Anypoint MQ Connector 3.x — Mule 4

サポートカテゴリ: Select

Anypoint MQ Connector は、Anypoint MQ クラウドサービスを使用して Mule アプリケーションにパブリッシュ - サブスクライブメッセージングを提供します。

Anypoint MQ は、エンタープライズメッセージングパターン、マイクロサービス間の非同期通信、IoT などの広範なメッセージングのユースケースをサポートします。また、Anypoint MQ には、node.js、Java、Go、DevOps bash スクリプトなどのフレームワークを使用してメッセージのパブリッシュやコンシュームを行う REST API もあります。

要件

このコネクタを使用するには、Anypoint Studio、Anypoint Connector、アプリケーションフローに精通している必要があります。Anypoint MQ Connector は無料ですが、Anypoint Platform でサービスに接続するにはライセンスが必要です。

互換性

ソフトウェア バージョン

Mule Runtime Engine

4.1.1 以降

Anypoint Studio

7 以降

このドキュメントは、Anypoint MQ Connector 3.x のみに適用されます。バージョン 2.x からバージョン 3.x に移行するには、Anypoint MQ Connector 3.x 移行ガイド - Mule 4を参照してください。

Anypoint MQ Connector をインストールする

このコネクタは、Anypoint Studio で記述されたアプリケーション、スタンドアロンアプリケーション、または XML で記述されたアプリケーションで使用できます。

Anypoint Studio で、次の手順を実行します。

  1. Mule プロジェクトを作成するか開きます。

  2. Studio タスクバーの ​Exchange​ アイコンをクリックします。

  3. Anypoint Platform のユーザー名とパスワードを入力し、​[Sign In (サインイン)]​ をクリックします。

  4. [All assets (すべてのアセット)]​ を選択して「MQ」を検索します。

  5. [Anypoint MQ Connector — Mule 4] を選択し、​[Add to project (プロジェクトに追加)]​ をクリックします。

  6. 画面の指示に従ってコネクタをインストールします。

スタンドアロンアプリケーションまたは XML で記述されたアプリケーションの場合。

  1. Anypoint Studio で Mule プロジェクトを開きます。

  2. コネクタを連動関係として pom.xml ファイルに追加します。

    <dependency>
      <groupId>com.mulesoft.connectors</groupId>
      <artifactId>anypoint-mq-connector</artifactId>
      <version>x.x.x</version>
      <classifier>mule-plugin</classifier>
    </dependency>

x.x.x​ を使用しているコネクタに対応するバージョンに置き換えます。

最新の ​pom.xml​ ファイル情報を取得するには、​ Anypoint Exchange​ でコネクタにアクセスし、​[Dependency Snippets (連動関係スニペット)]​ をクリックします。

Mule プロジェクトで操作を設定する

Anypoint Studio で、次の手順を実行します。

  1. コネクタがまだインストールされていない場合はインストールします。​[Install Anypoint MQ Connector]​ を参照してください。

  2. Mule プロジェクトを作成するか開きます。

  3. [Mule Palette (Mule パレット)]​ で「mq」を検索します。

  4. [Anypoint MQ]​ をクリックしてコネクタで使用可能な操作を表示します。

    Anypoint MQ の [Mule Palette (Mule パレット)]
  5. 操作を適宜設定します。

    操作 説明

    ACK

    メッセージが適切にコンシュームされたことを示し、インフライト状況からメッセージを削除します。

    Consume

    キューからメッセージをコンシュームします。

    NACK

    メッセージの状況をインフライトからキュー待機中に変更し、再びサブスクライバーがコンシュームできるようにします。

    Publish

    宛先にメッセージをパブリッシュします。

    Subscriber

    キューのメッセージをリスンします。

デフォルトのサブスクライバーへの接続を設定する

各操作で、サブスクライバーへの接続を設定する必要があります。

Anypoint Studio で、次の手順を実行します。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ からキャンバスに操作の名前をドラッグして選択します。

  2. [Connector configuration (コネクタ設定)]​ の右にある緑のプラス記号をクリックします。

  3. Anypoint Platform で、​[MQ] > [Destinations (宛先)]​ をクリックします。

  4. 自分のリージョンの URL を Studio の ​[URL]​ 項目にコピーします。

  5. Anypoint Platform で、​[MQ] > [Client Apps (クライアントアプリケーション)]​ をクリックします。

  6. 必要に応じて、クライアントアプリケーションを作成します。

  7. Anypoint Platform の ​[Client App ID (クライアントアプリケーション ID)]​ の値を Studio の ​[Client App ID (クライアントアプリケーション ID)]​ 項目にコピーします。

  8. Anypoint Platform の ​[Client Secret (クライアントシークレット)]​ の値を Studio の ​[Client Secret (クライアントシークレット)]​ 項目にコピーします。

  9. [Test Connection (接続をテスト)]​ をクリックして、Anypoint MQ のデフォルトのサブスクライバーを確認します。

  10. [OK]​ をクリックします。