Email Connector を使用した Gmail への接続の例 - Mule 4

メール用 Anypoint Connector (Email Connector) を Gmail アカウントに接続するには、アカウントで​安全性の低いアプリ​を有効にして、使用するサーバー接続 (IMAPS、POP3S、または SMTPS) のグローバル要素を設定します。

Gmail アカウントでのアプリパスワードの設定

Email Connector を介してメールを Gmail アカウントに送信するには、Gmail アカウントで アプリパスワードを設定​する必要があります。

通常の Gmail メールパスワードの代わりにアプリパスワードを使用します。これにより、MFA (多要素認証) で保護されたメールを使用できます。

IMAPS 接続の設定

IMAPS 接続を使用して Email Connector を Gmail アカウントに接続するには、グローバル要素を設定します。

  1. Studio で、​[Global Elements (グローバル要素)]​ ビューに移動します。

  2. [Create (作成)]​ をクリックして、​[Choose Global Type (グローバル種別の選択)]​ ビューを開きます。

  3. [Filter (検索条件)]​ に「​email​」と入力し、​[Email IMAP (メール IMAP)]​ を選択して ​[OK]​ をクリックします。

  4. [Email IMAP (メール IMAP)]​ ウィンドウの ​[Connection (接続)]​ 項目で ​[IMAPS Connection (IMAPS 接続)]​ を選択します。

  5. [General (一般)]​ セクションで、次の値を入力します。

    • Host (ホスト)​ ​imap.gmail.com

    • Port (ポート)​ ​993

    • User (ユーザー)​ ​user@gmail.com

    • Password (パスワード)​ ​Gmailpassword

  6. [Trust Store Configuration (トラストストア設定)]​ セクションで ​[Insecure (安全ではない)]​ チェックボックスを選択します。

  7. [OK]​ をクリックします。

Gmail への IMAPS 設定

設定 XML​ エディターでは、設定は次のように記述されます。

<email:imap-config name="Email_IMAP">
  <email:imaps-connection host="imap.gmail.com"
    port="995" user="user@gmail.com"
    password="mypassword">
    <tls:context>
        <tls:trust-store insecure="true"/>
    </tls:context>
  </email:imaps-connection>
</email:imap-config>

POP3S 接続の設定

POP3S 接続を使用して Email Connector を Gmail アカウントに接続するには、グローバル要素を設定します。

  1. Studio で、​[Global Elements (グローバル要素)]​ ビューに移動します。

  2. [Create (作成)]​ をクリックして、​[Choose Global Type (グローバル種別の選択)]​ ビューを開きます。

  3. [Filter (検索条件)]​ に「​email​」と入力し、​[Email POP3 (メール POP3)]​ を選択して ​[OK]​ をクリックします。

  4. [Email POP3 (メール POP3)]​ ウィンドウの ​[Connection (接続)]​ 項目で ​[POP3S Connection (POP3S 接続)]​ を選択します。

  5. [General (一般)]​ セクションで、次の値を入力します。

    • Host (ホスト)​ ​pop.gmail.com

    • Port (ポート)​ ​995

    • User (ユーザー)​ ​user@gmail.com

    • Password (パスワード)​ ​Gmailpassword

  6. [Trust Store Configuration (トラストストア設定)]​ セクションで ​[Insecure (安全ではない)]​ チェックボックスを選択します。

  7. [OK]​ をクリックします。

Gmail への POP3S 設定

設定 XML​ エディターでは、設定は次のように記述されます。

<email:pop3-config name="Email_POP3">
    <email:pop3s-connection host="pop.gmail.com"
      port="995"  user="user@gmail.com"
      password="Gmailpassword">
        <tls:context>
            <tls:trust-store insecure="true"/>
        </tls:context>
    </email:pop3s-connection>
</email:pop3-config>

SMTP 接続の設定

SMTPS 接続を使用して Email Connector を Gmail アカウントに接続するには、グローバル要素を設定します。

  1. Studio で、​[Global Elements (グローバル要素)]​ ビューに移動します。

  2. [Create (作成)]​ をクリックして、​[Choose Global Type (グローバル種別の選択)]​ ビューを開きます。

  3. [Filter (検索条件)]​ に「​email​」と入力し、​[Email SMTP (メール IMAP)]​ を選択して ​[OK]​ をクリックします。

  4. [Email SMTP (メール SMTP)]​ ウィンドウの ​[Connection (接続)]​ 項目で ​[SMTPS Connection (SMTPS 接続)]​ を選択します。

  5. [General (一般)]​ セクションで、次の値を入力します。

    • Host (ホスト)​ ​smtp.gmail.com

    • Port (ポート)​ ​465

    • User (ユーザー)​ ​user@gmail.com

    • Password (パスワード)​ ​Gmailpassword

  6. [Trust Store Configuration (トラストストア設定)]​ セクションで ​[Insecure (安全ではない)]​ チェックボックスを選択します。

  7. [OK]​ をクリックします。

Gmail への SMTPS 設定

設定 XML​ エディターでは、設定は次のように記述されます。

<email:smtp-config name="Email_SMTP" from="sender@gmail.com">
    <email:smtps-connection host="smtp.gmail.com"
      port="465" password="Gmailpassword"
      user="user@gmail.com">
        <tls:context enabledProtocols="TLSv1.2,SSLv3">
            <tls:trust-store insecure="true"/>
        </tls:context>
    </email:smtps-connection>
</email:smtp-config>

SMTPS 接続の問題のトラブルシューティング

SMTPS 接続の問題のトラブルシューティングに使用する方法は、Gmail アカウントで 2 要素認証を使用しているかどうかによって異なります。

  • アカウントで 2 要素認証を使用している場合は、アプリケーション固有のパスワードを生成し、通常のパスワードの代わりにそのパスワードを使用します。

    詳細は、 「アプリパスワードでログインする」​を参照してください。Gmail アカウントで​安全性の低いアプリ​を有効にする必要はありません。

  • Gmail アカウントで 2 要素認証を使用していない場合は、Gmail アカウントで​安全性の低いアプリ​をセットアップして有効化します。パスワードが機能しない場合は、 「Google アカウントへのアクセスを許可」​に移動して、次の手順を実行します。

    1. ユーザー名とパスワードを入力します。

    2. Captcha 画面の文字を入力します。

    3. Mule アプリケーションに戻り、フローを再実行します。