Snowflake Connector 1.2 の例 - Mule 4

次の例では、ウォーターマークに基づいてテーブルのすべての行を返します。

この例では一部の項目値に変数を使用しています。次のいずれかを実行できます。

  • コード内で変数を値に置き換える。

  • プロパティファイルで各変数の値を指定しておき、コネクタ設定からそのファイルを参照する。

プロパティファイルの使用方法についての詳細は、​「プロパティプレースホルダーの設定」​を参照してください。

この例を試す前に、Anypoint Studio (Studio) にアクセスし、​[Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューに Snowflake Connector のエントリが表示されていることを確認します。表示されない場合、​「コネクタを Mule プロジェクトに追加する」​の手順に従ってください。

テーブルのすべての行を返す

この例では、​On Table Row​ ソースを使用して、最後に処理されたウォーターマークよりもウォーターマーク値が大きい列を含む行を返す方法を示します。

次のスクリーンショットは、この例のアプリケーションフローを示しています。

On Table Row ソースの Studio フロー

始める前に

  • Java 8、11、または 17

  • Anypoint Studio 7.5 以降

  • Mule Runtime Engine (Mule) 4.3.0 以降

On Table Row ソースの追加

On Table Row​ ソースは、一定間隔でテーブルから選択し、取得した行ごとに 1 つのメッセージを生成します。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューから、​[Snowflake]​ を選択して ​[On Table Row]​ ソースをキャンバスにドラッグします。

  2. [Search properties (検索プロパティ)] ウィンドウで、​[Connector configuration (コネクタ設定)]​ 項目の横にある ​[+]​ をクリックしてグローバル要素を追加します。

  3. 次の値を入力します。

    項目 Value (値)

    Configuration (設定)

    設定の名前。

    Config Ref (設定参照)

    Snowflake_Config

    Table (テーブル)

    USERS

    Watermark Column (ウォーターマーク列)

    CREATION_DATE

    Id Column (ID 列)

    ID

    Since (以降)

    2021-12-14 11:00:00.000

[Transform Message] コンポーネントを追加する

[Transform Message]​ コンポーネントでは、テーブルの行を JSON 形式で出力します。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで ​[Core (コア)]​ を選択して ​[Transform Message]​ コンポーネントを ​[On Table Row]​ の右側にドラッグします。

  2. [Transform Message]​ コンポーネントをクリックして、出力形式を ​application/json​ に設定します。

Logger コンポーネントを追加する

[Logger]​ コンポーネントでは、クエリ結果がコンソールに記録されます。

  1. [Mule Palette (Mule パレット)]​ ビューで ​[Core (コア)]​ を選択して ​[Logger]​ コンポーネントを ​[Transform Message]​ の右側にドラッグします。

  2. 次の値を入力します。

    項目 Value (値)

    Display Name (表示名)

    Logger

    Message (メッセージ)

    payload

    レベル

    INFO (デフォルト)

この例の XML

この例のフローをすばやく Mule アプリケーションに読み込むには、次のコードを Studio XML エディターに貼り付けます。

この例の実行手順

  1. コネクタが設定されていることを確認します。

  2. プロジェクトを保存します。

  3. ターミナルにこのソースの新しいメッセージが表示されます。