
Mule イベント
Mule イベントには、ランタイムによって処理されたコア情報が含まれます。イベントは、設定されたアプリケーションロジックに従って Mule アプリケーション内のコンポーネントを通過します。
Mule イベントは不変であるため、Mule イベントのインスタンスを変更するたびに新しいインスタンスが作成されます。
Mule イベントは次のオブジェクトで構成されます。
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Mule メッセージ: メッセージペイロードとその関連属性が含まれる。
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変数: フローで使用する Mule イベントのメタデータ。

Scheduler、HTTP Listener、または On New や Updated File コンポーネントなどのメッセージソースは、Mule イベントの生成をトリガし、そのイベントをフローにディスパッチします。

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トリガがイベントソースに到達します。
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イベントソースにより Mule イベントが生成されます。
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Mule イベントがフローのコンポーネントを順番に通過します。
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定義済みの方法で、各コンポーネントが Mule イベントとやりとりします。
場合によっては、メッセージソースで問題が発生したときに、コンポーネントで Mule イベントが生成されないことがあります。たとえば、HTTP リスナ設定のパスが無効または不正な場合、Mule イベントは作成されません。コネクタでは、ERROR、WARN、または INFO メッセージでこのような問題が記録されます。