HTTP Connector の移行の概要

HTTP 用 Anypoint Connector (HTTP Connector) の Mule 4 バージョンは、Mule 3 バージョンのコネクタとは主に次のように異なります。

  • http:listener-config​ 要素に内部接続要素 ​http:listener-connection​ が新規追加されています。

  • http:request-config​ 要素に内部接続要素 ​http:request-connection​ が新規追加されています。

  • 要求のソースパラメーターは HTTP 本文パラメーターに置き換えられ、リスナーの応答とエラー応答に導入されます。

  • HTTP ​Listener​ ソースと HTTP ​Request​ 操作は属性を返します。

  • DataWeave で特殊な MIME タイプが管理されるようになったため、HTTP 解析は削除されました。DataWeave 構文を使用してペイロードの書き込みと読み取りを行います。

  • HTTP ​Load static resource​ 操作の XML コード ​static-resource-handler​ は ​load-static-resource​ に名前が変更されます。

  • HTTP リスナー属性と HTTP 要求属性にアクセスするために、次の DataWeave 構文で Mule Expression Language (MEL) 式が置き換えられ、過去のプロパティにアクセスできるようにします。

    #[attributes.<parameter>]

    Mule 3.x MEL 式と Mule 4 DataWeave 式のマッピングについての詳細は、​「HTTP Connector XML リファレンス」​を参照してください。

  • Mule 4 で次の構成要素が削除されました。

    • 要求ビルダー ​http:request-builder​ と応答ビルダー ​http:response-builder

    • ワーカースレッドプロファイル

      ビルダーは、要求、応答、エラー応答に置き換えられました。DataWeave 式を使用することで、パラメーターを作成する必要がなくなりました。