パフォーマンスへの影響、制限、データ保持について

Anypoint Monitoring では、パフォーマンスへの影響を小さく抑えて大量のデータを処理して保持します。Titanium のサブスクライバーは拡張データ保持パッケージを利用でき、ストレージが Gold および Platinum のサブスクライバーよりも多くなります。パフォーマンスと読みやすさを向上させるために、ログデータは短い行に切り捨てられます。

画面解像度を調整して Anypoint Monitoring 環境を改善することもできます。

コアベースのサブスクリプション層については、​「従来のコアベースのプランの Anypoint Monitoring 機能」​を参照してください。

Mule Monitoring エージェントのパフォーマンス上の影響

通常の使用では、Mule Monitoring エージェントによる予想される CPU 使用率は 5% 未満です。詳細は、​「Mule アプリケーションの Anypoint Monitoring の設定と有効化 (CloudHub)」​を参照してください。

Anypoint Monitoring は非同期で 1 分刻みでデータを収集し、Mule Runtime データ処理をブロックしません。

データ保持制限

制限は​サブスクリプション層​によって異なります。

Anypoint Integration Starter パッケージの制限

Anypoint Integration Starter パッケージを持つ組織には、データ保持および機能に関して若干の制限があります。

ログ

ログの制限については、​「Runtime Manager」​を参照してください。

アプリケーションメトリクス

30 日。

拡張 API メトリクス

30 日。​[Client Applications (クライアントアプリケーション)]​ タブのデータは 1 時間に制限されます。

サーバーおよび Mule アプリケーションの基本アラート

サーバーまたはアプリケーションあたり 6 個。

API の基本アラート

API インスタンスあたり 6 個。

Anypoint Integration Advanced パッケージの制限

Anypoint Integration Advanced パッケージを持つ組織の場合、データ保持および機能に関する制限がより堅牢になっています。

ログ

未加工形式では、ログは価格設定パッケージで利用できる全領域を占めることができます。価格設定パッケージで利用できるストレージ領域はログおよびメトリクスデータを保存するために使用されます。メトリクスがストレージ容量の多くを占めることはないため、ストレージの大半を未加工ログデータに使用できます。

検索可能なログ

購入したストレージサイズの 10% に当たる追加のストレージを検索可能なログのインデックスに利用できます。

Anypoint Monitoring によって未加工ログのインデックスが作成されるため、すばやく効率的にログ検索クエリを実行できます。Anypoint Monitoring によって購入したストレージの合計サイズの最大 10% まで直近のログが検索用にインデックス化されます。以前のログは Anypoint Monitoring アーカイブ API​ で取得できます。

合計ストレージ容量は、すべてのアプリケーションでグローバルに共有され、組織で購入したメッセージおよびフロー数と、検索可能なストレージ割り当ての上限 (6TB) によって制限されます。

  • このサブスクリプション層では、各フローの購入ごとに以下を利用できます。

    • 5 GB のアーカイブストレージ

    • 0.5GB の検索可能なストレージ (アーカイブストレージの 10%)

  • このサブスクリプション層では、1M のメッセージの購入ごとに以下を利用できます。

    • 2.5 GB のアーカイブストレージ

    • 0.25GB の検索可能なストレージ (アーカイブストレージの 10%)

アプリケーションメトリクス

組み込みダッシュボードでは 365 日

Anypoint Insights については、see Anypoint Insights の監視メトリクスを参照してください。

拡張 API メトリクス

30 日。次の制限も適用されます。

  • [Client Applications (クライアントアプリケーション)]​ タブのデータは 1 時間に制限されます。

  • カスタムダッシュボードの高度なモードの ​api_path_metric​ テーブルと ​api_client_ip_metric​ テーブルのデータは 1 時間に制限されます。

    メトリクスデータは、データ保持期間を経過しても保持されます。データは自動クリーンアップサイクルが実行されたときに削除されます。

Custom metrics (カスタムメトリクス)

本番環境では 365 日

カスタムダッシュボードアラート

アプリケーションまたは API インスタンスあたり 10 個。

サーバーおよび Mule アプリケーションの基本アラート

サーバーまたはアプリケーションあたり 10 個。

API の基本アラート

サーバーまたはアプリケーションあたり 10 個。

Telemetry Exporter 接続

組織あたり 10 個。

Gold および Platinum サブスクリプションの制限

Anypoint Platform に対する ​Gold および Platinum 層​のサブスクライバーには、データ保持および機能に関して若干の制限があります。

