Anypoint DataGraph での API コールのスケーリング

Anypoint DataGraph には、統合スキーマで許可される API コール数を設定するオプションがあります。API コール数を増減することで、必要に応じて処理するワークロードを増やし、コンシュームを最適化できます。

DataGraph の API コールスケーリングのしくみ

DataGraph では、デフォルトで環境ごとに統合スキーマあたり最大で年間 100 万回の API コールと 150 の同時または実行中のコールがサポートされます。最初の API を統合スキーマに追加した後、年間および同時の最大コール数を更新できます。

ただし、スケーリングの前に、プランでビジネスグループまたは組織について適切な数の vCore を割り当てる必要があります。環境に割り当てられた vCore 数の残り空き容量を超えてその環境内の API コールをスケーリングすることはできません。本番環境と Sandbox 環境にはそれぞれ独自の統合スキーマあたりのスケーリングオプションがあります。

[API Call Scaling (API コールスケーリング)]​ ページには選択可能なスケーリングオプションが表示されます。

api call scaling

各オプションには ​[Annual API Calls (年間 API コール数)]​ が含まれます。これは 1 年間に統合スキーマに対して実行できる API 要求の総数です。年間オプションを選択した場合、次の値も選択します。

  • Concurrent Calls (同時コール数)​: 統合スキーマが並行して処理できるアクティブな API 要求の数

  • # of Workers (ワーカー数)​: 統合スキーマへの要求をアクティブに処理できる専用 Mule インスタンスの数

表示ラベル ​[Insufficient Capacity (容量不足)]​ は、そのオプションを選択するにはビジネスグループで割り当てている容量が不足であることを示します。ビジネスグループ管理者は、他の環境の使用量を減らしたり、ビジネスグループの追加容量を購入したりして容量を増やすことができます。

選択可能なスケーリングオプション

次の表は、選択可能なスケーリングオプションの詳細です。

Annual API Calls (年間 API コール数) Concurrent Calls (同時コール数) # of Workers (ワーカー数)

100M

150

1

200M

300

2

300M

450

3

400M

600

4

500M

750

5

600M

900

6

700M

1050

7

800M

1200

8

API コールスケーリングを設定する

API コールスケーリングを使用して現在の環境で統合スキーマに対して実行できる API コールの数を増減します。

調整するには、少なくとも 1 つの API が統合スキーマに追加されている必要があります。

DataGraph ​管理者またはオペレータ権限​が必要です。

  1. [Anypoint Platform] > [Anypoint DataGraph] で ​[Settings (設定)]​ をクリックします。

  2. [API Call Scaling (API コールスケーリング)]​ タブで、選択可能なオプションを選択します。

  3. [Save Changes (変更を保存)]​ をクリックします。