Application Manager API を使用した TCP を使用するアプリケーションのデプロイ

HTTP または HTTPS 以外のプロトコルを設定するには、まず非公開スペースの TCP トラフィックを許可する TCP インバウンドファイアウォールルールを設定します。その後、 Application Manager APILeaving the Site​ を使用して TCP を使用するアプリケーションをデプロイできます。TCP インバウンドファイアウォールルールでは、カスタムエンドポイントはサポートされていません。

TCP を使用してファイアウォールルールを設定するには、​「ファイアウォールルールを設定する」​の手順に従って TCP を選択してください。

始める前に

非公開スペースでファイアウォールの次のネットワークレベルのルールを設定します。

  • イングレスルール: ポート範囲 ​30500 ~ 32500​ で ​[Allow TCP (TCP を許可)]​ を設定します。

  • エグレスルール: [Allow HTTP/HTTPS (HTTP/HTTP を許可)]​ を ​[Any Destination (任意の宛先)]​ に設定します。
    アウトバウンドトラフィックを制限する必要がある場合、ポート ​<application-port>​ で ​[Allow TCP (TCP を許可)]​ を ​[Any Destination (任意の宛先)]​ に設定します。

アプリケーションに使用可能なポートの確認

TCP のポート範囲は 30500 ~ 32500 です。ポートが使用できることを確認するには、使用可能なポートのリストを返す CloudHub 2.0 APILeaving the Site​ を使用します。

次の例は、使用可能なポートを確認するために使用した場合の API 要求と応答を示しています。

要求:

GET
https:/anypoint.mulesoft.com/runtimefabric/api/organizations/{organizationId}/privatespaces/{privatespaceId}/ports?available=true&count=10
json

要求の ​available​ パラメーターで、応答の未使用ポートを指定できます。 count​ パラメーターでポートの数 (1 ~ 10) を指定できます。実際に使用可能なポートの数によって最終的な結果は制限されます。

応答:

{
   "ports": [
       30500,
       30501,
       30502,
       30503,
       30504,
       30511,
       30512,
       30513,
       30514,
       30515
   ]
}
json

Application Manager API を使用したアプリケーションのデプロイ

Application Manager APILeaving the Site​ で、​deploymentSettings​ の ​tcp​ セクションを使用して TCP ポートをマップし、アプリケーションをデプロイします。マッピングでは、外部ポートを使用して ​portNumber​ とアプリケーションレベルで定義されたポート ​applicationPortNumber​ を公開します。アプリケーションごとに最大 10 個のポートを設定できます。

次の例は、TCP ポートマッピングを使用して新しいアプリケーションをデプロイする要求を示しています。

使用できないポートが含まれているデプロイメントは失敗します。成功したデプロイメントでは新たにマップされたポートを使用しており、これらのポートは使用できなくなります。アプリケーションが削除されると、ポートは再び使用可能になります。

Application Manager API を使用したアプリケーションの更新

Application Manager APILeaving the Site​ を使用して、​deploymentSettings​ の ​tcp​ マッピングを変更して TCP ポートを更新してからアプリケーションをデプロイします。

次の例は、新しい TCP マッピングを使用して既存のアプリケーションとその本文を更新する要求を示しています。

使用できないポートが含まれている更新は失敗します。成功したデプロイメントでは新たにマップされたポートを使用しており、これらのポートは使用できなくなります。新しいマッピングで置き換えたポートは使用できるようになります。

TCP アプリケーションへのアクセス

VPN または移行ゲートウェイを使用して非公開スペース内でアプリケーションにアクセスできます。アプリケーションはワーカーノードで実行されるため、インターネットを介して直接アクセスすることはできません。TCP アプリケーションにアクセスするための URL は次のような構造になります: {application-url}.{environment}.tcp.cloudhub.io:{port}

URL の例としては ​mllp-app-2-mpskt5.q8b5lv.usa-e2.tcp.cloudhub.io:30500​ のようになります。