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Monitoring API ManagerRPA Builder では、ワークフローの統合デバッガーが提供されます。
デバッガーを使用するには、[Debug Workflow (ワークフローをデバッグ)] () をクリックするか、F8 キーを押します。これにより、テストの実行が開始され、エラーが発生した場合にワークフローの実行が停止する代わりに 「Workflow Debugger (ワークフローデバッガー)」 が開きます。
[Debug Workflow (ワークフローをデバッグ)] を実行したら、キーボードの Pause/Break キーを押して [Workflow Debugger (ワークフローデバッガー)] をコールできます。[Workflow Debugger (ワークフローデバッガー)] 内でワークフローオブジェクトの設定を変更した後、ワークフローを再実行したり、現在の位置から続行したりできます。ワークフローがエラー状態になると、[Workflow Debugger (ワークフローデバッガー)] が表示されます。
1 | [Workflow Debugger (ワークフローデバッガー)] の最初のペインには、ワークフローの集約ビューと、最後に実行されたステップを示す矢印が表示されます。 |
2 | 2 番目のペインには、選択したアクションステップのデバッグ情報が表示されます。[Debug Information (デバッグ情報)] パネルには、すでに実行されたアクションステップに関連する設定と実行時の情報の組み合わせが含まれます。 |
この例では、ワークフローは Window Wait アクションステップでエラー状態になりました。[Debug Information (デバッグ情報)] パネルの [Result (結果)] セクションでは、ウィンドウが見つからなかったことを確認できます。また、[Configuration (設定)] セクションでは、WindowTitle 値が「testname」
に設定されています。実行時にこのタイトルのウィンドウが存在しなかったため、これがエラーの原因となりました。
ワークフローデバッガーツールバーには次のボタンが含まれます。
): [Repeat (繰り返し)]
アクションステップを再度実行します。
): [Edit & Repeat (編集 & 繰り返し)]
実行された最後のアクションステップのウィザードを開き、設定を変更してエラーを修正することができます。その後、アクションステップが再度実行され、変更後にアクションステップが正しく動作することを確認できます。完了時に [Workflow Debugger (ワークフローデバッガー)] が再度表示され、[Run State (実行状態)] が [OK]
であるか [Error (エラー)]
であるかを確認できます。
): [Continue (続行)]
ワークフローの実行を続行します。
[Continue with Runstate: (次の実行状態で続行:)] ドロップダウンメニューは現在の [Run State (実行状態)] を反映しています。この時点で、この状態を強制的に [Error (エラー)]
または [OK]
に設定することができます。たとえば、Managed ブロックの OnError 部分をデバッグする場合、DoAction セクション中に状態を [Error (エラー)]
に設定すると、その後、OnError セクションが実行されます。また、エラーが発生してもワークフローの残りを実行する必要がある場合は、[Run State (実行状態)] を強制的に [OK]
に設定することもできます。
): [Single Step (1 ステップ)]
このボタンを使用して、ワークフローをステップごとに実行します。
): [Stop (停止)]
現在のデバッグの実行を停止して、RPA Builder に戻ります。
アクションステップのウィザードは、ダブルクリックすることでいつでもコールすることができます。
ブレークポイントを使用すると、ワークフロー内でワークフローデバッガーの実行を常に停止するポイントを設定できます。ブレークポイントはデバッグの実行を始める前に設定するか、ワークフローデバッガー自体内で設定できます。すべてのワークフローオブジェクトにブレークポイントを設定することができます。
ワークベンチでワークフローオブジェクトにブレークポイントを追加するには、オブジェクトを右クリックし、コンテキストメニューから [Set Breakpoint (ブレークポイントを設定)] を選択します。該当の要素の横にブレークポイントアイコン () が表示されます。
ブレークポイントを削除するには、ワークフローオブジェクトを再度右クリックし、コンテキストメニューから [Delete Breakpoint (ブレークポイントを削除)] を選択します。
他のアクションステップ (Transaction、Managed ブロックなど) が含まれる項目でブレークポイントを設定すると、その項目 (およびそのすべてのコンテンツ) を完全な単位として繰り返すことができます。エラーの根本原因がよくわからない場合、これは便利です。エラーの発生場所を見つけるまで、囲んでいるトランザクションを繰り返すことができます。
また、オブジェクトの前に表示されているバーをクリックすることで、ブレークポイントの設定と削除をワークフローデバッガー内で直接行うこともできます。
RPA Builder では、ワークフロー内で定義したブレークポイントがワークフローと共に保存されるため、それらをいつでも再利用できます。ブレークポイントはデバッグの実行のみに影響します。実際のワークフローの実行ではブレークポイントは無視されます。