WSS Module のバージョン 2.0 へのアップグレードおよび移行

WSS Module をバージョン 2.x にアップグレードします。

サポートされているアップグレードパス

開始バージョン 終了バージョン

1.x

2.x

このリリースでの変更

WSS Module 2.0 には次の変更内容が含まれます。

  • WSS Module (およびその連動関係) が Java 17 のみと互換性があるようになりました。

  • 最新の開発プラクティスに沿い、引き続きセキュアでサポートされているライブラリとの互換性を保てるように、WSS Module は Spring 5.x から Spring 6.x にアップグレードされます。

  • [Encryption Config (暗号化設定)]​ 種別で、​[EMBEDDED_KEY_NAME]​ オプションは ​[Encryption Key Identifier (暗号化キー識別子)]​ 項目から削除されました。

アップグレード前提条件

アップグレードを実行する前に、復元する必要がある場合に備えて、ファイル、データ、および設定のバックアップを作成する必要があります。

アップグレード手順

以下の手順でアップグレードを実行します。

  1. Anypoint Studio で、プロジェクトを右クリックし、​[Manage Dependencies (連動関係の管理)]​ > ​[Manage Modules (モジュールを管理)]​ を選択します。

  2. [Web Service Security Module]​ を選択し、​[Update version (バージョンを更新)]​ をクリックします。

  3. [Apply and Close (適用して閉じる)]​ をクリックします。

  4. Mule プロジェクトの ​pom.xml​ ファイルで WSS Module 連動関係のバージョンが ​2.0.0​ であることを確認します。

または、Mule プロジェクトの ​pom.xml​ ファイルで WSS Module 連動関係を手動で更新するか、単に更新済みのモジュールをプロジェクトに追加することもできます。

アップグレードを確認する

コネクタをアップグレードしたら、次の手順に従ってアップグレードを検証します。

  1. Studio の ​[Problems (問題)]​ または ​[Console (コンソール)]​ ビューでエラーがないことを確認します。

  2. プロジェクトの ​pom.xml​ ファイルに問題がないことを確認します。

  3. 接続をテストして、操作が機能することを確認します。

トラブルシューティング

パラメーターのキャッシュおよびメタデータのキャッシュで問題がある場合、Anypoint Studio の再起動をお試しください。

アップグレードの復元

前のバージョンの WSS Module に戻す必要がある場合、プロジェクトの ​pom.xml​ で WSS Module 連動関係バージョン ​2.0.0​ を前のバージョンに変更します。

Anypoint Studio でプロジェクトの ​pom.xml​ を更新する必要があります。