コストと節約額の分析

プロセスの自動化に関するすべての経費を入力します。プロセスを手動実行するコストと、すでに自動的に実行されているプロセスの数、そしてこれから毎月実行されるプロセス数に基づいて、プロセスの毎月の​純利益​と、想定される​損益分岐点​が計算されます。

始める前に

  • 組織のアクセス管理の管理者に必要な権限を割り当ててもらうよう依頼してください。

    アクション RPA 権限 非推奨の RPA 権限

    [財務分析]​ ビューを開いて、自分がメンバーであるプロセスチームのすべてのプロセスを表示する。

    RPA Performance Analyzer (RPA パフォーマンスアナライザー)、RPA Operations Manager (RPA 操作マネージャー)、RPA Administrator (RPA 管理者)

    Finance Analysis Open (財務分析のオープン)

    [財務分析]​ ビューを開いて、すべてのチームのすべてのプロセスを表示する。

    RPA Performance Analyzer (RPA パフォーマンスアナライザー)、RPA Operations Manager (RPA 操作マネージャー)、RPA Administrator (RPA 管理者)

    Global Finance Analysis View (グローバル財務分析の表示)

    財務分析を編集し、コストエントリを追加/編集し、減価償却期間を変更する。

    RPA Performance Analyzer (RPA パフォーマンスアナライザー)、RPA Operations Manager (RPA 操作マネージャー)、RPA Administrator (RPA 管理者)

    Finance Analysis Edit (財務分析の編集)

  • データシートの ​[プロセスコスト]​ タブに次の値が設定された状態で、プロジェクトが ​Process Automation​ モジュールに存在する必要があります。

    • プロセスの手動実行あたりのコスト

    • 毎月のプロセスの手動実行頻度

  • 財務分析には次の値が必要です。

    • 毎月の実際のプロセス実行数と想定されるプロセス実行数。

    • 人間が実行した場合のプロセス実行コスト

    • MuleSoft RPA ソリューションを取得するための初期投資額と他のすべての投資額。

    • 初期投資と他のすべての投資の減価償却に要する期間

    • プロセス自動化の月次運営コスト

分析データの追加

プロセス自動化による毎月の​純利益​と想定される​損益分岐点​を計算するためのデータを入力します。

[財務分析: コスト入力]​ パネルに入力されたデータは、ここには表示されない値 (毎月の実際のプロセス実行数と​プロセスの手動実行あたりのコスト​) と合わせて、​[損益分岐分析]​ と ​[コスト評価]​ のグラフの曲線形状を決定します。

自動化の利益を最大限に高めるために変更が必要な領域を分析するための入力オプションも使用できます。

変更はグラフに表示されますが、データを保存したときには詳細ビューにのみ保存されます。

投資を追加する

新しい投資が発生したらすぐに追加します。初期投資は、プロセスデータシートからコピーされます。

  1. Process Operations​ モジュールの ​[財務分析]​ ビューで、投資を追加する​プロセス​の行にある ​[財務分析]​ をクリックします。

  2. [財務分析: コスト入力]​ パネルで ​[投資を追加]​ をクリックします。

  3. [財務分析: コスト入力]​ フォームにデータを入力します。

    • 開始​:

      カレンダーアイコンをクリックして、投資が行われた月と年を選択します。

    • 合計投資額​:

      投資額を入力します。

    • 減価償却期間 (月)​:

      投資の減価償却期間を月数で指定します。

  4. [OK]​ をクリックします。

  5. [保存]​ をクリックします。

運営コストを追加する

指定月の月次運営コストは、それぞれ、指定月の月次運営コストの合計です。以前に入力した運営コストは、それぞれ、次に入力される運営コストの前月まで有効です。つまり、新しい運営コストによって古い値が上書きされます。

初期運営コストは、プロセスデータシートからコピーされます。

運営コストを変更すると、損益分岐点の日付が変更されます。

  1. Process Operations​ モジュールの ​[財務分析]​ ビューで、投資を追加する​プロセス​の行にある ​[財務分析]​ をクリックします。

  2. [財務分析: コスト入力]​ パネルで ​[運営コストの変更を追加]​ をクリックします。

  3. [財務分析: コスト入力]​ フォームにデータを入力します。

    • 開始​:

      カレンダーアイコンをクリックして、投資が行われた月と年を選択します。

    • 運営コスト​:

      新しい月次運営コストを入力します。

  4. [OK]​ をクリックします。

  5. [保存]​ をクリックします。

毎月のプロセス実行数の予測

今月以降に自動的に実行されるプロセスの数の予測です。この値の初期値は、これまで毎月手動実行されていたプロセス数 (毎月のプロセスの手動実行頻度) と同じですが、いつでも調整できます。

過去の経験に基づいて、想定される毎月のプロセス実行数を再見積りして、損益分岐点の時期をできる限り正確に予測します。

表示される月数を設定する

マウスで ​[月数]​ スライドコントロールを動かして、グラフの X 軸に表示したい月数に設定します。

財務分析を表示する

[損益分岐分析]​ と ​[コスト評価]​ のグラフを表示します。

  1. Process Operations​ モジュールの ​[財務分析]​ ビューで、表示する​プロセス​の行にある ​[財務分析]​ をクリックします。