ワークフローのテストとデバッグ

RPA Builder では、ワークフローをテストおよびデバッグするためのフレームワークが提供されます。

ワークフローをテストする前に、​エラーと使用不能を区別​する方法を確認します。

次に、​ワークフローを実行してワークフロー実行結果を参照​し、ワークフローの実行に関する詳細情報を取得できます。

ワークフロー要素のトラブルシューティングを行うには、​[Workflow Debugger (ワークフローデバッガー)]​ を使用して、ブレークポイントを設定し、設定した各ブレークポイントでワークフローを停止してワークフローをデバッグします。

RPA Builder では、失敗したワークフローの実行後に RPA Manager からダウンロードした​分析パッケージを使用して問題を分析​することもできます。

エラーと使用不能の区別

ワークフローをテストする場合、ワークフローが原因で発生したエラーと、測定対象アプリケーションが使用不能なために発生したエラーを区別することが極めて重要です。この違いを理解するには、関連する詳細 (エラーの発生場所、エラーの発生原因、エラーについてスクリーンショットが示していること) を確認します。

指定されたウィンドウタイトルが見つからなかったというメッセージでキーストロークアクションが失敗する原因はいくつかあります。たとえば、ウィンドウがまったく存在しなかった、または指定されたウィンドウタイトルが誤っていたことを意味している可能性があります。スクリーンショットを分析することで、これらの 2 つの事例を区別できます。ウィンドウがまったく存在しない場合、監視対象のアプリケーションは想定時間内に開始されていません。つまり、実際には使用不能になっていることを意味するため、ワークフローを変更する必要はありません。一方、ウィンドウが存在することがスクリーンショットで示されている場合、ワークフローにエラーがあることを意味します。この場合、スクリーンショットを調べることで、実際のウィンドウタイトルを確認し、必要に応じてキーストロークアクションを編集することができます。

一般的にワークフローは次の原因で失敗します。

  • 指定されたタイムアウト期間内で画像を検出できなかった。

  • アプリケーションウィンドウを検出できなかった、または指定されたタイムアウト期間内でアプリケーションウィンドウが消えなかった。

  • キーストロークアクションの対象ウィンドウを検出できなかった。