ヘッダー挿入ポリシー

ポリシー名

ヘッダーの挿入

概要

要求または応答にヘッダーを追加する

カテゴリ

変換

使用可能な最小 Mule バージョン

v4.1.0

返される状況コード

500 - 評価されなかった式が設定に含まれる。

概要

ヘッダー挿入ポリシーでは、メッセージの要求または応答に HTTP ヘッダーが追加されます。API でこのポリシーを設定する場合、メッセージ処理に追加するヘッダーのインバウンドおよびアウトバウンドマップをキー-値ペアの形式で指定する必要があります。

header inject remove diagram

必要に応じて、ヘッダーの値または名前に DataWeave 式を含めることができます。この例では、設定されている次の式に一致するすべてのヘッダーがメッセージに挿入されます。

“#[attributes.requestPath]”

挿入されるヘッダーがすでにメッセージ属性に存在する場合、ポリシーは既存のヘッダーの値を上書きせずに新しいヘッダーを作成します。

複数の値のサポートは特定のヘッダーにのみ限定され、これらのヘッダーは設定された値を使用して上書きされます。これらのヘッダーは、​access-control-allow-origin​、​content-type​、​content-length​、​transfer-encoding​ です。

既存の他のメッセージヘッダーを上書きするには、ヘッダーを追加する前に既存のヘッダーを削除してください。​「ヘッダー削除​ポリシー」を参照してください。

ポリシーのパラメーターの設定

Mule ゲートウェイ

UI からポリシーを API に適用するときに、以下のパラメーターが表示されます。

パラメーター 説明

Inbound Header Map (インバウンドヘッダーマップ)

メッセージ処理の最初に挿入されるヘッダーのリスト。

インバウンドヘッダーキー

メッセージの先頭でヘッダー名として使用する文字列または DataWeave 式。

インバウンドヘッダー値

メッセージの先頭でヘッダー値として使用する文字列または DataWeave 式。

Outbound Header Map (アウトバウンドヘッダーマップ)

メッセージ処理の最後に挿入されるヘッダーのリスト。

アウトバウンドヘッダーキー

メッセージ処理の最後にヘッダー名使用する文字列または DataWeave 式。

アウトバウンドヘッダー値

メッセージ処理の最後にヘッダー値として使用する文字列または DataWeave 式。

Method & Resource conditions (メソッドとリソースの条件)

API の一部またはすべてのメソッドおよびリソースに設定を追加するオプション

ヘッダーキーは、 HTTP 1.1​ 標準に準拠している必要があります。