インストールの前提条件

Anypoint API コミュニティマネージャーをインストールするには、次の前提条件の手順に従う必要があります。

デジタルエクスペリエンスの有効化

「デジタルエクスペリエンスの有効化」​の手順に従って、Salesforce 組織内でデジタルエクスペリエンスを有効にします。

Salesforce システム管理者のロールの設定

Anypoint API コミュニティマネージャーのインストール、更新、設定は、API コミュニティマネージャー Salesforce 組織で​システム管理者​プロファイルを持つユーザーが行う必要があります。Salesforce API コミュニティマネージャー組織のシステム管理者ユーザーの権限とロールを設定する必要があります。

  1. Salesforce 組織にログインします。

  2. [設定]​ の ​[クイック検索]​ ボックスで​「ユーザー」​を検索してクリックします。

  3. 自分のユーザー名を探して選択し、​[編集]​ をクリックします。

  4. [ロール]​ リストから自分のアカウントのロールを選択して設定します。

    リストからどのロールでも選択できますが、必ずどれかを選択する必要があります。

    リストにロールが表示されない場合は、Salesforce ナレッジ記事の 「Add roles to the role hierarchy (ロール階層へのロールの追加)」​の説明に従って、組織でロールを作成してください。

    ロールを作成する場合は、​Salesforce_ACM_org_admin_user​ などのロール名を入力します。

  5. [Salesforce CRM Content ユーザー]​ オプションを有効にします。

  6. [Save (保存)]​ をクリックします。

API コミュニティマネージャーエンタイトルメントの検証

Anypoint 組織の API コミュニティマネージャーエンタイトルメントを検証します。

  1. Anypoint Platform 組織にログインします。

  2. クラウドの正しい URL を選択し、ブラウザーで URL を開きます。

    • US クラウド: https://anypoint.mulesoft.com/accounts/api/profile

    • EU クラウド: https://eu1.anypoint.mulesoft.com/accounts/api/profile

    • MuleSoft Government Cloud: https://gov.anypoint.mulesoft.com/accounts/api/profile

  3. [エンタイトルメント]​ プロパティの ​apiCommunityManager​ の値が ​true​ であることを確認します。

ID プロバイダーデータの準備

すでに Anypoint Platform ID プロバイダーある場合

Anypoint Platform ID プロバイダーがすでにある場合、現在の設定から ID プロバイダーデータを取得します。

  1. SAML を使用している場合は、次の手順を実行します。

    1. [Access Management (アクセス管理)]​ > ​[Identity Providers (ID プロバイダー)]​ をクリックします。

    2. [SAML 2.0]​ で ​[Edit (編集)]​ をクリックします。

    3. 発行者とオーディエンスをコピーしてインストールで使用できるようにします。

  2. Open ID Connect を使用している場合は、次の手順を実行します。

    1. 組織 ID をコピーしてインストールで使用できるようにします。

まだ Anypoint Platform ID プロバイダーがない場合

まだ Anypoint Platform ID プロバイダー (IdP) がない場合は、Salesforce を SAML IdP として設定します。

次の手順では、​https://anypoint.mulesoft.com/​ で始まる US クラウドの URL を使用します。EU クラウドを使用している場合、​https://eu1.anypoint.mulesoft.com/​ を代わりに使用します。MuleSoft Government Cloud を使用している場合、​https://gov.anypoint.mulesoft.com/​ を代わりに使用します。

  1. [設定]​ の ​[クイック検索]​ ボックスで​「アプリケーションマネージャー」​を検索し、​[アプリケーションマネージャー]​ をクリックします。

  2. 右上で ​[新規接続アプリケーション]​ をクリックします。

  3. [基本情報]​ セクションに次の情報を入力します。

    1. 接続アプリケーション名​: Anypoint​。

    2. 連絡先メール​: 自分のメールアドレス。

  4. [Web アプリケーション設定]​ セクションに次の情報を入力します。

    1. 開始 URL​: https://anypoint.mulesoft.com/accounts/login/<your_anypoint_domain_name>​ または Anypoint Platform でユーザーの送り先とする場所の URL。

      Anypoint 組織のドメイン名を調べるには、​[Access Management (アクセス管理)]​ > ​[Organization (組織)]​ をクリックしてから、ルート組織を選択します。

    2. [SAML の有効化]​ を選択します。

    3. [Entity Id (エンティティ ID)]​ に任意の文字列を入力します。この文字列は、Anypoint Platform の ​[Audience (オーディエンス)]​ にも設定されます。

    4. [ACS URL]​ に ​https://anypoint.mulesoft.com/accounts/login/receive-id​ と入力します。SAML アサーションは、この ACS URL に送信されます。

    5. [シングルログアウトを有効化]​ を選択します。

    6. [シングルログアウト URL]​ に ​https://anypoint.mulesoft.com/accounts/logout/receive-id​ と入力します。

    7. [シングルログアウトバインド]​ を ​[HTTP ポスト]​ に設定します。

    8. [件名種別]​ を ​[ユーザー名]​ に設定します。

    9. [名前 ID 形式]​ を ​[unspecified nameID format (未指定の名前 ID 形式)]​ に設定します。

    10. [Issuer (発行者)]​ を ​salesforce_org_domainname​ (例: + https://[YourOrgDomain]​.my.salesforce.com+​) に設定します。

    11. [IdP 証明書]​ を ​[デフォルトの IdP 証明書]​ に設定します。

    12. [Save (保存)]​ をクリックします。

Anypoint 組織で外部 ID を設定します。

  1. Salesforce 組織で ​[設定]​ をクリックし、​[クイック検索]​ ボックスを使用して ​[ID プロバイダー]​ を検索して、​[ID プロバイダー]​ をクリックします。

  2. [ID プロバイダーを有効化]​ をクリックします。

  3. 保存します。

  4. [クイック検索]​ ボックスを使用して ​[アプリケーションマネージャー]​ を検索し、​Anypoint​ という名前のアプリケーションを選択して、テーブルの最後の列で矢印をクリックして ​[管理]​ をクリックします。

  5. [SAML ログイン情報]​ にある URI をメモして、以下の Anypoint での設定で使用します。

  6. [メタデータのダウンロード]​ をクリックして、XML ファイル内の ​<ds:X509Certificate>​ タグにある公開鍵を取得します。

  7. Anypoint 組織にログインします。

  8. [Access Management (アクセス管理)]​ > ​[Identity Providers (ID プロバイダー)]​ > ​[SAML 2.0]​ に移動します。

  9. [Sign On URL (サインオン URL)]​ を ​[IdP-Initiated Login URL (Idp-init のログイン URL)]​ に設定します。

  10. 外部ユーザーが Anypoint 組織に直接ログインできるようにしたくない場合は、​[Sign On URL (サインオン URL)]​ を、機能しない URL の値 (http://www.example.com/login など) に設定します。

  11. [Sign Off URL (サインオフ URL)]​ を ​[Single Logout Endpoint (シングルログアウトエンドポイント)]​ に設定します。

  12. [Issuer (発行者)]​ を ​salesforce_org_domainname​ (例: + https://[YourOrgDomain]​.my.salesforce.com+​) に設定します。

  13. [Public Key (公開鍵)]​ を、ダウンロードしたメタデータ XML の ​<ds:X509Certificate>​ タグから抽出した公開鍵に設定します。

  14. [Audience (オーディエンス)]​ を、Salesforce アカウントで設定した ​[Entity Id (エンティティ ID)]​ に設定します。

  15. [Save (保存)]​ をクリックします。

次のステップ

これらの前提条件の手順が完了したら、​インストール手順​に進みます。