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Monitoring API ManagerSAP Connector をインストールし、Anypoint Studio でコネクタを設定します。 まず、SAP から取得した SAP Java Connector (JCo) ライブラリをインストールします。これで、1 つ以上の SAP Connector 操作を含むアプリケーションを作成できます。Studio を使用すると、アプリケーションを作成して、そのアプリケーションにブラウザーからアクセスできます。
Anypoint Studio で SAP Connector を設定する手順は、次のとおりです。
コネクタを Mule プロジェクトに追加します。
SAP Connector を設定します。
コネクタの入力元を設定します。
SAP Connector を Mule プロジェクトに追加して、XML コードにコネクタの名前空間およびスキーマの場所を自動的に入力し、プロジェクトの pom.xml
ファイルに必須の連動関係を追加します。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[(X) Search in Exchange ((X) Exchange 内を検索)] をクリックします。
[Add Dependencies to Project (連動関係をプロジェクトに追加)] ウィンドウで、検索項目に「sap
」と入力します。
[Available modules (使用可能なモジュール)] で [SP Connector] をクリックします。
[Add (追加)] をクリックします。
[Finish (完了)] をクリックします。
Studio でコネクタを Mule プロジェクトに追加しても、Studio ワークスペースの他のプロジェクトはそのコネクタを使用できません。
Anypoint Studio で [Mule Palette (Mule パレット)] をクリックして、「sap
」と入力します。
操作を選択します。
SAP からオブジェクトが送信されたときにアプリケーションを開始する場合、次のいずれかの操作を選択し、操作を Studio キャンバスの [Source (ソース)] 領域にドラッグします。
Document source は IDoc の変更をリスンします。IDoc が変更されると、アプリケーションが実行されます。
Function source は SAP 関数モジュールの変更をリスンします。対象の関数モジュールが変更されると、アプリケーションが実行されます。
項目値については、「SAP Connector リファレンス」を参照してください。 Document source 操作または Function source 操作を選択した場合は、次のセクションに進んで SAP ライブラリをインストールします。
代わりに、HTTP リスナーやスケジューラーなど、このコネクタの入力元を設定して、操作を Studio キャンバスにドラッグすることもできます。
HTTP リスナーを使用すると、ブラウザーからアプリケーションを開始できます。スケジューラーは特定の時間にアプリケーションを開始します。
SAP ライブラリをインストールします。
Mule プロジェクトで SAP ライブラリを使用するには、まずライブラリをコンピューターにダウンロードする必要があります。Anypoint Studio では 3 つのライブラリを変換せずに直接使用できます。ライブラリをダウンロードするには、SAP ID が必要です。
各ライブラリのファイル種別は、オペレーティングシステムによって異なります。
OS | ファイル種別 |
---|---|
Windows |
|
Mac OS |
|
Linux |
|
SAP Connector では、SAP JCo ライブラリバージョン 3.0.x および 3.1.x がサポートされています。 |
ライブラリをインストールしたら、グローバル要素プロパティをカスタマイズして、接続をテストできます。
SAP Connector を Studio にインストールして、コネクタを Mule プロジェクトに追加したら、ライブラリを設定します。
フローでコネクタをダブルクリックします。
[Connector Configuration (コネクタ設定)] 項目の右にあるプラス記号 (+) をクリックします。
次の画面が表示されます。
[Add Dependency (連動関係を追加)] をクリックします。
[Install (インストール)] をクリックします。
[Install (インストール)] メニューで、[Browse (参照)] をクリックして、ライブラリファイルを見つけます。
一意のグループ ID、アーティファクト ID、バージョンを指定します。
[Finish (完了)] をクリックするか、キャンセルする場合は、[Remove Dependency (連動関係を削除)] をクリックします。
[Add Dependency (連動関係を追加)] をクリックします。
[Install (インストール)] をクリックします。
[Install (インストール)] メニューで、[Browse (参照)] をクリックして、ライブラリファイルを見つけます。
一意のグループ ID、アーティファクト ID、バージョンを指定します。
