Anypoint Platform で ID プロバイダーが設定されていない場合の SSO の設定

このユースケースには、Anypoint Platform で他の ID プロバイダーが設定されていない場合に、ポータルの ID プロバイダーをセットアップするための手順が含まれています。ID プロバイダーが設定されていないため、デフォルトの ID プロバイダーにより、ポータルの ID プロバイダーが Anypoint Platform の ID プロバイダーに自動的にマップされ、すべての Salesforce ユーザーに Anypoint Platform の ID が提供されます。デフォルトの ID プロバイダーについての詳細は、​「標準の設定」​を参照してください。

始める前に

  • 任意の ID プロバイダーで、アプリケーションにアクセスできるユーザーに対するユーザーまたは ID が存在する必要があります。

  • 「始める前に」セクションの情報を確認して、API Experience Hub が ID プロバイダーのカスタムユーザー属性とクレームを設定するために必要なロール、権限、その他の情報を理解します。

ステップ 1 - ポータルの SSO を有効にする

SSO を有効にするには、Anypoint Platform で Salesforce ユーザー用の ID を作成するための ID プロバイダーが必要です。

このステップでは、API Experience Hub ポータルの ID プロバイダーでアプリケーションを作成し、アプリケーション設定でグループ情報を送信する機能を有効にし、グループを設定し、デフォルトの ID プロバイダーを設定します。これらの手順を実行するには、アプリケーションと ID プロバイダーアプリケーション間を行き来して情報をコピーまたは追加する必要があります。

次のサンプル方法のいずれかを使用してアプリケーションを作成および設定

  • Okta OpenID Connect を使用してアプリケーションを作成および設定する

  • Okta SAML を使用してアプリケーションを作成および設定する

Okta OpenID Connect を使用してアプリケーションを作成および設定する

Okta SAML を使用してアプリケーションを作成および設定する

ステップ 2: Salesforce ID プロバイダーを追加する

ID プロバイダーを Salesforce 用に設定したら、API Experience Hub UI からその ID プロバイダーを追加して有効にします。ID プロバイダーが有効になっている場合、ユーザーはこの ID プロバイダーを使用してポータルにログインできます。

  1. [API Experience Hub]​ > ​[User management (ユーザー管理)]​ に移動します。

  2. [User management (ユーザー管理)]​ ページで、​[Login settings (ログイン設定)]​ タブを選択します。

  3. [Single sign-on (SSO) (シングルサインオン (SSO))]​ セクションから、ステップ 2 ​[Add Salesforce identity providers (Salesforce ID プロバイダーを追加)]​ までスクロールダウンします。

  4. [Select identity provider (ID プロバイダーを選択)]​ をクリックし、ドロップダウンメニューからオプションを選択します。

  5. [+ Add identity provider (+ ID プロバイダーを追加)]​ をクリックします。

  6. スライダーを ​[Enabled (有効)]​ に移動します。

ステップ 3: グループマッピングを追加する

ポータルの SSO を設定する場合、ユーザーは Salesforce と Anypoint Platform の両方で ID を持っている必要があります。SSO ユーザーは、グループ名を使用してチームにマップされます。アクセス管理を使用して、ユーザーをチームにマップする必要があります。API Experience Hub には、​[AEH Portal (AEH ポータル) - ${salesforceOrganizationId}_${salesforceCommunityId}]​ という標準のチームが用意されており、アクセス管理のチームとして自動的に追加されています。

API Experience Hub で対応するプロファイルにユーザーを追加することで、グループマッピングを追加します。

  1. [Access Management (アクセス管理)]​ > ​[Teams (チーム)]​ に移動します。

  2. [AEH Portal Guests (AEH ポータルゲスト)]​ を選択し、​[AEH Portal Members (AEH ポータルメンバー)]​ を選択します。

  3. [External IdP Groups (外部 IdP グループ)]​ を選択します。

  4. [Group Name (グループ名)]​ 項目に​「AEH Members」​ (AEH メンバー) と入力します。

  5. [Provider Name (プロバイダー名)]​ 項目で、対応する Salesforce ID プロバイダーの名前を選択します。

  6. [Type (種別)]​ 項目で ​[Member (メンバー)]​ を選択し、​[Add (追加)]​ をクリックします。

    アクセス管理グループマッピング
  7. [Save Changes (変更を保存)]​ をクリックします。

    指定したグループに関連付けられている SSO ユーザーがチームに割り当てられます。

ステップ 4: SSO 設定をテストする

ポータルの SSO が正しく設定されていることを確認します。

  1. ブラウザーでシークレットウィンドウを開きます。

  2. API Experience Hub ポータルに移動します。

  3. 設定した SSO オプションを選択します。

  4. ポータルの ID プロバイダーで設定したグループに属するユーザーでログインします。

  5. ポータルでのユーザーの API の表示を確認します。

  6. [Access Management (アクセス管理)]​ > ​[Users (ユーザー)]​ に移動します。

  7. ユーザー名を使用して検索し、ユーザーが目的の ID プロバイダーにマップされていることを確認します。

  8. グループマッピングが設定されているチームに移動します。

    [Members (メンバー)]​ タブで、そこにユーザーが表示されていることを確認します。