Anypoint Platform ゲートウェイ

API ゲートウェイを使用すると、バックエンド API とサービスの上に専用のオーケストレーションレイヤーを追加できるため、実装に関する懸念事項からオーケストレーションを切り離すことができます。そして、API Manager のガバナンス機能を使用することで、調整、セキュリティ、キャッシュ、ログなどの機能を API に適用できます。

Anypoint Platform には、API を管理して保護するための 3 つの異なるランタイムオプションがあります。

Anypoint Flex Gateway

Anypoint Flex Gateway は、実行されている場所を問わずに API を管理して保護するように設計された超高速 API ゲートウェイです。 DevOps や CI/CD のワークフローとシームレスに統合できる Anypoint Flex Gateway は、要求量の多いアプリケーションやマイクロサービスで求められるパフォーマンスを保証しつつ、あらゆる環境でエンタープライズセキュリティと容易な管理を実現します。

詳細は、​「Flex Gateway の使用開始」​を参照してください。

Anypoint Mule ゲートウェイ

Mule Runtime には、埋め込み Mule ゲートウェイが含まれています。このゲートウェイを使用すると、すべてのユーザーがコードを記述することなく、たとえば、基本認証ポリシーを Mule アプリケーション上に適用し、受信/送信メッセージを強化して、その他の複雑な機能を API に追加できます。

つまり、Mule ゲートウェイを使用すると、バックエンド API とサービスの上に専用のオーケストレーションレイヤーを追加できるため、実装に関する懸念事項からオーケストレーションを切り離すことができます。API Manager のガバナンス機能を使用して、調整、セキュリティ、キャッシュ、ログなどの機能を API に適用できます。

ポリシーを適用し、分析情報を生成する必要がある場合、次のいずれかを使用する必要があります。

  • Mule アプリケーションで定義されている API。

  • 既存のバックエンド実装をプロキシする Mule アプリケーション。

詳細は、​「Mule ゲートウェイの機能」​を参照してください。

Anypoint Service Mesh

Anypoint Service Mesh は、MuleSoft 以外のアプリケーションを Anypoint Platform のエコシステムに組み込むことで、マイクロサービスネットワークを拡張します。そして、MuleSoft 以外のアプリケーションを含めたアプリケーションネットワークを、1 つのペインからシームレスに管理および保護できます。

ご利用の MuleSoft 以外のマイクロサービスは、異なる言語やプラットフォームを使用して作成されていたり、異なる環境にデプロイされていたりする場合があります。これらのマイクロサービスの違いによる問題を緩和するため、Anypoint Service Mesh は、次のような特長を備えたアプリケーション管理を実現します。

  • ゼロトラストポリシーを使用したサービス間通信によってトラフィック制御、フォールトトレランス、そして負荷分散を処理します。

  • MuleSoft の API 管理機能を Mule 以外のサービスにも拡張して、ポリシー、セキュリティ、そして分析を直接 Anypoint Platform から適用します。

  • 今後のプロジェクトで使用できる Mule 以外のサービスを Exchange 内で検出し、サービスの再利用を最大限に高めます。

詳細は、​「Service Mesh の使用開始」​を参照してください。