Anypoint Studio から Anypoint Code Builder への Mule プロジェクトの移行

デプロイ可能な Mule アプリケーションアーカイブ (JAR ファイル) を作成して、Mule プロジェクトを Anypoint Studio から Anypoint Code Builder に移行します。 Anypoint Code Builder を使用すると、起動時間の短縮、コラボレーションの合理化、MuleSoft for Agentforce: Topic Center のインテグレーションによるトピックとエージェントの API 仕様の有効化などの利点を備えた最新の開発環境を実現できます。

進行中のベータリリース​: クラウド IDE は進行中のベータリリースです​。ベータ状態での Anypoint Code Builder の使用には、IDE で入手できる、該当するベータサービス契約条件が適用されます。

Anypoint Studio で Mule プロジェクトを共有可能な JAR ファイルにエクスポートする

  1. Anypoint Studio でエクスポートするプロジェクトを開きます。

  2. [File (ファイル)]​ メニューから ​[Export (エクスポート)]​ を選択します。

  3. Mule フォルダーをクリックして展開します。

  4. [Anypoint Studio Project to Mule Deployable Archive (includes Studio metadata) (Anypoint Studio プロジェクトを Mule デプロイ可能アーカイブへ (Studio メタデータを含む))]​ を選択して ​[Next (次へ)]​ をクリックします。

  5. エクスポートするプロジェクトを選択し、​[Next (次へ)]​ をクリックします。

  6. [JAR file (JAR ファイル)]​ メニューで、省略記号 ([…​]) ボタンをクリックし、ローカルドライブを調べて、デプロイ可能 JAR ファイルのエクスポート先のフォルダーを選択します。

  7. [Finish (完了)]​ をクリックします。

エクスポートの考慮事項

  • 次の操作を行う予定がある場合は、​[Attach Project Sources (プロジェクトソースを添付)]​ を選択してプロジェクトメタデータを含めます。

    • デプロイ可能ファイルをオープン Mule プロジェクトとしてワークスペースに再インポートする。

    • JAR ファイルを Anypoint Code Builder にインポートする

    • JAR ファイルを同じ Studio ワークスペースにインポートする

[Attach Project Sources (プロジェクトソースを添付)]​ を選択すると、Mule Maven プラグインで Mule プロジェクトをパッケージ化する場合と同様に ​-DattachMuleSources​ パラメーターにフラグが付けられます。
  • エクスポートした Mule プロジェクトを CloudHub にデプロイする予定がある場合は、​[Include project module and dependencies (プロジェクトモジュールと連動関係を含める)]​ を選択します。

Anypoint Code Builder で共有可能な JAR ファイルから Mule プロジェクトをインポートする

Mule プロジェクトのスナップショットの共有可能な JAR ファイルをデスクトップ IDE にインポートします。

共有可能な JAR ファイルを作成するには、​「共有可能な JAR ファイルにエクスポートする」​を参照してください。 コンテンツに連動関係は含まれないため、コンテンツは軽量です。 IDE では、プロジェクトの ​pom.xml​ で設定された連動関係が生成されます。

共有可能な JAR ファイルをデスクトップ IDE にインポートする手順は、次のとおりです。

  1. IDE で開いているプロジェクトがないことを確認します。

  2. コマンドパレットを開きます。

    手順を表示
    • キーボードショートカットを使用する。

      • Mac: Cmd+Shift+p

      • Windows: Ctrl+Shift+p

    • [View (表示)]​ > ​[Command Palette (コマンドパレット)]​ を選択する。

  3. 次のコマンドを入力します。

    MuleSoft: Import a Mule Project
  4. インポートする共有可能な JAR ファイルに移動し、​[Select jar file to import (インポートする JAR ファイルを選択)]​ をクリックします。

  5. JAR ファイルを展開するフォルダー (ホームディレクトリや、Mule プロジェクトフォルダー​外部​のフォルダーなど) に移動します。

  6. [Select project folder (プロジェクトフォルダーを選択)]​ をクリックします。

    IDE により、プロジェクトの共有可能な JAR ファイルが選択したフォルダーに展開されます。

  7. Mule プロジェクトフォルダーが閉じている場合は、プロジェクトの​ルート​ディレクトリでプロジェクトの​ワークスペースを開きます​。

    グラフィカルキャンバスの読み込みに加えて、IDE はプロジェクトの ​pom.xml​ で定義された連動関係も読み込みます。 Mule Runtime または Java 設定がない場合は、キャンバスから使用するバージョンを設定します。

    ライブラリは、プロジェクトフォルダー内の ​target/repositories​ ディレクトリに読み込まれます。

  8. プロジェクトをテストします。

    1. 開いているプロジェクトでエラーをチェックし、設定 XML とキャンバスが正しく読み込まれていることを確認します。これは、コンポーネントの連動関係が解決されたことを示します。

    2. 設定 XML 内のポートやファイルパスなど、変更する設定を確認します。

    3. プロジェクトを実行してデバッグします。

      案内については、​「デバッグモードでのアプリケーションの実行」​を参照してください。