SAP SuccessFactors Connector のバージョン 5.0 へのアップグレードおよび移行

SAP SuccessFactors 用 Anypoint Connector (SuccessFactors Connector) をバージョン 5.x にアップグレードします。

サポートされているアップグレードパス

開始バージョン 終了バージョン

4.x

5.x

このリリースでの変更

SAP SuccessFactors Connector 5.0には次の変更内容が含まれます。

  • 基本認証は非推奨になりました。

  • [OAuth SAML Bearer Assertion Authentication (OAuth SAML ベアラーアサーション認証)] では次のようになりました。

    • 「X.509 証明書からの非公開キー。」​項目と​「認証 URL。」​項目が削除されました。

      キーストアファイルの生成方法についての詳細は、​「キーストアファイルの生成」​を参照してください。

    • [Key store (キーストア)]​ 項目、​[Store password (ストアパスワード)]​ 項目、​[Type (型)]​ 項目、​[Certificate alias (証明書の別名)]​ 項目が追加されました。

    • [Scopes (スコープ)]​ が ​[Advanced (詳細)]​ タブから ​[General (一般)]​ タブに移動されました。

アップグレード前提条件

アップグレードを実行する前に、復元する必要がある場合に備えて、ファイル、データ、および設定のバックアップを作成する必要があります。

アップグレード手順

以下の手順でアップグレードを実行します。

  1. Anypoint Studio で、Mule プロジェクトを作成します。

  2. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで、​[Search in Exchange (Exchange 内を検索)]​ をクリックします。

  3. [Add Dependencies to Project (連動関係をプロジェクトに追加)]​ で、検索項目に「​successfactors​」と入力します。

  4. [Available modules (使用可能なモジュール)]​ で、​[SuccessFactors]​ を選択して ​[Add (追加)]​ をクリックします。

  5. [Finish (完了)]​ をクリックします。

  6. Mule プロジェクトの ​pom.xml​ ファイルで SAP SuccessFactors Connector の連動関係のバージョンが ​5.0.0​ であることを確認します。

Studio はコネクタを自動的にアップグレードします。

アップグレードを確認する

コネクタの最新バージョンをインストールしたら、次の手順に従ってアップグレードを確認します。

  1. Studio の ​[Problems (問題)]​ または ​[Console (コンソール)]​ ビューでエラーがないことを確認します。

  2. プロジェクトの ​pom.xml​ ファイルに問題がないことを確認します。

  3. 接続をテストして、操作が機能することを確認します。

トラブルシューティング

パラメーターのキャッシュおよびメタデータのキャッシュで問題がある場合、Anypoint Studio の再起動をお試しください。

アップグレードの復元

前のバージョンの SAP SuccessFactors Connector に戻す必要がある場合、プロジェクトの ​pom.xml​ で ​sap-successfactors-connector​ 連動関係バージョン ​5.0.0​ を前のバージョンに変更します。

Anypoint Studio でプロジェクトの ​pom.xml​ を更新する必要があります。