Runtime Fabric デプロイメントの設定

Partner Manager は、Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) で設定された Anypoint Runtime Fabric インスタンスにデプロイできます。

Runtime Fabric へのデプロイの前提条件

Partner Manager を Runtime Fabric にデプロイする前に、以下を行う必要があります。

  • Runtime Fabric を使用するために必要な権限が付与されていることを確認します。

  • 「Getting Started with Runtime Fabric on Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) (Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) での Runtime Fabric の使用開始)」​の説明に従って、Partner Manager サービスをデプロイする Runtime Fabric インスタンスを作成して設定します。

  • 「永続性ゲートウェイ」​の説明に従って、Runtime Fabric で永続性ゲートウェイを設定します。

    Partner Manager は、永続性ゲートウェイ経由で永続的なオブジェクトストアを使用して、Partner Manager ランタイムアプリケーションがアクセスする EDI 制御番号やメッセージルーティング情報などのトランザクション処理情報を保存します。

  • Partner Manager Runtime Fabric デプロイメントの設定中に、ActiveMQ (JMS) メッセージブローカーと接続をセットアップします。

    Partner Manager は、B2B トランザクションを処理する場合に、ActiveMQ を使用して、異なるフェーズ間でペイロードを確実に送信します。メッセージフローをデプロイすると、Partner Manager デプロイメントサービスは、必要なメッセージキューを ActiveMQ インスタンスに自動的に作成します。

Runtime Fabric へのデプロイを設定する

Partner Manager を Runtime Fabric にデプロイするための設定を行うには、Partner Managerをデプロイするビジネスユニットと環境にアクセスして、次の手順を実行します。

  1. [Configure a Partner Manager environment (Partner Manager 環境を設定)]​ ウィンドウに、次の一般設定を入力します。

    設定 説明 デフォルト

    Deployment Target Type (デプロイメントの対象種別)

    Partner Manager デプロイメントの対象種別。​[Runtime Fabric]​ を選択します。

    CloudHub 1.0

    Runtime Fabric

    デプロイの対象として使用する Runtime Fabric インスタンスの名前。

    Runtime Version (ランタイムバージョン)

    Runtime Fabric インスタンスを実行する Mule Runtime Engine のバージョン。

    4.4.0

    Anypoint MQ Region (Anypoint MQ リージョン)

    Anypoint MQ をデプロイするリージョン。

    Partner Manager が Runtime Fabric にデプロイされているときにユーザーがトランスミッションを再生すると、Partner Manager は関連付けられているトランスミッション ID を Anypoint MQ キューに送信します。Runtime Fabric インスタンスで実行されているドキュメント処理サービスアプリケーションは、Anypoint MQ からトランスミッション ID を読み取って、ランタイムアプリケーションで送信の再処理を開始します。Anypoint MQ 経由ではトランザクションペイロードは処理されません。

    米国東部 (北バージニア)

    Enforce deploying replicas across nodes (ノード間でレプリカのデプロイを適用)

    異なるノード間で Partner Manager アプリケーションインスタンスのデプロイを適用するかどうか。

    選択

    Use persistent object store (永続的なオブジェクトストアを使用)

    Partner Manager アプリケーションインスタンスが永続的なオブジェクトストアを使用する必要があるかどうか。この値は常に選択され、変更することはできません。

    選択

  2. [Applications (アプリケーション)]​ を選択し、次のアプリケーション設定を入力します。

    設定 説明 デフォルト

    アプリケーション名プレフィックス

    Partner Manager のアプリケーション名に付けられるプレフィックス。最大長は 5 文字です。

    Each B2B endpoint (各 B2B エンドポイント)

    各 Partner Manager エンドポイントの予約済みの CPU スペース、CPU スペースの上限、メモリ容量。Partner Manager は、エンドポイントプロトコルと方向 (受信または送信) の組み合わせごとに、汎用の Mule アプリケーションをランタイムにデプロイします。サイズ変更に関するサポートが必要な場合は、MuleSoft アカウントチームまでお問い合わせください。

    • 予約された CPU​: 80m

    • CPU 制限​: 500m

    • メモリ​: 900Mi

    B2B API Replication Service (B2B API 複製サービス)

    Partner Manager B2B API 複製サービスの予約された CPU スペース、CPU スペース制限、メモリ容量。

    • 予約された CPU​: 100m

    • CPU 制限​: 500m

    • メモリ​: 1000Mi

    B2B Document Processing Service (B2B ドキュメント処理サービス)

    Partner Manager B2B ドキュメント処理サービスの予約された CPU スペース、CPU スペース制限、メモリ容量。

    • 予約された CPU​: 100m

    • CPU 制限​: 500m

    • メモリ​: 1200Mi

  3. [Save (保存)]​ をクリックします。

  4. [JMS Connection (JMS 接続)]​ を選択して、JMS 接続の設定を入力します。

    設定 説明 デフォルト

    JMS Broker URL (JMS ブローカー URL)

    JMS ブローカーの URL。

    Username (ユーザー名)

    JMS ブローカーに接続するために使用するユーザー名。

    Password (パスワード)

    JMS ブローカーに接続するために使用するパスワード。

  5. [Save (保存)]​ をクリックします。