Runtime Fabric への API プロキシのデプロイ

Runtime Fabric では、API プロキシを Mule Runtime にデプロイできます。

始める前に

API プロキシを Mule Runtime にデプロイするには、アカウントに次の権限が必要です。

  • 「Manage APIs Configuration (API 設定の管理)」権限

  • 「Deploy API Proxies (API プロキシのデプロイ)」権限

API Gateway バージョン 3.8.7、3.9.1、または 4.1.2 を使用していることを確認する必要があります。

API を Mule 4 環境にデプロイしていて HTTPS 要求をサポートするためにプロキシを有効にする場合は、最初に​「HTTPS API プロキシの構築」​を参照してください。

デフォルトでは、次のリソースがプロキシアプリケーションに割り当てられます。

  • CPU: 0.2 vCore

  • メモリ: 1.024 GB

リソース割り当ての設定は、Runtime Manager のアプリケーションの ​[Settings (設定)]​ ページで更新できます。

API プロキシをデプロイする

API Manager を使用してプロキシを Runtime Fabric にデプロイします。HTTP または HTTPS 経由でのインバウンド要求とアウトバウンド要求をサポートするようにプロキシを有効化できます。

プロキシで HTTPS をサポートする必要がある場合、使用を開始する前に追加の要件について API Manager ドキュメントの​「HTTPS API プロキシの構築」​を参照してください。

  1. Anypoint Platform から、​[API Manager]​ > ​[Manage API (API を管理)]​ > ​[Manage API From Exchange (Exchange から API を管理)]​ を選択します。

  2. [API Name (API 参照名)]​ で、Exchange に保存されたアセットの名前を検索します。

    API の ​[Asset type (アセットタイプ)]​、​[API version (API バージョン)]​、および ​[Asset version (アセットバージョン)]​ 項目は、Exchang から自動的に入力されます。

  3. [Managing type (管理種別)]​ に、​[Endpoint with Proxy (プロキシを使用したエンドポイント)]​ を選択します。

  4. [Proxy deployment target (プロキシデプロイメント対象)]​ に、[Runtime Fabric] を選択します。

  5. Mule バージョンを選択します。

  6. [Implementation URI (実装 URI)]​ に、プロキシにアクセスするベース URL パスを指定します。

  7. 必要に応じて、​[Path (パス)]​ を指定します。

  8. インバウンドトラフィックで SSL を有効にする場合は、次の手順を実行します。

    1. [Scheme (スキーム)]​ で ​[HTTPS]​ を選択します。

      [TLS Context for Inbound Traffic (インバウンドトラフィックの TLS コンテキスト)]​ 項目が有効になります。

    2. [Add TLS Context (TLS コンテキストを追加)]​ を選択します。

    3. TLS コンテキストをホストしたシークレットグループを ​[Secret group (シークレットグループ)]​ ドロップダウンから選択します。

    4. HTTPS API プロキシの TLS コンテキストを ​[TLS Context (TLS コンテキスト)]​ ドロップダウンから選択します。

  9. API プロキシの​ポート​番号を入力します。

  10. [Client Provider (クライアントプロバイダー)]​ を選択します。

  11. [Advanced Options (詳細オプション)]​ をクリックします。

  12. [Proxy Version (プロキシバージョン)]​ で、​[latest (最新)]​ を選択します。

    この値を選択すると、API プロキシで最新リリースのプロキシバージョンが使用されます。

  13. [TLS Context for Outbound traffic (アウトバウンドトラフィックの TLS コンテキスト)]​ で ​[Add TLS Context (TLS コンテキストを追加)]​ をクリックします。

    1. TLS コンテキストをホストしたシークレットグループを ​[Secret Group (シークレットグループ)]​ ドロップダウンリストから選択します。

    2. HTTPS API プロキシの TLS コンテキストを ​[TLS コンテキスト]​ ドロップダウンから選択します。

  14. [Save (保存)]​ をクリックします。

    設定情報が保存され、API Manager に ​[Deployment Configuration (デプロイメント設定)]​ セクションが表示されます。

  15. [Deployment Configuration (デプロイメント設定)]​ セクションで、次の設定を定義します。

    1. [Runtime Fabric target (Runtime Fabric 対象)]​ を選択します。

    2. [Runtime version (ランタイムバージョン)]​ を選択します。

    3. プロキシアプリケーションの名前を入力します。

API Manager は API プロキシを Runtime Fabric にデプロイします。デプロイ中は、次の情報を示すデプロイメントの状況ダイアログが表示されます。

  1. プロキシのデプロイ​。

  2. アプリケーションの起動​。

  3. デプロイメント成功​。

デプロイ後は、デプロイした API プロキシを Runtime Manager から管理できます。

Anypoint Studio を使用して HTTPS プロキシを有効にする

Anypoint Studio を使用して HTTPS 要求をサポートするようにプロキシを有効化できます。

  1. 「API プロキシのダウンロード」​の手順を使用して、API ゲートウェイをダウンロードし、API Manager からデプロイします。

  2. 「Anypoint Studio を使用して TLS を設定する」​の手順を使用して、Anypoint Studio でゲートウェイを開き、キーストア (SSL 証明書) を挿入します。

  3. 「Runtime Fabric に Mule アプリケーションをデプロイする」​の手順に従って、Runtime Manager を使用してゲートウェイをエクスポートおよびデプロイします。

  4. 「How to enable last-mile security in Runtime Fabric (RTF) (Runtime Fabric (RTF) で Last Mile セキュリティを有効化する方法)」​の手順を使用して、アプリケーションの Last Mile セキュリティを有効にします。