Mule を使用したエンタープライズインテグレーションパターン

このバージョンの Mule は、拡張サポートが終了する 2023 年 5 月 2 日にその すべてのサポート​が終了しました。

このバージョンの Mule を使用する CloudHub には新しいアプリケーションをデプロイできなくなります。許可されるのはアプリケーションへのインプレース更新のみになります。

標準サポートが適用されている最新バージョンの Mule 4 にアップグレード​することをお勧めします。これにより、最新の修正とセキュリティ機能強化を備えたアプリケーションが実行されます。

エンタープライズインテグレーションパターンとは、特定のコンテキストで繰り返し発生する問題に対して効果が認められているソリューションです。このパターンは、メッセージングシステムやインテグレーションシステムの設計とビルドのフレームワークと、ソリューションのアーキテクト設計時のチームの共通言語を提供します。

Mule では、Gregor Hohpe と Bobby Woolf が執筆した『Enterprise Integration Patterns (エンタープライズインテグレーションパターン)』に示されているパターンのほとんどをサポートします。

Mule では、ソリューションを設計するために使用するパターンを実装することで、インテグレーションの構築に必要な労力を軽減しています。その後、単に Mule でこれらの同じパターンを設定して使用することができます。

エンタープライズインテグレーションパターンと Mule オブジェクトとのマッピング

Mule オブジェクトに直接マッピングできるエンタープライズインテグレーションパターンを下表に示します。

インテグレーションスタイル

パターン Mule オブジェクトへのマッピング

ファイル転送

ファイルコネクタ

共有データベース

データベースコネクタ

リモートプロシージャー呼び出し

Mule API はこのプロシージャーのように機能するか、外部 API に要求を行うこともできます。

メッセージング

Mule はメッセージングを完全にサポートします。

メッセージングシステム

パターン Mule オブジェクトへのマッピング

メッセージチャネル

Mule は、フロー内のメッセージプロセッサーを接続するメッセージチャネルを提供しています。

パイプとフィルター

フローでは、パイプおよびフィルターアーキテクチャを実装しています。

メッセージルーター

メッセージルーター​。

メッセージトランスレーター

メッセージトランスフォーマー​。

メッセージエンドポイント

メッセージソース​と​操作​。

メッセージングチャネル

パターン Mule オブジェクトへのマッピング

ポイントツーポイントチャネル

フロー内のデフォルトチャネル。

メッセージバス

Mule はメッセージバスです。

保証された配信

信頼性パターン​を使用。

メッセージ構築

パターン Mule オブジェクトへのマッピング

イベントメッセージ

Mule は、他のアプリケーションやプロセッサーからのイベントを送信します。

要求応答

Mule では、要求-応答の操作を容易にするコネクタ、または​信頼性パターン​を使用します。

メッセージルーティング

パターン Mule オブジェクトへのマッピング

クライアントベースルーター

Choice ルーター​。

メッセージ検索条件

検証モジュール​。

動的ルーティング

メッセージルーター​。

Scatter Gather

Scatter-Gather ルーター​。

スプリッター

foreach スコープ​、​parape​、および​バッチ​。

集約

アグリゲーターモジュール​。

メッセージトランスフォーメーション

パターン Mule オブジェクトへのマッピング

コンテンツエンリッチャー

対象変数​。

メッセージングエンドポイント

パターン Mule オブジェクトへのマッピング

ポーリングコンシューマー

メッセージソース​。

トランザクションクライアント

トランザクションの管理​。

羃等性レシーバー

再配信ポリシー​。