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Monitoring API Managerコネクタを表すカードをフローに追加する場合、Flow Designer では、Mule アプリケーションが実行時にコネクタの対象であるシステムにどのように接続できるかを指定する必要があります。
たとえば、Database Connector のインスタンスを表すカードを追加する場合、Flow Designer で [Database Configuration (データベース設定)] ダイアログが開きます。このダイアログでデータベースへの既存の接続を選択するか、接続を作成できます。
Flow Designer で使用する用語としての接続は、Mule アプリケーションがアプリケーションの実行時にシステムに接続するために必要とする保存された情報セットを意味します。この接続は、アプリケーションとシステム間の開かれた通信チャネルではありません。これは、システムとの通信チャネルを開くためにアプリケーションで使用する必要がある情報です。
1 | Flow Designer で使用する用語としての意味での接続: Mule アプリケーションがシステムとの通信チャネルを開くために必要とする情報セット。 |
2 | より一般的な意味での接続: 2 つのエンティティ間の開かれた通信チャネル。 |
接続はコネクタの設定で使用されます。設定は接続を含む保存されたデータセットであり、設定には、対象のコネクタの種別に応じてさまざまな種別の情報を指定します。Mule アプリケーションプロジェクトで使用するコネクタの種別ごとに 1 つ以上の設定を作成して保存できます。接続、設定、コネクタ間の関係を次の図で表します。
1 | コネクタの種別ごとに接続プールを作成できます。この図には 3 つの接続のプールがありますが、省略記号 (「…」) は、このプールに他の接続が含まれている可能性があることを示しています。 |
2 | コネクタの種別ごとに設定プールを作成できます。設定ごとに 1 つの接続を使用します。この図では、設定 Config 1 で接続 Conn B が使用され、設定 Config 2 で接続 Conn A が使用されています。 省略記号は、より大きな設定プールがある可能性があることを示しています。 |
3 | コネクタ種別のインスタンスごとに 1 つの設定を使用します。この図では、Config 2 も使用可能ですが、Database Connector のインスタンスでは Config 1 のみが使用されています。また、たとえば、Mule アプリケーションに Salesforce Connector の 2 つのインスタンスがあるとします。各インスタンスで同じ設定または異なる設定を使用できます。通常は、コネクタ種別の 2 つの設定でそれぞれ異なる接続を使用します。 |
次の 2 つの種別の接続があります。
1 つのプロジェクト内でのみ使用できる接続。
複数のプロジェクトおよびユーザーと共有できる接続。
接続を作成または編集するときに [Share this connection with my business group (この接続をビジネスグループと共有)] チェックボックスをオンにして、後者の種別を作成します。
このチェックボックスをオンにすると、自分とビジネスグループ内の他のユーザーが他のプロジェクトで接続を使用できるようになります。接続の作成者とビジネスグループのシステム管理者のみが接続を編集または削除できます。
たとえば、あなたがシステム管理者であり、特定のシステムに接続するアプリケーションをビジネスグループ内の複数のユーザーが作成できるようにする必要がある場合、共有接続を作成することをお勧めします。これらのユーザーは、同じレベルの権限を持つ、システム管理者により管理される 1 つのログイン情報セットを使用して接続できます。
接続を作成または編集するときに [Share this connection with my business group (この接続をビジネスグループと共有)] チェックボックスをオンにしない場合、接続が作成されたプロジェクト内でのみ接続を使用できます。ただし、そのプロジェクト内では接続を複数回使用できます。たとえば、Salesforce Connector のインスタンスをフローに追加するとします。これを行う場合、コネクタを介して Salesforce に接続するための接続を作成します。その後、Salesforce Connector の 2 番目のインスタンスをフローに追加します。2 番目のインスタンスでは、1 番目のインスタンスで作成した接続と同じ接続を使用できます。