[Finish (完了)] をクリックするか、キャンセルする場合は、[Remove Dependency (連動関係を削除)] をクリックします。
[Add Dependency (連動関係を追加)] をクリックします。
[Install (インストール)] をクリックします。
[Install (インストール)] メニューで、[Browse (参照)] をクリックして、ライブラリファイルを見つけます。
MacOS では、JCO バージョン 3.1.2 以降、ネイティブライブラリの拡張子が jnilib
から dylib
に変更されました。
ローカルマシンからライブラリをインストールした後:
[Shared Folder (共有フォルダー)] ウィンドウの一番下に移動します。
[Any (任意)] を選択して、dylib
ネイティブライブラリを選択します。
[Install file into local repository (ローカルリポジトリにファイルをインストール)] ウィンドウで、次の項目の値を入力します。
Group ID (グループ ID)
Artifact ID (アーティファクト ID)
Version (バージョン)
一意のグループ ID、アーティファクト ID、バージョンを指定します。
[Finish (完了)] をクリックするか、キャンセルする場合は、[Remove Dependency (連動関係を削除)] をクリックします。
ライブラリのインストールが終了したら、正常にインストールされた各ライブラリに緑色のチェックマークが付いた次のような設定画面が表示されます。
SAP ログインにサインインして必要な情報を取得し、「Studio での設定」の説明に従って、残りの [Global Element Properties (グローバル要素のプロパティ)] 項目を設定します。
[Test Connection (接続をテスト)] をクリックして、ログイン情報が正しいことを確認します。
Mule プロジェクトに複数の SAP Connector インスタンスがある場合、グローバル SAP 要素を作成できます。SAP Connector オブジェクトには、SAP サーバーに接続できるようにする設定プロパティが保持されています。
SAP Connector の設定を作成する手順は、次のとおりです。
[Global Elements (グローバル要素)] セクションに移動し、[Create (作成)] をクリックします。
[Connector Configuration (コネクタ設定)] セクションで [SAP Inbound (SAP インバウンド)] または [SAP Outbound (SAP アウトバウンド)] のいずれかを選択します。
[General (一般)] タブペインで、SAP 接続を定義するのに必要なパラメーターを入力します。これは、SAP システム管理者が提供できます。
SAP グローバル要素プロパティにより、接続プロパティを定義したり、必要な SAP 連動関係をプロジェクトに追加したりできます。
SAP Connector では、使いやすいように最も一般的なプロパティのみがコネクタパラメーターとして表示されます。[Properties (プロパティ)] パネルにリストされていないプロパティを設定するには、「拡張プロパティの定義」トピックを参照してください。
最低限定義する必要のある属性は次のとおりです。
項目 | 説明 |
---|---|
Application Server Host (アプリケーションサーバーホスト) |
SAP エンドポイント。 |
Username (ユーザー名) |
認証された SAP ユーザーのユーザー名。 |
Password (パスワード) |
認証された SAP ユーザーのパスワードログイン情報。 |
System Number (システム番号) |
SAP システムに接続するために使用されるシステム番号。 |
Client (クライアント) |
SAP システムに接続するために使用される SAP クライアント ID (通常は数値)。 |
Login Language (ログイン言語) |
SAP 接続で使用される言語。たとえば、英語の場合は |
プロパティプレースホルダー構文は簡単かつ再利用可能な方法であるため、この方法を使用してログイン情報を読み込むことをお勧めします。
SAP インスタンスへの接続が正しいことを確認するには、[Test Connection (接続をテスト)] をクリックします。ログイン情報が正しければ、Test Connection Successful
というメッセージが表示されます。
問題を確認するため、アプリケーションログを次の方法で表示できます。
アプリケーションを Anypoint Platform から実行している場合、出力は Anypoint Studio のコンソールウィンドウに表示される。
コマンドラインから Mule を使用してアプリケーションを実行している場合、アプリケーションログは OS コンソールに表示される。
アプリケーションのログファイル (log4j2.xml
) でログファイルパスがカスタマイズされていない場合、デフォルトの場所 MULE_HOME/logs/<app-name>.log
でアプリケーションログを表示することもできます。
Studio でこのコネクタを設定したら、「追加設定情報」トピックで設定に関する他のトピックを参照してください。