Mule 4.4 の新機能

Mule Runtime Engine 4.4 では、重要な機能強化と修正が提供されます。このバージョンで実現されたすべての機能強化を活用するために、新規および既存のすべてのアプリケーションを Mule 4.4 にデプロイしてください。

相関 ID 管理

Mule 4.4 を使用すると、Mule イベントに関連付けられた相関 ID を変更できます。各相関 ID を生成するために Mule で使用されるアルゴリズムを変更することもできます。

詳細および設定手順は、​「相関 ID」​を参照してください。

改善されたログ機能

Mule 4.4 には Mapped Diagnostic Context (MDC) が組み込まれています。これによって、より多くのコンテキストまたは情報が Mule イベントのログに提供されるため、ログが強化され、追跡が改善されます。

Mule Tracing Module を使用すると、特定の Mule イベントのログコンテキストの変数を追加、削除、クリアできます。

詳細および設定手順は、​「MDC ログ」​を参照してください。

DataWeave の更新

Mule 4.4 リリースには DataWeave 2.4.0 の機能が含まれています。

詳細は、​「DataWeave の新機能」​を参照してください。

コアコンポーネント

Mule 4.4 では Mule Tracing Module (Studio 7.11 で使用可能) が導入されます。これにより、相関 ID 管理機能が有効になるほか、ログオプションが改善されます。

このモジュールの完全なドキュメントは、​Tracing Module​ を参照してください。

機能フラグ

Mule 4.4 には機能フラグのメカニズムが組み込まれています。これを使用すると、後方互換性に影響する特定の Mule 機能の有効化を制御できます。

詳細および設定手順は、​機能フラグ​を参照してください。