MuleSoft MCP Server の概要

Mulesoft MCP Server は、大規模言語モデル (LLM) と Mulesoft Anypoint Platform 間のインタラクションを促進するモデルコンテキストプロトコル (MCP) 実装です。自然言語のインタラクションで、Mule アプリケーションの作成およびデプロイメント、API 仕様の作成、Anypoint Exchange のアセットの検索、プラットフォームインサイトの取得などを実行できます。

ツール

アプリケーションの開発

  • create_and_manage_assets​: Anypoint Exchange のアセットを作成したり、アセットを再パブリッシュせずに一部の Anypoint Exchange アセットプロパティを更新したり、Anypoint Exchange のアセットを削除したりします。アセットプロパティは、アセット名、説明、アイコン、連絡先名、連絡先メールです。

  • create_and_manage_metadata​: フローコンポーネントのメタデータを定義したり、メタデータを Mule フローコンポーネントにアタッチしたり、既存のメタデータを更新したりします。メタデータを定義するには、Mule 設定ファイルの URI およびサンプルデータまたはスキーマを提供します。メタデータを適用するには、既存のメタデータ型を指定します。メタデータを更新するには、新しいスキーマまたはサンプルデータを提供します。Anypoint Code Builder に組み込まれた MuleSoft MCP Server でのみ使用できます。

  • create_api_spec_project​: API 仕様またはフラグメントプロジェクトを作成およびスキャフォールディングします。プロジェクト名、場所、仕様言語 (RAML や OAS など) を指定できます。

  • create_MCP_server​: MuleSoft MCP server を作成します。このツールでは、MCP 用 Anypoint Connector (MCP Connector) を使用して MCP Server の作成要求を処理します。前提条件: MCP Connector をインストールします。

  • create_mule_project​: インテグレーションプロジェクトを作成します。

  • generate_api_spec​: AI を使用して API 仕様を生成、変更、強化します。前提条件: Anypoint Platform のログイン情報で Anypoint Code Builder にログインします。[Access Management (アクセス管理)] で Einstein が有効化されていることを確認します。

  • generate_mule_flow​: AI を使用してフローを作成します。

  • run_local_mule_application​: アプリケーションをローカルでデプロイおよび実行します。

  • search_asset​: 組織および Anypoint Exchange のアセットを検索します。入力条件に一致するユーザーの独自の組織の最初のアセットを返します。ユーザーの組織にアセットが見つからない場合、searchQuery に完全一致または部分一致する Anypoint Exchange のアセットが返されます。

  • test_connection​: Mule プロジェクトのコネクタ設定をテストします。たとえば、HTTP リスナー接続を接続性のテストします。Anypoint Code Builder に組み込まれた MuleSoft MCP Server でのみ使用できます。

アプリケーション管理

  • create_and_manage_api_instances​: Anypoint API Manager で API インスタンスを作成および設定します。

  • deploy_mule_application​: アプリケーションを CloudHub 2.0 または Runtime Fabric にデプロイして実行します。ローカルプロジェクトまたは Anypoint Exchange アセットからデプロイできます。このツールでは、セキュリティ、高可用性、パフォーマンス最適化デプロイメントオプションがサポートされています。

  • list_api_instances​: 環境のインスタンスの情報を取得します。インスタンス ID や表示ラベルで絞り込んだり、適用されたポリシーまたは使用可能なポリシーを含めたりできます。結果は、ページパラメーターを使用してページ分割されます。プロンプトのヒント: すべてのインスタンスの情報を取得するには、ページパラメーターを使用して結果を修正します。

  • list_applications​: 指定した環境のすべてのアプリケーションに関する情報を取得します。省略可能なデプロイメント名を指定することもできます。結果は、最終更新日時で降順に並べ替えられます。

  • update_mule_application​: CloudHub 2.0 または Runtime Fabric にデプロイされた Mule アプリケーションを更新します。ランタイムバージョン、設定、その他のアプリケーション設定を更新します。

ポリシー管理

  • get_flex_gateway_policy_example​: Rust ソースコードの設定に役立つ Flex Gateway ポリシーの例を取得します。リクエストヘッダーやリクエストボディを操作したり、外部サービスに対して HTTP コールを実行したり、要求と応答間でデータを共有したり、要求を拒否したり、スリープ操作を実行したりするポリシーの例を取得できます。

