Anypoint Platform との相互認証の設定

Runtime Fabric バージョン 1.6.45 以降では Runtime Fabric と Anypoint Platform コントロールプレーンを接続するための相互認証がデフォルトで有効になっています。相互認証を有効にするための次の手順は、1.6.45 より前のバージョンにのみ適用されます。

相互認証により Runtime Fabric と Anypoint Platform 間の通信のセキュリティが向上するため、相互認証を強くお勧めします。

バージョン 1.6.45 より前の Runtime Fabric では、Runtime Fabric API を使用して相互認証を有効にします。バージョン 1.3.60 以降の Runtime Fabric では、Runtime Manager を使用して相互認証を有効にします。

始める前に

相互認証を有効化する前に、次のエンドポイントとポートにすべての Runtime Fabric コントローラーノードとワーカーノードからアクセスできることを確認します。

  • US コントロールプレーン:

    • configuration-resolver.prod.cloudhub.io:443

  • EU コントロールプレーン:

    • configuration-resolver.prod-eu.msap.io:443

相互認証を有効化する前に上記の要件を満たしておかないと、Runtime Fabric でアプリケーションデプロイメントを作成/管理するときにエラーが発生します。

rtfctl​ ユーティリティの最新バージョンを使用すると、すべての必要なエンドポイントに各 Runtime Fabric コントローラーノードからアクセスできることを検証できます。

cd /opt/anypoint/runtimefabric
./rtfctl update
./rtfctl test outbound-network --mutual-tls-check

Runtime Manager からの相互認証の有効化

  1. Runtime Manager で適切な環境を選択し、​[Runtime Fabrics]​ をクリックします。

  2. Runtime Fabric を選択します。

  3. [Enable mutual authentication with Anypoint Platform connectivity (Anypoint Platform 接続との相互認証を有効にする)]​ の切替を ​[On (オン)]​ に設定します。

Runtime Fabric API を使用した相互認証の有効化

Runtime Fabric ワークステーションで、次の cURL コマンドを実行します。

curl --location --request PATCH 'https://[eu1]anypoint.mulesoft.com/runtimefabric/api/organizations/<ORG-ID>/fabrics/<RUNTIME-FABRIC-ID>' --header 'Content-Type: application/json' --header 'Authorization: Bearer <TOKEN>' --data-raw '{"features": {"enhancedSecurity": true}}'

プレースホルダーを固有の値に置き換えます。

  • <ORG-ID>

  • <RUNTIME-FABRIC-ID>

  • <TOKEN>