NetSuite Connector 11.7 - Mule 4

NetSuite 用 Anypoint Connector (NetSuite Connector) は、NetSuite とオンプレミスまたはクラウドのサードパーティアプリケーション間でデータを同期し、ビジネスプロセスを自動化します。NetSuite はコアビジネスプロセス、ERP 財務、CRM、E コマース、在庫などの管理に役立つクラウドベースのビジネス管理ソフトウェアを提供しています。

NetSuite Connector では、以下の機能が提供されます。

  • SOAP ベースのインテグレーション

  • NetSuite ビジネスオブジェクトの生成

  • さまざまな認証レベル

  • エラー処理サポート

互換性と解決された問題に関する情報は、​「NetSuite Connector リリースノート」​を参照してください。

始める前に

このコネクタを使用するには、以下に精通している必要があります。

  • NetSuite API

  • Anypoint Connector

  • Mule Runtime Engine (Mule)

  • Mule フローの要素とグローバル要素

  • Anypoint Studio (Studio) を使用した Mule アプリケーションの作成

アプリケーションを作成する前に、以下が必要です。

  • NetSuite Web サービスにアクセスするためのログイン情報

  • Anypoint Studio バージョン 7.3.3 以降

コネクタの一般的なユースケース

  • Quote-to-Cash

    リアルタイムインテグレーションを利用して、Salesforce などの CRM アプリケーションから顧客の購入意思に関するデータを NetSuite ERP の収益実現に接続して同期することで、キャッシュフローを改善して、注文の手動入力を削除し、発注ミスを最小化します。

  • Invoice-to-Reconciliation

    リアルタイム A/R 処理のために NetSuite の請求書に対して銀行支払を自動的に適用して、売掛金 (A/R) プロセスを自動化します。NetSuite と銀行間の支払ファイルの転送を自動化して、買掛金を合理化します。

  • Hire-to-Retire

    Netsuite と人事管理 (HCM) サービス (Workday、Oracle HCM、PeopleSoft など) 間の従業員情報のリアルタイム同期を使用して従業員の単一ビューをビルドします。従業員のオンボーディングプロセス (コンピューター機器やユニフォームの注文、システムアクセスのセットアップなど) を自動的にトリガーし、退職時にはプロセスを取り消します。

認証種別

NetSuite 接続では、コンシューマーキーとトークン ID またはシークレットの組み合わせのいずれかを使用して認証するトークンベース認証が使用されます。

この認証種別の設定についての詳細は、​「Anypoint Studio を使用した NetSuite Connector の設定」​を参照してください。

Exchange のテンプレートと例の使用

Anypoint Exchange​ は、アプリケーションのスタートポイントとして使用できる次のテンプレートを提供しています。

次のステップ

前提条件を満たしたら、​Anypoint Studio​ で独自のアプリケーションを作成してコネクタを設定できます。