ログ

ログの制限については、​「Runtime Manager」​を参照してください。

アプリケーションメトリクス

30 日。

拡張 API メトリクス

30 日。次の制限も適用されます。

  • [Client Applications (クライアントアプリケーション)]​ タブのデータは 1 時間に制限されます。

  • カスタムダッシュボードの高度なモードの ​api_path_metric​ テーブルと ​api_client_ip_metric​ テーブルのデータは 1 時間に制限されます。

    メトリクスデータは、データ保持期間を経過しても保持されます。データは自動クリーンアップサイクルが実行されたときに削除されます。

サーバーおよび Mule アプリケーションの基本アラート

50 個の基本アラート。

API の基本アラート

API インスタンスあたり 6 個の基本アラート。

Titanium サブスクリプションの制限

Anypoint Platform に対する ​Titanium 層​のサブスクライバーの場合、データ保持および機能に関する制限がより堅牢になっています。

ログ

未加工形式では、ログは Titanium サブスクリプションで利用できる全領域を占めることができます。Titanium サブスクリプションで利用できるストレージ領域はログおよびメトリクスデータを保存するために使用されます。メトリクスがストレージ容量の多くを占めることはないため、ストレージの大半を未加工ログデータに使用できます。

検索可能なログ

購入したストレージサイズの 10% に当たる追加のストレージを検索可能なログのインデックスに利用できます。

Anypoint Monitoring によって未加工ログのインデックスが作成されるため、すばやく効率的にログ検索クエリを実行できます。Anypoint Monitoring によって購入したストレージの合計サイズの最大 10% まで直近のログが検索用にインデックス化されます。ログをダウンロードして以前のログにアクセスできます。

合計ストレージ容量は、すべてのアプリケーションでグローバルに共有され、組織で購入したメッセージおよびフロー数と、検索可能なストレージ割り当ての上限 (6TB) によって制限されます。

  • このサブスクリプション層では、本番 vCore ごとに以下を利用できます。

    • 200 GB のアーカイブストレージ

    • 20GB の検索可能なストレージ (アーカイブストレージの 10%)

  • このサブスクリプション層では、本番準備 vCore ごとに以下を利用できます。

    • 50 GB のアーカイブストレージ

    • 5GB の検索可能なストレージ (アーカイブストレージの 10%)

アプリケーションメトリクス

組み込みダッシュボードでは 365 日

Anypoint Insights については、see Anypoint Insights の監視メトリクスを参照してください。

拡張 API メトリクス

30 日。次の制限も適用されます。

  • [Client Applications (クライアントアプリケーション)]​ タブのデータは 1 時間に制限されます。

  • カスタムダッシュボードの高度なモードの ​api_path_metric​ テーブルと ​api_client_ip_metric​ テーブルのデータは 1 時間に制限されます。

    メトリクスデータは、データ保持期間を経過しても保持されます。データは自動クリーンアップサイクルが実行されたときに削除されます。

Custom metrics (カスタムメトリクス)

本番環境では 365 日

カスタムダッシュボードアラート

親組織あたり 20 個。

サーバーおよび Mule アプリケーションの基本アラート

組織の本番 vCore の数 x 50 + 100 個。たとえば、2 個の本番 vCore と Titanium サブスクリプションがある組織では、基本アラートの制限は 200 個です。Sandbox デプロイメントのアラート割り当て量も使用できますが、この制限は全体の​本番の vCore の制限​の対象になります。

API の基本アラート

API インスタンスあたり 10 個の基本アラート。

Telemetry Exporter 接続

組織あたり 10 個。

ログデータ管理

ログを管理する場合、ログデータの 1 行の最大長は 8 KB です (データとスレッドメタデータを含む)。1 行の長さが 8 KB を超えると、8 KB の位置で切り捨てられます。

より長い情報セグメントをログに記録するには、1 つが 8 KB より小さいチャンクに分割する必要があります。

画面解像度

最小画面解像度 1024x768 ピクセルを使用します。

メトリクスデータ保持の猶予期間

組織が下位のサブスクリプション層 (使用量ベースまたはコアベース) にダウングレードされるか、サブスクリプションをキャンセルすると、次のスケジュールに従ってメトリクスデータが削除されます。

  • ダウングレード: 下位の層にダウングレードされてから約 14 日後に、追加の猶予期間 (21 日間) が始まり、この期間を経過するとデータが削除されます。

  • キャンセル: キャンセルしてから約 90 日後に、追加の猶予期間 (21 日間) が始まり、この期間を経過するとデータが削除されます。

メトリクスデータを取得するには、 Anypoint Monitoring アーカイブ API​ を使用します。