PDK のアップグレード

カスタムポリシープロジェクトを更新するには、個別にバージョン管理された次の各 Flex Gateway ポリシー開発キット (PDK) コンポーネントを更新する必要があります。

  • Anypoint CLI PDK プラグイン

  • PDK Rust ライブラリ

  • Anypoint Cargo プラグイン

  • ポリシーの Rust バージョン

  • WASI クレート

Anypoint CLI PDK プラグインをアップグレードする場合、PDK Rust ライブラリと Anypoint Cargo プラグインを手動でアップグレードして新しいプラグインバージョンとの互換性を確保する必要があります。デバイスのすべての PDK カスタムポリシーで同じ Anypoint CLI PDK プラグインを使用します。新しいカスタムポリシープロジェクトを作成すると、PDK Rust ライブラリと Anypoint Cargo プラグインのバージョンは、プロジェクトを作成するために使用された Anypoint CLI PDK プラグインと同じになりますが、他のポリシーオブジェクトとは関係がありません。

以前のバージョンの Anypoint CLI PDK プラグインで作成されたカスタムポリシープロジェクトをアップグレードする手順は、次のとおりです。

Anypoint CLI PDK プラグインをアップグレードする

以前のプラグインバージョンで作成されたカスタムポリシーを編集する場合、​PDK Rust ライブラリ​と ​Anypoint Cargo プラグイン​が Anypoint CLI PDK プラグインのバージョンと一致していることを確認します。

Anypoint CLI PDK プラグインを最新バージョンにアップグレードするには、次のコマンドを実行します。

anypoint-cli-v4 plugins:install anypoint-cli-pdk-plugin

現在のプラグインバージョンを確認するには、次のコマンドを実行します。

anypoint-cli-v4 plugins

たとえば、次の PDK プラグインバージョンは ​1.4.1​ です。

anypoint-cli-pdk-plugin 1.4.1
├─ anypoint-cli-command 1.5.2
│  └─ @oclif/plugin-help 5.1.12
└─ @oclif/plugin-version 1.0.4

PDK Rust ライブラリをアップグレードする

PDK Rust ライブラリは、特定のカスタムポリシーで使用される Rust コードライブラリです。カスタムポリシーごとに異なる PDK ライブラリバージョンを使用できます。

PDK Rust コードライブラリをアップグレードするには、カスタムポリシーの ​cargo.toml​ ファイルの ​pdkdependency​ および ​pdk-testdev-dependency​ のバージョンを変更します。​pdk​ と ​pdk-test​ のバージョンが一致していて、指定されたバージョンが Anypoint CLI PDK プラグインでサポートされている必要があります。

次の例では、両方の連動関係バージョンが ​1.0.0​ です。これを必要なバージョンに変更します。

[dependencies]
pdk = { version = "1.0.0", registry = "anypoint" }

[dev-dependencies]
pdk-test = { version = "1.0.0", registry = "anypoint" }

Anypoint Cargo プラグインをアップグレードする

Anypoint Cargo プラグインは、PDK Rust ライブラリで使用する Cargo の機能を拡張します。

Anypoint Cargo プラグインをアップグレードする手順は、次のとおりです。

  1. カスタムポリシーの ​Makefile​ を開きます。

  2. install-cargo-anypoint​ 対象を見つけます。次に例を示します。

    install-cargo-anypoint:
    	cargo install cargo-anypoint@1.0.0 --registry anypoint --config .cargo/config.toml
  3. @​ 文字の後のバージョンを必要なバージョンに変更します。

  4. Makefile​ を保存します。

  5. make setup​ コマンドを実行します。

    make setup
    特定のポリシーの ​make setup​ コマンドを実行すると、そのポリシーの Anypoint Cargo プラグインバージョンがインストールされます。
  6. 次のコマンドを実行して、適切なバージョンがインストールされていることを確認します。

    cargo anypoint --version

ポリシーの Rust バージョンをアップグレードする

ポリシーの Rust バージョンをアップグレードする手順は、次のとおりです。

  1. デバイスに Rust バージョンがダウンロードされていることを確認します。

    Rust を更新するには、​「PDK を使用するための Rust の要件」​を参照してください。

  2. カスタムポリシーの ​cargo.toml​ を開きます。

  3. Rust バージョンを見つけます。次に例を示します。

    rust-version = "1.83.0"
  4. Rust バージョンを更新します。次に例を示します。

    rust-version = "1.87.0"
  5. cargo.toml​ ファイルを保存します。

ポリシーの WASI クレートをアップグレードする

Rust WebAssembly システムインターフェース (WASI) クレートを ​wasm32-wasi​ から ​wasm32-wasip1​ にアップグレードする手順は、次のとおりです。

  1. カスタムポリシーの ​Makefile​ を開きます。

  2. 次の行を見つけます。

    TARGET                	:= wasm32-wasi
  3. wasm32-wasi​ を ​wasm32-wasip1​ に置き換えます。

    TARGET                	:= wasm32-wasip1
  4. Makefile​ を保存します。

  5. カスタムポリシーの ​tests/common/mod.rs​ を開きます。

  6. 次の行を見つけます。

    pub const POLICY_DIR: &str = concat!(env!("CARGO_MANIFEST_DIR"), "/target/wasm32-wasi/release");
  7. wasm32-wasi​ を ​wasm32-wasip1​ に置き換えます。

    pub const POLICY_DIR: &str = concat!(env!("CARGO_MANIFEST_DIR"), "/target/wasm32-wasip1/release");
  8. mod.rs​ ファイルを保存します。