Salesforce Connector 10.12 のトラブルシューティング - Mule 4

Upsert

更新/挿入しようとしている sObject に外部 ID 項目名を設定しなければ、Upsert 操作に失敗します。

sObject ​priceBookentry2​ では Upsert 操作が機能しません。

bulk upsert の ​contentType​ の値は変更できませんが、Create job 操作を使用して、コンテンツの種類を CSV または圧縮 CSV (最大文字数近くに達した場合) のいずれかに設定し、Create batch 操作でフォローアップできます。

選択リスト値の更新/挿入

オブジェクト内の選択リスト項目の場合、​Upsert Metadata​ 操作ではその特定のオブジェクトの選択リストマッピングのみが更新されます。選択リスト内の値の追加や削除など、実際の選択リスト値を更新するには、​Deploy Metadata​ 操作を使用します。選択リストがカスタム項目に関連付けられているかグローバル選択リストに関連付けられているかに基づいて、​カスタム項目​または​グローバル選択リスト​のメタデータデプロイを実行する必要があります。

Query

DataSense を介して sObject の項目と対応するデータ型を表示することはできますが、Query 操作はすべての項目を ​String​ で返します。

実際のデータ型を使用するには、Transform または Transform Message コンポーネントを使用して、項目を目的の型に変換します。

CreatedDate​ 項目は ​dateTime​ として表示されますが、クエリは日付を表す ​String​ 値を返します。項目を ​dateTime​ として使用するには、Transform Message コンポーネントを使用して設定します。

Date​ 項目と ​dateTime​ 項目を保存するには、DataWeave 式を使用して ​Date​ および ​Calendar​ Java オブジェクトを作成します。

Salesforce Connector リストへの値の挿入

Salesforce Connector の既存のリストに連動値を挿入しても、必ずしも機能するとは限りません。この機能をテストして確認します。

Salesforce リストの値の照合

内容を Salesforce の既存のリスト項目の値と照合する場合は、リストとまったく同じ値を使用します。たとえば、「​US​」という値を使用して、「​USA​」という値を含むリストの内容と照合した場合、照合は機能しますが、結果のリストに「​US​」と「​USA​」の 2 つの値が返されます。

通貨

通貨の値は 18 文字以下にする必要があります。

複数の通貨を処理するときは、sObject でどの通貨を使用しているか認識し、不正確な値が入力されないようにします。デフォルトの通貨は組織レベルの場所と一致します。

API コールの制限

アカウントに適用されるレート制限ポリシーのスコープを認識し、1 日に割り当てられている API コール数を超えないようにする必要があります。

商談オブジェクト

Salesforce 商談オブジェクトからデータを抽出する場合、このコンテキストの「四半期」は暦年ではなく組織の会計年度を基準としていることに注意してください。

日本語サポート

Salesforce Connector では、以下を除くすべての操作で日本語文字がサポートされます。

  • Publish Streaming Channel​ 操作では、​[Streaming Channel Name (ストリーミングチャネル名)]​ の日本語文字がサポートされません。これには、英数字と ​_​ または ​/​ 文字のみを含めることができます。 Salesforce ストリーミングチャネルのドキュメントLeaving the Site​を参照してください。

  • メタデータ操作では、一部の項目に日本語文字が含まれているとエラーメッセージが返されることがあります。たとえば、日本語文字を含む ​fullName​ を使用してカスタムオブジェクトまたはカスタム項目を作成すると、​FIELD_INTEGRITY_EXCEPTION​ がトリガーされて次のメッセージが表示されます。
    The Object Name field can only contain underscores and alphanumeric characters. ([Object Name (オブジェクト名)] 項目には、アンダースコアと英数字のみを使用できます。) It must be unique, begin with a letter, not include spaces, not end with an underscore, and not contain two consecutive underscores. (一意であること、最初は文字であること、空白は使用しない、最後にアンダースコアを使用しない、2 つ続けてアンダースコアを使用しないという制約があります。)

一般的なスローの理解

次に、一般的なスローメッセージとその解釈方法のリストを示します。

  • SALESFORCE:CONNECTIVITY

    A problem occurred and a connection could not be established. (問題が発生して接続を確立できませんでした。)
  • SALESFORCE:INVALID_INPUT

    The provided input data for an operation is not valid. (操作で指定された入力データが無効です。)
  • SALESFORCE:INVALID_RESPONSE

    The response from the server cannot be processed. (サーバーからの応答を処理できません。)
  • SALESFORCE:LIMIT_EXCEEDED

    A specific limit is exceeded, for example, if you try to create more than 200 entities at once with the ​*Create*​ operation. (たとえば、Create 操作を使用して 1 回で 200 件を超えるエンティティを作成すると、特定の制限を超えます。)
  • SALESFORCE:MUTUAL_AUTHENTICATION_FAILED

    The mutual authentication failed. (相互認証に失敗しました。)
  • SALESFORCE:NOT_FOUND

    The server could not find the requested resource. (サーバーは要求されたリソースを見つけることができませんでした。)
  • SALESFORCE:RETRY_EXHAUSTED

    The maximum number of retries for the operation is reached. (操作の最大再試行回数に達しました。)
  • SALESFORCE:TIMEOUT

    A specific request takes longer than a configured amount of time to complete. (特定の要求の完了までに、設定された時間よりも長い時間がかかっています。)