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Monitoring API ManagerCloudHub 共有ロードバランサーのポート 8082 を使用できない場合は、専用ロードバランサー (DLB) を使用するための URL を Anypoint DataGraph に設定する必要があります。
URL を設定するには、Anypoint DataGraph 設定に DLB のマッピングルールを追加します。
DLB のマッピングルールをどのように機能させるかに基づいて、入力パス (入力 URI) と出力パス (アプリケーション URI) を設定し、最終的な DLB URL が Anypoint DataGraph アプリケーションのエンドポイント (/graphql
) にアクセスできるようにする必要があります。
たとえば、入力パスの値と Datagraph アプリケーション名 (datagraph-xz082edx-1585-901xe374-d0x0
) に基づく examplelb.lb.anypointdns.net
のマッピングルールについて検討します。
インデックス | 入力 URI (入力パス) | アプリケーション名 | アプリケーション URI (出力パス) | プロトコル |
---|---|---|---|---|
0 |
|
|
|
HTTPS |
1 |
|
|
|
HTTPS |
2 |
|
|
|
HTTPS |
3 |
|
|
|
HTTPS |
各インデックスの適切な DLB URL は次のとおりです。
インデックス 0: examplelb.lb.anypointdns.net/graphql
インデックス 1: examplelb.lb.anypointdns.net/datagraph/
インデックス 2: examplelb.lb.anypointdns.net/datagraph/graphql
インデックス 3: examplelb.lb.anypointdns.net/datagraph-xz082edx-1585-901xe374-d0x0/graphql
DLB URL を指定する環境の「管理者」または「オペレーター」権限が必要です。
Anypoint CLI のコマンドを認証して実行できる必要があります。
DLB マッピングルールの作成に精通している必要があります。
DLB を作成して設定する必要があります。
このタスクを実行する手順は、次のとおりです。
Anypoint CLI を使用して、DLB と Anypoint DataGraph に関する詳細を収集します。
Anypoint Runtime Manager を使用して DLB のマッピングルールを作成します。
Anypoint CLI を使用して DLB 設定を Anypoint DataGraph に追加します。
DLB の名前と Anypoint DataGraph のアプリケーション名を収集します。
Anypoint Platform のユーザー名とパスワードを使用して、Anypoint CLI に接続します。
環境をまだ設定していない場合は、次のコマンドを使用して設定します。
Anypoint CLI v3.x の使用:
use environment <environment name>
Anypoint CLI v4.x の使用:
conf environment <environment name>
DLB の名前を取得します。
Anypoint CLI v3.x の使用:
cloudhub load-balancer describe <dlb name>
Anypoint CLI v4.x の使用:
cloudhub:load-balancer:describe <dlb name>
出力は次のようになります。
Name | examplelb
Anypoint DataGraph アプリケーション名の CloudHub ドメインを取得します。
Anypoint CLI v3.x の使用:
datagraph load-balancer-config describe
Anypoint CLI v4.x の使用:
datagraph:load-balancer-config:describe
値は次のようになります。
Domain | datagraph-xz082edx-1585-901xe374-d0x0
DataGraph アプリケーション名には、各自の組織 ID と環境 ID の要素が含まれます。
手順 3 ~ 4 の値を書き留めます。
Runtime Manager でマッピングルールをセットアップします。
Anypoint Platform の [Runtime Manager] を選択します。
ナビゲーションメニューから、[Load Balancers (ロードバランサー)] を選択します。
ロードバランサー名をクリックして、証明書名をクリックします。
ロードバランサーに有効な CA 署名証明書があることを確認します。ない場合は、ブラウザーが Anypoint DataGraph に接続されません。
[URL Mapping Rules (URL マッピングルール)] セクションで [Add New Rule (新規ルールを追加)] をクリックします。
項目に次の値を入力します。
Input Path (入力パス) (inputUri
): クライアントが要求する URI (例: /{app}/
)
Target App (対象アプリケーション) (appName
): ステップ 4 の詳細の収集タスクで確認した Anypoint DataGraph アプリケーションのドメインです。
Output Path (出力パス) (appURI
): Anypoint DataGraph に渡す URI 文字列 (例: /
、/graphql
)
Protocol (プロトコル) (upstreamProtocol
): https
Anypoint DataGraph では HTTPS のみをサポートしています。
マッピングルールを追加したら、Anypoint Datagraph で使用する DLB を設定します。
Anypoint DataGraph の DLB URL を確認します。
Anypoint CLI v3.x の使用:
datagraph load-balancer-config describe
Anypoint CLI v4.x の使用:
datagraph:load-balancer-config:describe
デフォルトで、この Anypoint DataGraph 環境に DLB を設定したことがない場合は、dlbUrl
の値が返されません。
新しい DLB URL を追加します。
Anypoint CLI v3.x の使用:
datagraph load-balancer-config add <url>
Anypoint CLI v4.x の使用:
datagraph:load-balancer-config:add <url>
<url>
を、DLB 名と DataGraph アプリケーション名 (手順 3 ~ 4 の詳細の収集タスクで確認) とマッピングルールの入力パスを含む有効な URL に置換します。次に例を示します。
Anypoint CLI v3.x の使用:
datagraph load-balancer-config add examplelb.lb.anypointdns.net/datagraph/graphql
Anypoint CLI v4.x の使用:
datagraph:load-balancer-config:add examplelb.lb.anypointdns.net/datagraph/graphql
必要に応じて、「DLB URL のマッピングルールの例」を参照してください。
更新された値を検証します。
Anypoint CLI v3.x の使用:
datagraph load-balancer-config describe
Anypoint CLI v4.x の使用:
datagraph:load-balancer-config:describe
CLI で、Anypoint DataGraph ロードバランサーのアプリケーション名と DLB の完全ドメイン名を含む詳細が返されます。
この変更を追加すると、Anypoint DataGraph が再デプロイされるため、Anypoint DataGraph が最新の状態であることが状況インジケーターに示されるまで待機します。