ステップ 8: 自動化の Composer フローとの統合

プロセスの自動化を正常にパブリッシュした後で、MuleSoft RPA アカウントを MuleSoft Composer に接続して、Composer フローから自動化プロセスを開始できます。このステップ中に、新しい MuleSoft Composer フローを作成し、トリガーを設定して、Composer アカウントを MuleSoft RPA アカウントに接続し、RPA プロセスの実行を開始します。

Salesforce などのシステムとのやりとりなど、さまざまなトリガーで Composer フローが開始される場合があります。このチュートリアルでは Scheduler イベントを使用します。これは、他のシステムへの接続を設定せずにフローの実行を開始できるシンプルな方法であるためです。

ステップ 8.1: 新しい Composer フローを作成する

新しい Composer フローを作成する手順は、次のとおりです。

  1. MuleSoft Composer を開きます。

    組織の MuleSoft Composer インスタンスの URL がわからない場合は、組織のシステム管理者にお問い合わせください。

  2. メニューバーで、​[Composer Flows (Composer フロー)]​ をクリックします。

  3. [New Flow (新しいフロー)]​ をクリックします。

  4. [Untitled Flow (タイトル未定のフロー)]​ の横にある編集ボタンをクリックして、このフローの名前を付けます (​「Trigger RPA Automation」​ (RPA 自動化をトリガー) など)。

ステップ 8.2: フローの開始イベントを追加する

すべての Composer フローに実行をトリガーするための開始イベントが必要です。開始アクションを追加する手順は、次のとおりです。

  1. [What Should Start This Flow? (このフローを開始する要素)]​ ウィンドウで ​[Scheduler]​ をクリックします。

    Scheduler​ により、15 分ごとなど、設定したスケジュールに従ってフロー実行がトリガーされます。

    Composer のフロートリガーを設定するオプションが表示されているアクションカード

  2. [Every (間隔)]​ 項目はデフォルト値である 15 分に設定されたままにしておいてください。

Step 8.3: Composer を MuleSoft RPA に接続する

Composer から RPA プロセスを呼び出すには、事前に 2 つのシステム間の接続を設定しておく必要があります。

Composer と MuleSoft RPA 間の接続を設定する手順は、次のとおりです。

  1. 以前に作成した Scheduler イベントの横にある ​[追加]​ (​「Add Event (イベントを追加)」 ボタン​) をクリックします。

  2. [System Action (システムアクション)]​ を選択します。

  3. [MuleSoft RPA]​ を選択します。

    新しいシステム (MuleSoft RPA) を操作するのは初めてであるため、Composer で接続パネルが開きます。

  4. 次の詳細を指定して、MuleSoft RPA アカウントに接続します。

    • Connection Display Name (接続の表示名)​: 接続の名前 (​「My RPA Account」​ (自分の RPA アカウント) など)。

    • RPA API URL​: RPA Manager インスタンスの RPA API URL。この URL は、RPA Manager の URL に ​/rpa/api/v1​ を追加して作成します。例: https://<tenant-name>.rpa.mulesoft.com/rpa/api/v1Leaving the Site​。

    • User API Key (ユーザー API キー)​: MuleSoft RPA を Composer に接続するための API キー。チュートリアルの前提条件の一環として作成したのと同じ API キーを使用してください。新しいユーザー API キーは、​「ユーザーの API キーを作成する」​の手順に従って作成できます。

  5. [Connect (接続)]​ をクリックします。

接続の作成中にエラーメッセージが表示された場合は、設定の詳細を確認してもう一度お試しください。

Step 8.4: RPA プロセスを呼び出すアクションを追加する

MuleSoft RPA への接続を正常に設定したら、次の手順に従って RPA プロセスを呼び出します。

  1. MuleSoft RPA アクションカードで、​[アクション]​ > ​[Invoke RPA Process (RPA プロセスを呼び出す)]​ を選択します。

  2. [RPA Process]​ で、「automation-tutorial-deploy.adoc#Step-7-1」 で作成した呼び出し可能な実行設定を選択します。

  3. [Output (出力)]​ で、​[Use response in this flow (このフローの応答を使用)]​ を選択します。

  4. [保存]​ をクリックします。

  5. RPA プロセスへのコールを含めて、Composer フローをテストするには ​[テスト]​ をクリックします。

    テストが正常に完了したら、RPA プロセスカードに追加の詳細 (​[RPA Execution ID (RPA 実行 ID)]​ や ​[RPA Execution Status (RPA 実行状況)]​ (これが ​[SUCCEED (成功)]​ と表示されていれば RPA プロセスの実行が適切に行われたことを確認できる) など) が表示されます。

次のステップ

RPA プロセスの実行をトリガーする Composer フローを作成したので、次はデプロイメントを監視します。