Flex Gateway新着情報
Governance新着情報
Monitoring API ManagerAnypoint Studio (Studio) エディターは、Mule アプリケーション、プロパティ、および設定ファイルの設計と更新に役立ちます。
Studio でコネクタを追加および設定する手順は、次のとおりです。
Studio で初めてコネクタを設定する場合は、「Anypoint Studio を使用したコネクタの設定」を参照してください。
Studio で、コネクタを追加および設定する新しい Mule プロジェクトを作成します。
Studio で、[File (ファイル)] > [New (新規)] > [Mule Project (Mule プロジェクト)] を選択します。
Mule プロジェクトの名前を入力して、[Finish (完了)] をクリックします。
SAP S/4HANA SOAP Connector を Mule プロジェクトに追加すると、XML コードにコネクタの名前空間とスキーマの場所が自動的に入力され、プロジェクトの pom.xml
ファイルに必要な連動関係が追加されます。
Studio で Mule プロジェクトを作成します。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[(X) Search in Exchange ((X) Exchange 内を検索)] をクリックします。
[Add Modules to Project (モジュールをプロジェクトに追加)] で、検索項目に「SAP S/4HANA SOAP
」と入力します。
[Available modules (使用可能なモジュール)] で SAP S/4HANA SOAP Connector 名をクリックします。
[Add (追加)] をクリックします。
[Finish (完了)] をクリックします。
Studio でコネクタを Mule プロジェクトに追加しても、Studio ワークスペースの他のプロジェクトはそのコネクタを使用できません。
入力元は、指定された条件が満たされたときにフローを開始します。次の入力元のいずれかを SAP S/4HANA SOAP Connector で使用するように設定できます。
受信 SAP S/4HANA SOAP アウトバウンドメッセージをリスンするアウトバウンドメッセージリスナー
設定されているホストとポートで要求を受信するたびにフローを開始する HTTP リスナー
時間ベースの条件が成立した時点でフローを開始する Scheduler
たとえば、HTTP リスナーを設定する手順は、次のとおりです。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで、[HTTP] > [Listener (リスナー)] を選択します。
[Listener] を Studio キャンバスにドラッグします。
[Listener] タブで、必要に応じて [Display Name (表示名)] 項目の値を変更します。
[Path (パス)] 項目の値を指定します。
[Connector configuration (コネクタ設定)] 項目の横にあるプラス記号 (+) をクリックして、アプリケーション内のすべての HTTP Listener
インスタンスで使用できるグローバル要素を設定します。
[General (一般)] タブで、接続情報を指定します。
[TLS] タブで、必要に応じて TLS 情報を指定します。
[Advanced (詳細)] タブで、必要に応じて再接続戦略を含む再接続情報を指定します。
[Test Connection (接続をテスト)] をクリックして、Mule が特定のサーバーに接続できることを確認します。
[OK] をクリックします。
フローにコネクタの操作を追加すると、そのコネクタで実行する特定の操作をすぐに定義できます。
SAP S/4HANA SOAP Connector の操作を追加する手順は、次のとおりです。
[Mule Palette (Mule パレット)] ビューで [SAP S4 HANA SOAP] を選択してから、希望する操作を選択します。
その操作を Studio キャンバスの入力元の右にドラッグします。
Mule アプリケーションで SAP S/4HANA SOAP Connector を使用するには、アプリケーションの SAP S/4HANA コネクタ操作で使用するためにグローバル SAP S/4HANA 設定要素を設定できます。
プロジェクトの src/main/resources
フォルダーにある設定ファイル mule-artifact.content
のプレースホルダー値を配置できます。
ログイン情報をグローバル設定コンテンツに入力するか、ログイン情報の値が含まれる設定ファイルを参照することができます。 メンテナンスをシンプルにして、プロジェクトを再利用しやすくするために、設定ファイルを使用することをお勧めします。これらの値を別個のファイルに保存しておくと、アクセスログイン情報が異なる場合があるさまざまな環境 (本番、開発、QA など) にデプロイする必要がある場合に便利です。
コネクタを設定する場合、最適なのはアプリケーション内のそのコネクタのすべてのインスタンスで使用できるグローバル要素を設定することです。グローバル要素を設定するには、コネクタが対象 SAP S/4HANA システムにアクセスするための認証ログイン情報を提供する必要があります。SAP S/4HANA コネクタは、基本認証と OAuth 2.0 クライアントログイン情報認証の両方をサポートします。
SAP S/4HANA SOAP Connector のグローバル要素を設定する手順は、次のとおりです。
プロジェクトで、キャンバスの下部にある [Global Elements (グローバル要素)] タブをクリックします。
[Global Configuration Elements (グローバル設定要素)] 画面で、[Create (作成)] をクリックします。
[Choose Global Type (グローバル種別を選択)] ウィザードで、[Connector Configuration (コネクタ設定)] を展開し、[SAP S/4HANA SOAP Config (SAP S/4HANA SOAP 設定)] を選択して [OK] をクリックします。
[General (一般)] タブの [Connection (接続)] ドロップダウンから接続認証を選択します。
選択した接続種別で必要な情報を入力して [OK] をクリックします。
[Test Connection (接続をテスト)] をクリックして、アクセスログイン情報が正しいことを確認します。