  • manage_api_instance_policy​: 新しいポリシーを API インスタンスに適用したり、既存のポリシー設定を更新したりします。

  • manage_flex_gateway_policy_project​: Flex Gateway カスタムポリシープロジェクトの管理方法に関する手順を LLM に提供します。手順には、プロジェクトの作成、設定のセットアップ、プロジェクトの構築、プロジェクトの開発バージョンのパブリッシュ、プロジェクトのリリースバージョンのパブリッシュを行う方法などが含まれます。 前提条件

使用状況 & インサイト

  • get_platform_insights​: 使用状況および運用インサイトを介して、組織が Anypoint Platform をどの程度活用できているのかを確認します。例を挙げます。

    • アプリケーションの使用状況トレンド (ビジネスグループや環境ごとのフロー数、メッセージ数、データスループットなど)。使用状況トレンドの対象となるのは今月です。月の初旬の場合、先月全体の使用状況を取得します。

    • 過去 7 日間のコンシューマー全体の API およびアプリケーションコール量。

    • 過去 7 日間の API およびアプリケーションパフォーマンスメトリクス (エラーやレイテンシーなど)。

  • get_reuse_metrics​: 組織全体でアセットがどのように再利用されているのかを可視化します。重複を削減して、効率性、一貫性、コストの節約を促進します。Sandbox 環境と本番環境が含まれます。メトリクスは年度累計スナップショットです。

プロンプトの例

目的 プロンプト

ポリシーを適用する

Apply the rate-limiting policy to this API instance. (この API インスタンスにレート制限ポリシーを適用してください。)

Exchange のアセットを作成する

I want to publish this API to Exchange. (この API を Exchange にパブリッシュしたいです。)

インスタンスを作成する

Create an instance for this application. (このアプリケーションのインスタンスを作成してください。)

インテグレーションプロジェクトを作成する

Create a Mule project that creates an order in NetSuite every time an opportunity in Salesforce is updated to stage Closed Won. (Salesforce の商談が [商談成立] フェーズに更新されるたびに NetSuite で注文を作成する Mule プロジェクトを作成してください。)

アプリケーションをデプロイする

Deploy Mule application in current project. (現在のプロジェクトで Mule アプリケーションをデプロイしてください。)Deploy with high security, high availability, and performance-optimized settings. (高セキュリティ、高可用性、パフォーマンス最適化設定を使用してデプロイしてください。)

Anypoint Exchange の既存のアセットを CloudHub 2.0 または Runtime Fabric にデプロイする

Deploy app using ​sample-asset-name​ from Anypoint Exchange. (Anypoint Exchange の ​sample-asset-name​ を使用してデプロイしてください。)

Anypoint Connector を使用して MCP Server を生成する

Generate an MCP server that exposes 3 tools from the following operations: Workday - Absence Management - Get Time Off Plan Balances, Workday - Absence Management - Enter Time Off, and Google Calendar - Create Calendar Event. (Workday - Absence Management - Get Time Off Plan Balances、Workday - Absence Management - Enter Time Off、Google Calendar - Create Calendar Event 操作から 3 つのツールを公開する MCP Server を生成してください。)

すべてのポリシーをリストする

What policies do I have available? (どのようなポリシーを使用できますか?)

Exchange のアセットを検索する

Do I have any assets for order notification in Exchange? (Exchange の注文通知に対応するアセットはありますか?)
または
Find all assets related to product synchronization. (商品の同期に関連するすべてのアセットを見つけてください。)

API またはアプリケーションのパフォーマンスメトリクスを表示する

Which apps generated the most errors? (エラーが最も多く発生しているアプリケーションは?)
または
Which apps have the highest latency? (最も高いレイテンシーのアプリケーションは?)
または
Show top APIs by call volume. (コール量ごとに上位の API を表示してください。)

再利用メトリクスを表示する

how reuse metrics. (再利用メトリクスを表示してください。)

ランタイムアプリケーションの使用状況を表示する

Show me trends for flows, messages and data throughput. (フロー、メッセージ、データスループットのトレンドを表示してください。)