Salesforce Data Cloud - 追加設定情報 - Mule 4

OAuth 2.0 キーストアファイルを生成するように Salesforce Data Cloud 用 Anypoint Connector (Salesforce Data Cloud Connector) を設定します。

キーストアファイルの生成

Salesforce Data Cloud Connector は、Bouncy Castle 暗号ライブラリを使用して、キーストアから証明書を読み込み、認証要求のペイロードに署名します。

Bouncy Castle ライブラリには、BKS-V1 キーストアファイル種別に関連する 脆弱性 (CVE-2018-5382)Leaving the Site​ があるため、 Bouncy Castle で提案されるソリューションLeaving the Site​に記載されているように BKS-V1 キーストアファイルは使用しないでください。デフォルトでは、Salesforce Data Cloud Connector は JKS または PKCS12 キーストアを使用します。

JKS キーストアファイルを生成する手順は、次のとおりです。

  1. Mule ワークスペースに移動し、オペレーティングシステムに合わせてターミナルまたはシェルアプリケーションを開きます。

  2. 次のコマンドを入力します。

    keytool -genkeypair -alias salesforce-cert -keyalg RSA -keystore salesforce-cert.jks
  3. 次の情報を入力します。

    • キーストアのパスワード

    • 自身の姓名

    • 自身の組織単位

    • 都道府県と 2 文字の国コード

      システムが、ワークスペースに非公開キーと公開キーのペアが含まれる Java キーストアファイル (JKS 形式) を生成します。

  4. コネクタ設定でキーストアのファイルパスを指定します。

    次のコマンドを入力します。

    keytool -exportcert -alias salesforce-cert -file salesforce-cert.crt -keystore salesforce-cert.jks

    システムが、キーストアからワークスペースに公開鍵をエクスポートします。これは、Salesforce インスタンスに入力する公開キーです。

  5. ワークスペースにキーストア (​salesforce-cert.jks​) と公開キー (​salesforce-cert.crt​) の両方のファイルがあることを確認します。

次のステップ

コネクタの設定が完了したら、​『例』​を試すことができます。