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Monitoring API ManagerAnypoint Studio (Studio) エディターは、Mule アプリケーション、プロパティ、および設定ファイルの設計と更新に役立ちます。
Studio でコネクタを追加および設定する手順は、次のとおりです。
「アプリケーションログの表示」で説明されているように、コネクタを実行するときに、アプリケーションログを表示して問題を確認できます。
Studio で初めてコネクタを設定する場合は、「Anypoint Studio を使用したコネクタの設定」を参照してください。このトピックを読んだ後でコネクタ項目に関する追加情報が必要な場合は、「リファレンス」を参照してください。
Studio で、コネクタを追加および設定する新しい Mule プロジェクトを作成します。
Studio で、[File (ファイル)] > [New (新規)] > [Mule Project (Mule プロジェクト)] を選択します。
Mule プロジェクトの名前を入力して、[Finish (完了)] をクリックします。
Microsoft .NET 用 Anypoint Connector (Microsoft .NET Connector) を Mule プロジェクトに追加して、XML コードにコネクタの名前空間およびスキーマの場所を自動的に入力し、プロジェクトの pom.xml
ファイルに必須の連動関係を追加します。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[(X) Search in Exchange ((X) Exchange 内を検索)] をクリックします。
[Add Dependencies to Project (連動関係をプロジェクトに追加)] ウィンドウで、検索項目に「microsoft.net
」と入力します。
[Available modules (使用可能なモジュール)] で [Microsoft .NET Connector] をクリックします。
[Add (追加)] をクリックします。
[Finish (完了)] をクリックします。
Studio でコネクタを Mule プロジェクトに追加しても、Studio ワークスペースの他のプロジェクトはそのコネクタを使用できません。
ソースは、指定された条件が満たされたときにフローを開始します。 次のソースのいずれかを Microsoft .NET Connector で使用するように設定できます。
HTTP Listener
設定されたホストとポートで要求を受信するたびにフローを開始します。
Scheduler
時間ベースの条件が満たされたときにフローを開始します。
たとえば、HTTP リスナーを設定する手順は、次のとおりです。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[HTTP] > [Listener] を選択します。
[Listener] を Studio キャンバスにドラッグします。
[Listener (リスナー)] 設定画面で、必要に応じて [Display Name (表示名)] 項目の値を変更します。
[Path (パス)] 項目の値を指定します。
[Connector configuration (コネクタ設定)] 項目の横にあるプラス記号 (+) をクリックして、アプリケーション内のすべての HTTP Listener
インスタンスで使用できるグローバル要素を設定します。
[General (一般)] タブで、接続情報を指定します。
[TLS] タブで、必要に応じて TLS 情報を指定します。
[Advanced (詳細)] タブで、必要に応じて再接続戦略を含む再接続情報を指定します。
[Test Connection (接続をテスト)] をクリックして、Mule が特定のサーバーに接続できることを確認します。
[OK] をクリックします。
フローにコネクタの操作を追加すると、そのコネクタで実行する特定の操作をすぐに定義できます。
Microsoft .NET の操作を追加する手順は、次のとおりです。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[Microsoft DotNet] を選択し、目的の操作を選択します。
その操作を Studio キャンバスの入力元の右にドラッグします。
コネクタを設定する場合、アプリケーション内のそのコネクタのすべてのインスタンスで使用できるグローバル要素を設定することをお勧めします。グローバル要素を設定するには、コネクタが対象の Microsoft .NET システムにアクセスするために使用する認証ログイン情報を指定する必要があります。
Microsoft .NET Connector のグローバル要素を設定する手順は、次のとおりです。
Studio キャンバスでコネクタの名前を選択します。
操作の設定画面で、[Connector configuration (コネクタ設定)] 項目の横にあるプラス記号 (+) をクリックし、グローバル要素設定項目にアクセスします。
[General (一般)] タブで、次の項目に入力します。
