Microsoft .NET Connector 3.1 の例 - Mule 4

このユースケースでは、​DemoDotNet.dll​ ライブラリから ​SumOfDigits(System.Int32 number) → System.Int32​ メソッドを実行します。このメソッドは、入力引数内のすべての桁の合計を返します。

次のスクリーンショットは、この例の Studio アプリケーションフローを示しています。

Listener、Execute 操作、2 つの Transform Message コンポーネントを含む Studio フローの図
  1. Studio で新しい Mule プロジェクトを作成します。

  2. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで「​http​」を検索し、​[Listener]​ 操作を選択します。

  3. [Listener]​ 操作を Studio キャンバスにドラッグします。

  4. [Listener]​ 設定で、​[Connector configuration (コネクタ設定)]​ 項目の横にある ​[+]​ をクリックしてグローバル要素を追加します。

  5. [Host (ホスト)]​ 項目を ​localhost​ に設定します。

  6. [OK]​ をクリックします。

  7. [Listener]​ 設定で、​[Path (パス)]​ 項目を ​sumOfDigits​ に設定します。

  8. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューから、​[Transform Message]​ コンポーネントを ​[Listener]​ の右にドラッグします。

  9. [Transform Message]​ をクリックして、出力を次のように設定します。

    dw 2.0
    output application/json
    ---
    {number: payload.num
    }
    dataweave

    このコードでは、実行するメソッドの入力引数を設定します。ペイロードから ​num​ パラメーターを取得して、​number​ という新しい変数に割り当てます。

  10. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで、​dotnet​ を検索し、​[Microsoft DotNet]​ > ​[Execute]​ 操作を Studio キャンバスの ​[Transform Message]​ の右にドラッグします。

  11. Execute​ 操作の設定で、​[Connector configuration (コネクタ設定)]​ 項目の横にある ​[+]​ をクリックしてグローバル要素を追加します。

  12. [Scope (スコープ)]​ 項目で ​Singleton​ を選択します。

  13. [Assembly (アセンブリ)]​ タブをクリックし、​[Path (パス)]​ 項目に「​DemoDotNet.dll​」と入力します。

  14. [OK]​ をクリックします。

  15. Execute​ 操作の設定で、​[Type (種別)]​ 項目に次のメタデータを入力します。

    DemoDotNet.NumberLibrary, DemoDotNet, Version=1.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=PUBLIC_KEY_TOKEN

    このメタデータでは、使用する .NET ライブラリに関する情報を指定します。接続が確立されると、コネクタはメタデータを取得して、​[Method info (メソッド情報)]​ セクションに入力します。このセクションには、​DemoDotNet.dll​ ライブラリで公開されているすべてのメソッドが含まれます。

    この例では、​Transform Message​ コンポーネントのペイロードで定義されている数字を受け取る ​SumOfDigits​ メソッドが示されています。

    DemoDotNet.NumberLibrary, DemoDotNet, Version=1.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=​PUBLIC_KEY_TOKEN​ | SumOfDigits(System.Int32 number) → System.Int32

  16. [Mule palette (Mule パレット)]​ ビューから、2 番目の ​[Transform Message]​ コンポーネントを ​[Execute]​ の右にドラッグします。

  17. [Transform Message]​ をクリックし、出力を次のように設定して、​Execute​ 操作の結果を Java に変換します。

    dw 2.0
    output application/json
    ---
    payload
    dataweave
  18. プロジェクトを保存します。

  19. REST 要求を ​localhost:8081/sumOfDigits​ に送信して、アプリケーションをテストします。

ユースケース: XML

この例のフローをすばやく Mule アプリケーションに読み込むには、次のコードを Studio XML エディターに貼り付けます。