Mule アプリケーションの変数
変数は、Mule アプリケーションのフロー内で使用する各イベント値の保存に使用されます。保存されたデータは、オブジェクト、数値、文字列など、サポートされている任意のデータ型にすることができます。現在のメッセージ (message
キーワードを使用)、現在のメッセージペイロード (payload
キーワードを使用)、または現在のメッセージ属性のみ (attributes
キーワードを使用) を保存することもできます。値として DataWeave 式を使用することさえもできます。ただし、キーワード vars
(vars.someOtherVar
など) は使用できません。
次の方法で変数を作成または更新できます。
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Set Variable コンポーネントを使用する。
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ファイルコネクタに対する Read 操作やデータベースコネクタに対する Store 操作など、操作内から対象変数を使用する。
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DataWeave Transform コンポーネント (EE のみ) を使用する。
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Scripting コンポーネント (スクリプティングモジュール内) を使用する。
削除することもできます。
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Remove Variable コンポーネントを使用する。
変数を作成したら、作成元の Mule フローのスコープ内でその変数にアクセスして使用できます。これには、Flow Ref コンポーネントを使用して結合されたフローも含まれます。
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vars
: 変数にアクセスするキーワード。たとえば、Mule コンポーネント (Logger など) の DataWeave 式、または操作の [Input (入力)] または [Output (出力)] パラメータからアクセスします。変数の名前が myVar
の場合、vars.myVar
のようにしてアクセスできます。
Mule イベント内の変数は、DataWeave スクリプトで定義された変数 (スクリプトのローカルでありその外部からはアクセスできない変数) とは異なります。