ハードウェアおよびソフトウェアの要件

RPA Bot をインストールする前に、環境がハードウェアおよびソフトウェアの最小要件を満たしていることを確認してください。

ハードウェア要件

  • 最適なパフォーマンスを得るには、RPA Bot を専用のコンピューターで実行してください。

最小 推奨

デュアルコア 2 GHz CPU (MMX/SSE 互換)

デュアルコア 3 GHz CPU (MMX/SSE 互換)

8 GB の RAM

16 GB の RAM

30GB のディスク領域

30GB (SSD) のディスク領域

サポートされていないハードウェア構成

  • Intel Graphics 520 および 530 を搭載したノートブック

ソフトウェア要件

ソフトウェア 必要なバージョン

Microsoft .NET Framework

  • 4.5

  • 4.7.2

オペレーティングシステム

次のいずれか

  • Windows 10 (64 ビット)

    • Professional

    • Professional for Workstations

    • Enterprise

      Enterprise マルチセッション (Windows 10 Enterprise for Virtual Desktop) はサポートされません。

    • Enterprise LTSC

  • Windows 11

    • Professional

    • Professional for Workstations

    • Enterprise

      Enterprise マルチセッション (Windows 11 Enterprise for Virtual Desktop) はサポートされません。

  • Windows Server 2019

  • Windows Server 2022

システム設定

  • ディスプレイ解像度:

    • 最小: 1280 x 1080

    • 推奨: Full HD 1080p (1920 × 1080) 以上

  • 画面上のテキストや他の項目の​カスタムスケーリング​: 100%

  • ClearType​: オフ

セキュアセッションテクノロジーの要件

セキュアセッションは、バックグラウンドで実行され、ボットのみがアクセスできる非表示デスクトップセッションです。 セキュアセッションを使用する利点の 1 つは、ボットが自身を増殖させて複数のプロセスインスタンスを並列実行できることです。

セキュアセッションを使用するには、すべての前提条件が満たされ、すべての責任者に通知されている必要があります。

  • RPA Bot サービスは、デフォルトでは​ローカルシステム​アカウントで実行されます。

    • 別のアカウントを使用する場合は、そのアカウントが Windows サービスを実行する権限を持っていることを確認してください。

  • RPA Bot サービスは、同じコンピューターまたは同じドメイン内のユーザーアカウントでプロセスを実行します。

    • ローカルユーザーとドメインユーザー、そして人間ユーザーとボットユーザーを区別できるように、専用アカウントとユーザー名スキームを使用してください。

    • ボットがプロセスを実行するために使用するユーザーアカウントは、​リモートデスクトップユーザー​グループに属し、ローカルループバックアドレス 127.0.0.2 経由でローカル RDP セッションを確立する権限を持っている必要があります。

  • ボットが 1 つ以上 (Windows 10 と Windows 11)、または 2 つ以上 (Windows Server) のセキュアセッションを同時に実行できるようにするには、ボットがインストールされているコンピューターに、十分な数のライセンスユーザーを持つターミナルサーバーソフトウェアがインストールされていることを確認してください。コンピューターには、複数のプロセスを同時に実行できる十分なリソース (セッションあたり 2 GB 以上の RAM) が必要です。

  • ライセンスされているセキュアセッションが 1 つしかないボットで実行設定をデプロイする場合は、その前に、セッションを切断せずに指定されたユーザーをサインアウトしてください。

    • ライセンスされているセキュアセッションが 1 つあるボットでプロセスが実行されるコンピューターにはサインインしないでください。

ファイルシステム権限要件

RPA Bot には、その機能にとって重要ないくつかのフォルダーへの完全な更新アクセス権が必要です。セットアッププロセス中およびその後の RPA Bot の実行中に問題が発生しないように次のことを確認してください。

  • RPA Bot を管理者としてインストールする

    セットアップファイルを管理者として実行しない場合、インストールプロセスが正常に終了しない可能性があります。これが発生した場合は、必ずセットアップファイルを管理者として実行して RPA Bot を再インストールします。

  • RPA Bot には、次のフォルダーとサブフォルダーおよびそれらの内部のファイルに対する完全な更新アクセス権があります。

    • C:\Program Files\Mulesoft\RPABot

    • C:\ProgramData\Mulesoft\RPABot

  • 使用している環境で RPA プロセスの実行はブロックされていません。

    オペレーティングシステムにより特定のファイルの実行がブロックされる可能性があります。RPA Bot ホームディレクトリとそのサブフォルダー内のすべての実行可能 (​.exe​) ファイルを実行できることを確認します。

インターネットルート要件

RPA Manager と通信するには、RPA Bot では、RPA Bot コンフィグレーターポップアップで次のインターネットルートを ​[RPA Manager to connect (接続する RPA Manager)]​ 項目に入力する必要があります。

  • + https://[対象のサブドメイン]​.rpa.mulesoft.com+

また、内部で使用されている URL ​https://*.cloudfront.net​ も開く必要があります。通常、これは、ネットワークチームまたはセキュリティチームによって実行されます。

RPA Bot コンフィグレーターポップアップについての詳細は、​「RPA Bot の設定」​を参照してください。

互換性

アプリケーション バージョン

RPA Builder

6.4.0 以降

RPA Recorder

6.4.0 以降