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Monitoring API ManagerFTP 用 Anypoint Connector (FTP Connector) の Read 操作では、フローの任意の時点でファイルを読み取ることができます。この操作は、特定のパスのファイルを読み取り、次の属性が含まれる Mule メッセージを返します。
ペイロードとしてのファイルのコンテンツ
ファイルのメタデータをメッセージ属性内に含む。
ファイルが存在しない場合、FTP:ILLEGAL_PATH
エラーになる。
この操作では、ディレクトリを読み取りません。 ファイルを FTP ソースフォルダーから読み取る場合、ファイルは手動で削除するまで同じフォルダーにとどまります。
この Read 操作では、反復可能なストリーム機能を使用します。この操作ではメッセージのリストが返されます。各メッセージはリスト内のファイルを表し、ファイルへのストリームを保持します。デフォルトでは、ストリームは反復可能です。
反復可能なストリームについての詳細は、「Mule 4 でのストリーミング」ドキュメントを参照してください。
Studio で Read 操作を追加および設定する手順は、次のとおりです。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで「ftp
」を検索し、[Read] 操作を選択します。
[Read] 操作を Studio キャンバスにドラッグします。
操作の設定画面の [General (一般)] タブで、[Connector configuration (コネクタ設定)] 項目の横にあるプラス記号 (+) をクリックし、グローバル要素設定項目にアクセスします。
接続情報を指定し、[OK] をクリックします。
[General (一般)] タブで、[File Path (ファイルパス)] を、読み取るファイルのパスに設定します (例: #[path]
)。
[MIME Type (MIME タイプ)] タブで [MIME Type (MIME タイプ)] を application/xml
に設定し、[Encoding (エンコード)] を ISO 10646/Unicode(UTF-8)
に設定します。
設定 XML エディターでは、<ftp:read>
設定は次のように記述されます。
<ftp:read path="#[path]"
lock="true|false"
outputEncoding="UTF-8"
outputMimeType="application/xml" />
xml
各コネクタはファイルの MIME タイプをその拡張子から判別しようとします。MIME Type (MIME タイプ) (outputMimeType
) パラメーターを使用して強制的に MIME タイプを別の値に変更できます。
同じプロセスが文字コードでも機能します。デフォルトでは、コネクタは、Mule Runtime のデフォルトの文字コードがファイルの MIME タイプに一致するものとみなします。ただし、文字コードは Encoding (エンコード) (outputEncoding
) パラメーターで設定できます。
ペイロードと他の値を生成する操作内に DataWeave 式を埋め込むことができます。適切な MIME タイプを設定することで、DataWeave は型を自動で割り当てることができるほか、適切な出力を生成できます。また、DataSense の機能を最大限活用することで、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
FTP または SFTP ではファイルシステムレベルのロックができないため、同じ Mule アプリケーション内の他のフローからのみファイルを保護する Mule ロックを各操作で使用します。ファイルは外部システムからは保護されません。ただし、Mule アプリケーションがクラスターで実行されている場合、ロックは分散します。
次のいずれかの状況が発生した場合、ファイルロックは自動的にリリースされます。
ファイルをロックしていた Mule フローが終了した
ファイルのコンテンツが完全に読み取られた
ファイルが他のユーザーによりすでにロックされている場合、コネクタはファイルをロック解除できず、FTP:FILE_LOCK エラーが発生します。
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