[Addressing] タブをクリックして、次の値を設定します。
Studio 項目 | 説明 |
---|---|
Version (バージョン) |
WS-Addressing バージョン。何も指定されていない場合、コネクタでは設定の値が使用されます。 |
From (送信元) |
メッセージの送信元となるエンドポイントの参照。何も指定されていない場合、コネクタでは設定の値が使用されます。 |
[Advanced (詳細)] タブをクリックして、次の値を設定します。
Studio 項目 | 説明 |
---|---|
Discovery Service Enabled (検出サービス有効化) |
サービス検出の機能の切り替え。無効になっている場合、サービス検出相対パスが適用されません。 |
Discovery Service Path (検出サービスパス) |
自動サービス検出に使用するベース URL からサービスへの相対パス |
Service directory (サービスディレクトリ) |
すべての SAP サービスの共通 HTTP ディレクトリ。このパラメーターを空白にして、[unlisted services (リストされていないサービス)] リストで各サービスの HTTP ディレクトリを個別に指定することもできます。 |
Unlisted services (リストされていないサービス) |
検出されたサービスのリストに追加するサービスのリスト |
Service discovery resolution timeout (サービス検出解決タイムアウト) |
サービス検出の接続タイムアウト |
Service discovery timeout unit (サービス検出タイムアウト単位) |
サービス検出解決タイムアウト設定で使用する時間単位 |
Default headers (デフォルトヘッダー) |
送信される各要求に含めるカスタムヘッダー |
Default query parameter (デフォルトクエリパラメーター) |
送信される各要求に含めるカスタムクエリパラメーター。 |
TLS configuration (TLS 設定) |
TLS configuration (TLS 設定) |
Proxy configuration (プロキシ設定) |
プロキシを介して要求を実行するための設定。 |
[OK] をクリックして、グローバルコネクタ設定を保存します。
[Global Element Properties (グローバル要素のプロパティ)] 画面の [General (一般)] タブで次の情報を入力し、基本認証を設定します。
Service Base URL (サービスベース URL)
管理する SAP S/4HANA インスタンスの URL
Username (ユーザー名)
セッションの初期化に使用するユーザー名。
Password (パスワード)
ユーザーの認証に使用するパスワード
[Global Element Properties (グローバル要素のプロパティ)] 画面の [General (一般)] タブで次の必須情報を入力し、証明書認証を設定します。
Service Base URL (サービスベース URL)
管理する SAP S/4HANA インスタンスの URL
OAuth 2.0 を使用して、ユーザーアカウントをホストするサービスにユーザー認証を委任します。詳細は、「コネクタの OAuth 2.0 の設定」または「CloudHub でのコネクタの OAuth 2.0 の設定」を参照してください。
[Global Element Properties (グローバル要素のプロパティ)] 画面の [General (一般)] タブに次の必須情報を入力して、OAuth 2.0 クライアントログイン情報認証を設定します。
Service base URL (サービスベース URL)
コネクタからアクセスする SAP S/4HANA システムのサービスプロバイダーのベース URL
他のすべてのエンドポイントは、基本 URL から派生します。
Client ID (クライアント ID)
サービスプロバイダーに登録されている OAuth クライアント ID。
Client Secret (クライアントシークレット)
OAuth クライアント ID に対応し、サービスプロバイダーに登録されている OAuth クライアントシークレット。
[Global Element Properties (グローバル要素のプロパティ)] ダイアログを使用して、SAP S/4HANA SOAP Connector のグローバル要素を設定します。
プロジェクトで、キャンバスの下部にある [Global Elements (グローバル要素)] タブをクリックします。
[Global Configuration Elements (グローバル設定要素)] 画面で、[Create (作成)] をクリックします。
[Choose Global Type (グローバル種別を選択)] ウィザードで、[Connector Configuration (コネクタ設定)] を展開し、[SAP S/4HANA SOAP Listener Config (SAP S/4HANA SOAP リスナー設定)] を選択して [OK] をクリックします。
[General (一般)] タブで次の値を設定します。
HTTP Listener (HTTP リスナー)
グローバル HTTPS リスナー設定への参照。例:HTTPS_Listener_config
。
SAP S/4HANA システムからアウトバウンドメッセージを受信するには、この設定を HTTPS プロトコルを使用して保護する必要があります。
WSDL Path (WSDL パス)
メタデータキーの解決に使用する WSDL 定義へのパスを指定します。
Encoding (エンコード)
メッセージングで使用する文字エンコード。
[OK] をクリックして、グローバルコネクタ設定を保存します。
複数のソースで同じパスを共有することもできますが、同じパスを共有している複数のソースが同じメッセージ種別をリスンすることはできません。
メッセージ種別のリストは、ソースがリスンできるメッセージ種別を指定します。メッセージ種別は、指定された WSDL 定義から作成されます。メッセージ種別の [ANY (すべて)] は常に存在し、ソースが SAP S/4HANA から送信されるすべてのアウトバウンドメッセージ種別をリスンできるようにします。
SAP S/4HANA SOAP Connector を Studio で使用するための設定が完了したら、「例」トピックで、Studio でのコネクタ設定例を参照してください。