Connection (接続)
接続種別を選択します。
Scope (スコープ)
接続スコープを選択します。
Singleton (単一)
同じ Microsoft .NET コンポーネントインスタンスを複数のコールで共有します。このオプションを使用して、さまざまなコールのクラスインスタンスメンバーに共有する状態を保存します。
Transient (一時的)
要求があった時点で Microsoft .NET コンポーネントの新しいインスタンスを作成します。
Grant Full Trust to the .NET assembly (.NET アセンブリに完全信頼を付与)
Mule Runtime Engine の安定性に影響を及ぼす可能性のあるマルウェアコードの実行を阻止するために、制限された権限を使用して Microsoft .NET コードをアプリケーションドメイン内で実行できます。これらの制限には、限定的なファイルシステムへのアクセス、ネイティブコードの実行、ネットワークコール、レジストリアクセスなどが挙げられます。Microsoft .NET Connector はデフォルトで、完全信頼を使用するように設定されています。
Declared methods only (宣言されたメソッドのみ)
[Declared methods only (宣言されたメソッドのみ)] 項目が true
に設定されている場合、.NET アセンブリから宣言されたメソッドのみがメタデータでフェッチされ、そのメソッドが [Method Info (メソッド情報)] セクションの [Method (メソッド)] 項目に入力されます。デフォルト値は false
です。
Include auto generated code (自動生成されたコードを含める)
[Include auto generated code (自動生成されたコードを含める)] 項目が false
(デフォルト値) に設定されている場合、コンパイラーで生成されたメソッドはメタデータでフェッチされないため、そのメソッドは [Method (メソッド)] 項目には表示されません。
[Advanced (詳細)] タブで、必要に応じて再接続戦略を含む再接続情報を指定します。
[Test Connection (接続をテスト)] をクリックして、Mule が指定されたサーバーに接続できることを確認します。
[OK] をクリックします。
[External (外部)] 接続種別を使用して、アプリケーション外部のアセンブリに接続します。
[Connection (接続)] 項目で [External (外部)] を選択します。
[Gac] 接続種別を使用して、GAC (グローバルアセンブリキャッシュ) にインストールされているアセンブリに接続します。
[Connection (接続)] 項目で [Gac] を選択します。
[Assembly Type (アセンブリ種別)] 項目に Gac 接続種別の完全修飾種別名 (例: Namespace.ClassName
) を入力します。
後方互換性を確保するには、[Legacy (レガシー)] 接続種別を使用します。
[Connection (接続)] 項目で [Legacy (レガシー)] を選択します。
[Assembly Type (アセンブリ種別)] 項目にレガシー接続種別の完全修飾種別名 (例: Namespace.ClassName
) を入力します。
[Assembly Path (アセンブリパス)] 項目に Microsoft .NET アセンブリのパス (例: C:\Projects\..dll
) を入力します。
[Resource (リソース)] 接続種別を使用して、リソースとして埋め込まれたアセンブリに接続します。
[Connection (接続)] 項目で [Resource (リソース)] を選択します。
[Path (パス)] 項目で、リソースフォルダーにある実行可能な .NET ライブラリへの相対パスを指定します。
デフォルトのリソースフォルダーは src/main/resources
です。
Microsoft .NET Connector のグローバル要素を設定したら、コネクタの他の必須項目を設定します。
項目 | 説明 |
---|---|
Table name (テーブル名) |
作成するテーブルの名前。 |
Attribute definitions (属性定義) |
テーブルとそのインデックスのキースキーマを記述する属性。 |
Key schemas (キースキーマ) |
テーブルまたはインデックスの主キーを構成する属性。 |
問題を確認するため、アプリケーションログを次の方法で表示できます。
アプリケーションを Anypoint Platform から実行している場合、出力は Anypoint Studio のコンソールウィンドウに表示される。
コマンドラインから Mule を使用してアプリケーションを実行している場合、アプリケーションログは OS コンソールに表示される。
アプリケーションのログファイル (log4j2.xml
) でログファイルパスがカスタマイズされていない場合、デフォルトの場所 MULE_HOME/logs/<app-name>.log
でアプリケーションログを表示することもできます。