ユーザーロールと権限

プロセスの自動化には、分野の垣根を越えたチームが必要になります。知識、スキル、責任が複数の異なるユーザーに分散されます。セキュリティ上の理由により、全員がすべての作業を行うことも、すべての情報を把握することもできません。RPA Manager では、これらの制約がユーザーロールと権限として実装されます。

ユーザー権限スコープ

権限により、RPA 製品のユーザーが表示および実行できる内容が決まります。

  • 表示およびオープン

    • モジュール

    • ビュー

    • オブジェクトとそのデータ

  • ビューでのアクションの実行

  • オブジェクトの作成

  • データの編集

  • オブジェクトの移行

  • 決定

  • 製品の使用

  • データの分析

  • 監視

    • 使用状況

    • パフォーマンス

  • 結果のレポート

ユーザー権限種別

権限ごとにスコープと目的が異なります。権限は組み合わせることができます。

権限種別 スコープ

権限​ / ​RPA (非推奨) 権限

  • データを表示および処理するために事前定義された粒度の細かい許可。

  • 個々のロールにまとめることができます。

  • 権限に加えて、個別の許可や割り当てが必要になるタスクもあります。

  • RPA Manager から Anypoint Access Management への移行後は非推奨となります。

次の例の権限の目的は名前から推測できます。

  • Process Automation Open (プロセス自動化のオープン)

  • Project Management (プロジェクト管理)

  • Process Evaluation Approval to a Project Manager (プロジェクトマネージャーへのプロセス評価承認)

  • Open Evaluation Templates (評価テンプレートのオープン)

  • Builder Usage (Builder の使用)

  • Create Global Variables (グローバル変数の作成)

  • Edit Evaluation Templates (評価テンプレートの編集)

  • Change Project Manager (プロジェクトマネージャーの変更)

  • Upcoming Process Changes Administration (予定されているプロセスの変更の管理)

RPA の権限

  • ロールのような権限

  • 権限に加えて、個別の許可や割り当てが必要になるタスクもあります。

次の例の権限の目的は名前から推測できます。

  • RPA Automations Designer (RPA 自動化デザイナー)

  • RPA Performance Analyzer

Roles (ロール)

  • 権限の組み合わせ。

  • ユーザーは複数のロールを持つことができます。

  • RPA Manager から Anypoint Access Management への移行後は非推奨となります。

[Business User (ビジネスユーザー)]​ ロールには、​[Activity Library Administration (アクティビティライブラリの管理)]​、​[Activity Library Open (アクティビティライブラリのオープン)]​、​[Dashboard Open (ダッシュボードのオープン)]​、​[Process Automation Open (プロセス自動化のオープン)]​、​[Process Recording (プロセスのレコーディング)]​ 権限が含まれる可能性があります。

Assignments (割り当て)

  • プロジェクトのライフサイクルのフェーズに有効な許可。

  • ユーザーはプロジェクトの責任を引き受けることができます。

  • 割り当ては権限と組み合わされます。

  • センターオブエクセレンス​としてマークされているユーザーグループに含まれるユーザーの場合、プロセスの自動化を開始するには、​「Process Create (プロセスの作成)」​権限が必要です。

  • RPA 開発者には、新しく設計されたプロセスのうちどのプロセスを構築できるのかを確認するために​「Process Automation Open (プロセス自動化のオープン)」​権限が必要です。​「Builder Usage (Builder の使用)」​権限と、チームメンバーとして RPA Builder でのプロセスの実装を作業するためにビルドフェーズの権限が必要です。RPA Manager でテストを実行する前にまず上級 RPA 開発者がビルドをチェックする必要がある場合、プロジェクトマネージャーは高度な権限​「テストにリリース」​を割り当てることができます。

Individual Permission (個々の権限)

  • セキュリティ関連プロセス要素の権限。

  • 要素作成時に選択されたユーザーにのみ付与されます。

ログイン情報は、作成時に選択したユーザーのみが使用できます。

Transferred Permission (移行される権限)

  • API キーは、REST API でタスクを完了するために ID と権限セットが使用されるユーザーに割り当てられます。

  • API キーには有効期限があります。

API キーは、RPA Manager の呼び出し可能な設定がコンポーザーフローに含まれる場合に必要となります。