Azure Service Bus Connector 3.4 の例 - Mule 4

このセクションの例では、次の作業を行うアプリケーションフローを示します。

これらの例では、一部の項目値に変数を使用しています。次のいずれかを実行できます。

始める前に

  • Java 8

  • Anypoint Studio 7.1.0 以降

  • Mule Runtime 4.2.x EE 以降

  • Azure Portal でテストするための新しいキューの作成

Mule プロジェクトを作成する

新しい Mule プロジェクトを作成してログイン情報を設定したら、提供される XML コードを使用して各例のアプリケーションフローを作成できます。

Mule プロジェクトを作成する手順は、次のとおりです。

  1. Studio で、​[File (ファイル)] > [New (新規)] > [Mule Project (Mule プロジェクト)]​ を選択します。

  2. Mule プロジェクトの名前を入力して、​[Finish (完了)]​ をクリックします。

  3. mule-app.properties​ という名前のファイルを作成して、​<project-name>/src/main/resources​ に保存します。

  4. mule-app.properties​ ファイルで Azure 接続ログイン情報を設定し、作成した Azure キューの名前を含めます。次に例を示します。

    #==============================================================
    #Connection Parameters
    #==============================================================
    # Azure common authentication configuration
    azure.namespace=myazure
    queue.name=mytestqueue
    
    # Shared Access Signature authentication
    azure.keyname=SAStokenname
    azure.key=SAStoken
    
    # Azure Active Directory authentication
    azure.tenantId=TenantId
    azure.clientId=ClientId
    azure.clientSecret=ClientSecret
  5. ファイルを保存します。

  6. [Global Element Configuration (グローバル要素設定)]​ を開き、​[Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックして、ログイン情報を検証します。

送受信の例

このフローは、​Send​ および ​Receive From Queue​ 操作を使用して、メッセージを送受信する方法を示しています。

Send および Receive From Queue 操作を使用する Azure Service Bus フローの例

このフローを作成する手順は、次のとおりです。

  1. Studio キャンバスで ​Configuration XML (設定 XML)​ をクリックします。

  2. <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>​ 行の後のすべてのコンテンツを削除します。

  3. 次の XML をコピーして、​<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>​ 行の後に貼り付けます。

  4. doc:id​ 値を再生成するように求められたら、​[Yes (はい)]​ をクリックします。

  5. プロジェクトを保存します。

  6. Studio キャンバスを右クリックし、​[Run project <project-name> (<project-name> プロジェクトを実行)]​ を選択してプロジェクトを実行します。

バッチ送受信の例

アプリケーションフローでは、​Send batch​ および ​Receive Batch​ 操作を使用して、Azure Service Bus キューのメッセージのバッチを送受信できます。

次のスクリーンショットは、バッチメッセージを送受信するアプリケーションフローを示しています。

バッチメッセージの送受信を示すアプリケーションフロー

このフローを作成する手順は、次のとおりです。

  1. Studio キャンバスで ​Configuration XML (設定 XML)​ をクリックします。

  2. <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>​ 行の後のすべてのコンテンツを削除します。

  3. 次の XML をコピーして、​<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>​ 行の後に貼り付けます。

  4. プロジェクトを保存します。

  5. Studio キャンバスを右クリックし、​[Run project <project-name> (<project-name> プロジェクトを実行)]​ を選択してプロジェクトを実行します。

メッセージの送信、リスン、肯定応答の例

このアプリケーションフローでは、​Send​ および ​Message Listener​ 操作を使用します。​Message Listener​ は、​MANUAL​ 肯定応答種別を使用します。つまり、アプリケーションロジックでメッセージ受信の肯定応答を行います。この例では、​Complete​ 操作を ​Message Listener​ と同じフローに追加することでそのロジックが提供されます。

次のスクリーンショットは、このフローを示しています。

Send、Message Listener、Complete 操作の使用方法を示すアプリケーションフロー

このフローを作成する手順は、次のとおりです。

  1. Studio キャンバスで ​Configuration XML (設定 XML)​ をクリックします。

  2. <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>​ 行の後のすべてのコンテンツを削除します。

  3. 次の XML をコピーして、​<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>​ 行の後に貼り付けます。

  4. doc:id​ 値を再生成するように求められたら、​[Yes (はい)]​ をクリックします。

  5. プロジェクトを保存します。

  6. Studio キャンバスを右クリックし、​[Run project <project-name> (<project-name> プロジェクトを実行)]​ を選択してプロジェクトを実行します。

Azure Active Directory Connector Provider を使用する

インスタンスの認証に Azure Active Directory を使用する組織もあります。上記の例のいずれも変更してこのシナリオに対応できます。Shared Access Signature (共有アクセス署名) 認証を Azure Active Directory 認証に置き換えます。

<azure-service-bus-messaging:sas-connection namespace="${azure.namespace}" sharedAccessKeyName="${azure.keyname}" sharedAccessKey="${azure.key}" />
xml
<azure-service-bus-messaging:aad-connection namespace="${azure.namespace}" tenantId="${azure.tenantId}" clientId="${azure.clientId}" clientSecret="${azure.clientSecret}" />
xml

次の点を確認してください。

  • mule-app.properties​ ファイルに ​[Tenant Id (テナント ID)]​、​[Client Id (クライアント ID)]​、および ​[Client Secret (クライアントシークレット)]​ 項目が含まれている。

  • アプリケーション登録に適切な 権限とロールLeaving the Site​が含まれている。