変換マップ

Anypoint Partner Manager は、DataWeave 変換マップを使用して、パートナーのメッセージ形式 (CSV、EDIFACT、X12、JSON、または XML) と組織で使用しているエンタープライズアプリケーションのメッセージ形式 (CSV、JSON、または XML) との間でビジネストランザクションを変換します。

変換マップを使用するには、マップを Anypoint Studio で作成し、インバウンドまたはアウトバウンドメッセージフローを設定するときにマップを Partner Manager にインポートします。

変換マップの例を使用して開始するには、Exchange から B2B/EDI: Order to Cash - Mapping Examples​ をダウンロードしてカスタマイズします。この例にはメッセージフローの次の変換が含まれます。

  • インバウンドメッセージフロー:

    • X12 4010 850 から JSON

    • EDIFACT D97A から JSON

    • CSV から JSON

    • XML から JSON

  • アウトバウンドメッセージフロー:

    • JSON から X12 4010 855

    • JSON から EDIFACT D97A

    • JSON から CSV

    • JSON から XML

この例をカスタマイズする手順は、次のとおりです。

  1. Studio で ​.jar​ ファイルを開きます。

  2. 送信元メッセージ種別を変更します。

  3. 送信先メッセージ種別を変更します。

  4. 入力を出力にマッピングします。

  5. マップをローカルでテストします。

  6. マップを Partner Manager メッセージフローにインポートします。

Studio で .jar ファイルを開く

.jar​ ファイルを開く手順は、次のとおりです。

  1. Studio を起動します。

  2. [File (ファイル)]​ メニューで ​[Import (インポート)] > [Packaged mule application (.jar) (パッケージ化された Mule アプリケーション (.jar))]​ を選択し、​[Next (次へ)]​ をクリックします。

  3. ダウンロードした ​.jar​ ファイルを選択し、​[Open (開く)]​ をクリックします。

  4. [Finish (完了)]​ をクリックします。

送信元メッセージ種別を変更する

メッセージ種別を変更する手順は、次のとおりです。

  1. Studio キャンバスの下部にある ​[Global Elements (グローバル要素)]​ タブをクリックします。

  2. [Global Configuration Elements (グローバル設定要素)]​ で、インバウンドまたはアウトバウンドメッセージフローで使用するマップの設定を選択します。

  3. [Edit (編集)]​ をクリックします。

  4. [Name (名前)]​ の名前を意味のある名前に変更します。

  5. メッセージフローで EDI、JSON、X12、または XML 形式を使用する場合:

    1. [Schema definitions (スキーマ定義)]​ で、​[Edit Inline (インライン編集)]​ を選択します。

    2. [Value (値)]​ に、マッピング先またはマッピング元のバージョンとトランザクションセットを入力します。

      たとえば、​005010-830​ トランザクションをマッピング先またはマッピング元にするには、​[Value (値)]​ を ​/x12/005010/830.esl​ に設定します。

  6. [OK]​ をクリックします。

送信先メッセージ種別を変更する

送信先メッセージ種別を変更する手順は、次のとおりです。

  1. 送信先メッセージ種別にスキーマが関連付けられている場合は、スキーマファイルをプロジェクトの ​<Project-name>/src/main/resources​ フォルダーにコピーします。

  2. Transform Message​ コンポーネントを選択します。

    [Transform Message] グラフィカルビューの 1 つのペインに新しいトランザクションセット構造が表示され、このビューのもう 1 つのペインにアプリケーションメッセージ構造 (CSV、JSON、または XML) が表示されます。

  3. 入力項目を出力項目にマッピングします。

マップをローカルでテストする

マップをローカルでテストする手順は、次のとおりです。

  1. Package Explorer​ でテンプレートプロジェクトを右クリックし、​[Run (実行)] > [Run as Mule application (Mule アプリケーションとして実行)]​ を選択します。

  2. REST クライアントを使用してメッセージペイロードを投稿します。

    例の Postman 呼び出しについては、​examples​ フォルダーの ​B2B-Order-to-Cash-Mapping-Studio.postman_collection.json​ ファイルを参照してください。

    アプリケーションによって変換済みのペイロードが返されます。

  3. マップが正常に機能することを検証したら、DataWeave マップを ​src/main/resources​ からコピーして、わかりやすい名前に変更します。

Partner Manager メッセージフローへのマップのインポート

メッセージフローを設定したら、​.dwl​ ファイルをメッセージフローの ​[Map (マップ)]​ セクションにインポートできます。