DocuSign Connector 1.0 の例 - Mule 4

次の例では、DocuSign エンベロープを作成する方法を示します。この例には次の 2 つのフローが含まれます。

  • 最初のフローは、ユーザーインターフェースのテンプレートを提供します。

  • 2 つ目のフローは、DocuSign エンベロープを作成します。

始める前に

以下が必要です。

  • Anypoint Studio

  • Mule Runtime Engine (Mule) 4.2.1 以降

最初のフローの作成

最初のフローは、ユーザーインターフェースのテンプレートを提供します。フローで使用するテンプレートを変更するため、​Parse Template​ コンポーネントを選択し、​[Location (場所)]​ 項目の値を使用するテンプレートのパスに変更します。

Studio の DocuSign Connector の最初のフロー

このフローでは、次を設定します。

  • HTTP Listener​ コンポーネント

  • Parse Template​ コンポーネント

HTTP リスナーを設定する

localhost​ のポート ​8081​ で ​/​ アカウントパスへのコールが行われたときに Mule フローを開始するように ​HTTP Listener​ を設定します。

この例では一部の項目値に変数を使用しています。次のいずれかを実行できます。

  • コード内で変数を値に置き換える。

  • プロパティファイルで各変数の値を指定しておき、コネクタ設定からそのファイルを参照する。

プロパティファイルの使用方法についての詳細は、​「プロパティプレースホルダーの設定」​を参照してください。

HTTP リスナー​を設定するには、次の手順に従います。

  1. Studio で新しい Mule プロジェクトを作成します。

  2. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで「​http​」を検索し、​[Listener]​ 操作を選択します。

  3. Listener​ 操作をキャンバスにドラッグします。

  4. [Listener]​ 設定で、​[Connector configuration (コネクタ設定)]​ 項目の横にある ​[Add (追加)]​ アイコンをクリックしてグローバル要素を追加します。

  5. [OK]​ をクリックして、デフォルトを受け入れます。

  6. [Path (パス)]​ 項目を ​/​ に設定します。

Parse Template コンポーネントを追加する

Parse Template​ コンポーネントを追加して、メインリソースフォルダーにある HTML フォーム (​form.html​) のテンプレートを作成します。例ではこのフォームを使用して、エンベロープを作成するための情報を伝送します。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで「​parse​」を検索し、​[Core] > [Parse Template]​ を ​[HTTP Listener]​ の横にドラッグします。

  2. [Publish]​ プロパティウィンドウで、次の項目を設定します。

    項目

    Display Name (表示名)

    コンポーネントの名前 (​Parse Template​ など)。

    場所

    ファイルの場所 (​form.html​ など)。

2 つ目のフローの作成

2 つ目のフローは、DocuSign エンベロープを作成します。​status​、​emailSubject​、​documents​、​recipients​ (組み合わせた URI と受信者 URI) パラメーターは必須です。

Studio の DocuSign Connector の 2 つ目のフロー

このフローでは、次を設定します。

  • HTTP Listener​ コンポーネント

  • [Logger]​ コンポーネント

  • Envelopes Post Envelopes​ 操作

  • [Transform Message]​ コンポーネント

  • 2 つ目の ​[Logger]​ コンポーネント

HTTP リスナーを設定する

localhost​ のポート ​8081​ で ​/​ アカウントパスへのコールが行われたときに Mule フローを開始するように ​HTTP Listener​ を設定します。

この例では一部の項目値に変数を使用しています。次のいずれかを実行できます。

  • コード内で変数を値に置き換える。

  • プロパティファイルで各変数の値を指定しておき、コネクタ設定からそのファイルを参照する。

プロパティファイルの使用方法についての詳細は、​「プロパティプレースホルダーの設定」​を参照してください。

HTTP リスナー​を設定するには、次の手順に従います。

  1. Studio で新しい Mule プロジェクトを作成します。

  2. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで「​http​」を検索し、​[Listener]​ 操作を選択します。

  3. Listener​ 操作をキャンバスにドラッグします。

  4. [Listener]​ 設定で、​[Connector configuration (コネクタ設定)]​ 項目の横にある ​[Add (追加)]​ アイコンをクリックしてグローバル要素を追加します。

  5. [OK]​ をクリックして、デフォルトを受け入れます。

  6. [Path (パス)]​ 項目を ​/create-envelope​ に設定します。

Logger コンポーネントを追加する

ペイロードに対してログを実行するように ​[Logger]​ コンポーネントを設定します。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで、「​logger​」を検索します。

  2. [Logger]​ コンポーネントをキャンバスの ​[HTTP Listener]​ の横にドラッグします。

  3. 次の項目を設定します。

    項目

    Display Name (表示名)

    ロガーの名前 (​Payload Passed To The Operation Logger​ など)。

    Message (メッセージ)

    「​#[payload]​」と入力します。

    レベル

    INFO (デフォルト)。

Envelopes Post Envelopes 操作を追加する

Envelopes Post Envelopes​ 操作は、テンプレートからエンベロープを作成します。

  1. Envelopes Post Envelopes​ 操作をキャンバスの ​[Logger]​ の横にドラッグします。

  2. [Envelopes Post Envelopes]​ の設定で、​[Connector configuration (コネクタ設定)]​ ドロップダウンをクリックし、[​Docusign_Connector_Config​] を選択します。

  3. [Envelopes Post Envelopes]​ プロパティウィンドウで、次の項目を設定します。

    項目

    Account Id (アカウント ID)

    ${account.id}​。

    Body (本文)

    payload​。

[Transform Message] コンポーネントを追加する

[Transform Message]​ コンポーネントは、テンプレートの入力データを変換します。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで、「​transform message​」を検索します。

  2. [Transform Message]​ コンポーネントをキャンバスの ​[Envelopes Post Envelope]​ の横にドラッグします。

  3. Transform Message​ 設定で、​[Output (出力)]​ セクションの括弧を次の XML で上書きします。

    %dw 2.0
    output application/json
    ---
    payload
    xml

2 つ目の [Logger] コンポーネントを追加する

[Transform Message]​ コンポーネントの出力に対してログを実行するように、2 つ目の ​[Logger]​ コンポーネントを設定します。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで、「​logger​」を検索します。

  2. [Logger]​ コンポーネントをキャンバスの ​[Transform Message]​ の横にドラッグします。

  3. 次の項目を設定します。

    項目

    Display Name (表示名)

    ロガーの名前 (​Logger​ など)。

    Message (メッセージ)

    「​#[payload]​」と入力します。

    レベル

    INFO (デフォルト)。

この例の XML

この例のフローをすばやく Mule アプリケーションに読み込むには、次のコードを Studio XML エディターに貼り付けます。