ステップ 2.自動化のプロセスの評価

自動化のプロセスの設計を開始する前に、次の質問について考えましょう。

  • 会社にはどのようなプロセスがあるか?

  • 誰がプロセスについて責任を負っているか?

  • プロセスを評価するにはどのような条件が必要であり、適切なのか?

  • どのようにすればこれらの条件を明確かつ包括的に説明できるか?

  • プロセスを評価するためのデータをどこから取得するか?

  • プロセスを自動化するにはどのようなシステムおよびデータが必要か?

これらの情報を収集したら、デフォルトの評価テンプレートを使用するか独自の評価条件およびテンプレートを作成して、プロセスの自動化の実現可能性とメリットを評価できます。

ステップ 2.1: 評価条件を作成する

プロセス評価中に使用する新しい評価条件を作成します。

  1. RPA Manager を開きます。

  2. ナビゲーションパネルで ​Process Evaluation​ モジュールをクリックします。

  3. [評価条件]​ ビューを開きます。

  4. [Create Benefit (メリットを作成)]​ をクリックします。

    • [Name (名前)]​ 項目で​「Concurrency」​ (同時実行) と記述します。

    • [Exclude (除外)]​ チェックボックスをクリックします。

    • [Definition Gradation 1 (定義グラデーション 1)]​ 項目で​「Yes, allows parallel executions」​ (はい、並列実行を許可します) と記述します。

    • [Definition Gradation 2 (定義グラデーション 2)]​ 項目で​「No, only one execution at a time」​ (いいえ、一度に 1 つの実行のみを許可します) と記述します。

  5. [Save (保存)]​ をクリックします。

ステップ 2.2: 評価テンプレートを作成する

評価の新しい条件を作成したら、その条件が含まれる新しい評価テンプレートを作成します。

  1. ナビゲーションパネルで ​Process Evaluation​ モジュールをクリックします。

  2. [評価テンプレート]​ ビューを開きます。

  3. [作成]​ をクリックします。

    • [Name (名前)]​ 項目に​「My custom template」​ (私のカスタムテンプレート) と入力します。

    • 下にスクロールして、​[Exclude MuleSoft default evaluation criteria (MuleSoft のデフォルトの評価条件を除外)]​ チェックボックスがオフになっていることを確認します。

    • [Available qualifiers (使用可能な修飾子)]​ セクションで ​[Move All (すべて移動)]​ (→→) ボタンをクリックします。

    • [Available benefits (使用可能なメリット)]​ セクションで ​[Move All (すべて移動)]​ (→→) ボタンをクリックします。

      前のステップで作成した ​[Concurrency (同時実行)]​ 条件がこのセクションに表示されます。

  4. [Save (保存)]​ をクリックします。

ステップ 2.3: プロセス評価を作成する

プロセス評価を作成するときに、デフォルトの評価テンプレートまたは作成したカスタムテンプレートを選択できます。

前のステップで作成したカスタムテンプレートを使用して新しいプロセス評価を作成する手順は、次のとおりです。

  1. ナビゲーションパネルで ​Process Evaluation​ モジュールをクリックします。

  2. [プロセス評価]​ ビューを開きます。

  3. [作成]​ をクリックします。

    • [Name (名前)]​ 項目に​「MuleSoft newsletter sign-up (MuleSoft ニュースレター登録)」​と入力します。

    • [Template (テンプレート)]​ ドロップダウンをクリックして ​[My custom template (私のカスタムテンプレート)]​ を選択します。

  4. [OK]​ をクリックします。

これらの詳細を確認したら評価ビューにリダイレクトされるため、このプロセスの ​[Costs (コスト)]​、​[Qualifiers (修飾子)]​、​[Benefits (メリット)]​ を指定します。

  1. [Manual process execution time (手動のプロセス実行時間)]​ 項目を ​00:10:00​ に設定します。

  2. [Benefits (メリット)]​ セクションで ​[Concurrency (同時実行)]​ スライダーを ​[No, only one execution at a time (いいえ、一度に 1 つの実行のみを許可します)]​ に設定します。

  3. [Save (保存)]​ をクリックします。

ステップ 2.4: プロセスを送信して自動化プロジェクトを開始する

自動化のプロセスの評価が完了し、適切であることを確認したら、プロセスを次のステップに送信して自動化プロジェクトを開始します。

  1. ナビゲーションパネルで ​Process Evaluation​ モジュールをクリックします。

  2. [プロセス評価]​ ビューを開きます。

  3. プロセスリストで​「MuleSoft newsletter sign-up (MuleSoft ニュースレター登録)」​プロジェクトを検索し、​[承認]​ (​承認アイコン​) ボタンをクリックします。

  4. [プロジェクトマネージャー]​ オプションを選択します。

  5. [Project Manager (プロジェクトマネージャー)]​ ドロップダウンメニューで、ユーザー名を選択します。

    ドロップダウンメニューに自分のユーザー名が表示されない場合は、ユーザーが​「Project Management (プロジェクト管理)」​権限を持っていることを確認してください。

  6. [OK]​ をクリックします。

次のステップ

プロセスの評価が完了し、プロセスが承認されたら、割り当てられたプロジェクトマネージャーまたは Center of Excellence が自動化プロジェクトを開始できます。