アウトバウンド X12 メッセージの送信設定の定義

Partner Manager では、アウトバウンド X12 トランスミッションをパートナーに送信するときに適用される X12 エンベロープパラメーター、区切り文字、肯定応答、検証ルール、文字エンコード、制御番号を設定できます。

パートナーの X12 送信設定を定義する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲーションメニューで ​[Partners (パートナー)]​ を選択します。

  2. 設定の対象であるパートナーを選択します。

  3. [Validation and acknowledgement settings (検証と肯定応答の設定)]​ セクションの ​[Send to <partner-name> (<パートナー名> に送信)]​ 列で、​[X12]​ をクリックします。

  4. メニューで設定を選択します。

  5. [Save (保存)]​ をクリックします。

パートナーの設定ページで定義した値は、そのパートナーに送信されるすべての X12 メッセージのデフォルトとして使用されます。

TA1 と制御番号以外は、パートナーレベルで設定した内容を上書きできます。メッセージフローレベルの設定は、アウトバウンドメッセージフローの作成時に ​[Custom (カスタム)]​ オプションを選択することで上書きできます。

変更がランタイムで有効になるには、最大 5 分かかる場合があります。

一般設定

次の設定を使用して、トランザクションの使用を設定して担当標準機関を指定し、長さ制限および条件付きのリレーションシップ検証を適用します。

設定 説明 デフォルト値

使用インジケーター (ISA15)

X12 トランザクションがテスト、本番、または情報のみを目的として送信されたかどうかを示します。

可能な値の例:

  • I -情報

  • T - Test

  • P - Production

  • P - Production
    本番環境の場合

  • T - Test
    Sandbox 環境の場合

担当機関コード (GS07)

GS セグメントの標準を担当する標準機関を定義します。

可能な値の例:

  • T - Transportation Data Coordinating Committee (TDCC)

  • X - Accredited Standards Committee X12

X

Enforce length limits (長さ制限を適用)

選択した場合、X12 スキーマの定義値を超える長さのデータ要素が存在すると、X12 トランザクションの生成が失敗します。

有効化

条件付きのリレーション検証の適用

オンにすると、条件付きデータ要素が欠落している場合、X12 トランザクションの生成が失敗します。

有効化

Enforce code set validations (コードセット検証を適用)

オンにすると、Partner Manager は X12 スキーマで定義されている X12 コードセット検証を適用します。

Disabled (無効)

認証設定

トランザクションの認証およびセキュリティ修飾子を設定するには、次の設定を使用します。

設定 説明 デフォルト

認証修飾子 (ISA01)

なし

セキュリティ修飾子 (ISA03)

なし

TA1 肯定応答の設定

次の設定を使用して、技術的肯定応答が必須であるかどうかと、肯定応答用の受信エンドポイントを設定します。

設定 説明 デフォルト

Expect TA1 for each transmission sent to <partner> (<パートナー> への各送信で TA1 を想定)

選択した場合、生成される X12 ペイロードで ISA14 を 1 に設定し、技術的肯定応答 (TA1) が必須であることを示します。

Disabled (無効)

エンドポイント

TA1 を想定するオプションを選択してある場合は、​[Select (選択)]​ をクリックして ​[Receive from <partner> (<パートナー> から受信)]​ エンドポイントを指定します。Partner Manager は、TA1 をインバウンドトランスミッションとして受信します。

なし

グローバル制御番号

Partner Manager は、グローバル制御信号を、アウトバウンドメッセージフローで生成される X12 インターチェンジと機能グループのパートナーレベルで適用します。これらの制御番号は、パートナーに送信される (機能肯定応答を含む) すべてのメッセージ種別で順序付けられます。

制御番号はデフォルト値の ​1​ から開始され、組織がアウトバウンドトランスミッションの送信を開始すると順に増加します。

シーケンスを維持して重複を回避するために制御番号シーケンス値を異なる値に設定する手順は、次のとおりです。

  1. [Change (変更)]​ をクリックして、希望する制御番号を入力します。

  2. [Save (保存)]​ をクリックします。

変更がランタイムで有効になるには、最大 5 分かかる場合があります。

文字セットと区切り文字

次の設定を使用して、生成される X12 ペイロードの文字エンコードと区切り文字を設定します。

設定 説明 デフォルト値

Character set (文字セット)

文字列データで使用できる文字のセット。

EXTENDED

Character encoding (文字エンコード)

メッセージの文字エンコード。

UTF8

Segment terminator (セグメント終端文字)

セグメントの終端文字。

~

Data element separator (データ要素区切り文字)

データ要素の区切り文字 (16 進コードも可)。

*

Component element separator (コンポーネント要素の区切り文字) (ISA16)

コンポーネント要素の区切り文字 (16 進コードも可)。

>

セグメント間の行末。

出力メッセージテキストを読みやすくするためにセグメント間の行末で使用する文字。可能な値の例:

  • NONE (なし)

    この文字で区切られたセグメントが含まれる 1 行として EDIFACT ペイロードを生成します。

  • CR

    復帰

  • CRLF

    復帰と改行

  • LF

    改行

CRLF

Use segment line ending in last line (最後の行にセグメント行末を使用)

Yes​ の場合、Partner Manager はペイロードの最後のセグメントにセグメント行末文字を適用します。

いいえ