかの引数がないか、指定されている引数が多すぎます。

  • JAVA:CLASS_NOT_FOUND

指定された名前のクラスの定義が見つかりませんでした。

  • JAVA:INVOCATION

メソッドまたはコンストラクターの呼び出し中にエラーが発生しました。

  • JAVA:NO_SUCH_METHOD

指定されたメソッドが見つかりませんでした。

  • JAVA:WRONG_INSTANCE_CLASS

指定されたインスタンスのクラスが想定されるクラスと一致しません。

  • JAVA:NO_SUCH_CONSTRUCTOR

クラスに一致するコンストラクターがないか、そのコンストラクターを参照できません。

  • JAVA:NOT_INSTANTIABLE_TYPE

指定されたクラスが抽象クラスまたはインターフェースです。